正解が頻繁に変わる時代
自分のために生きる。
そう口にすると、
多くの場合、
人は眉をひそめる。
その反応を受け取ると、
自分が何か
規約違反でもしたような
感覚に陥る。
社会の中で
「正しさ」が
共有されているほど、
そこから
外れる行動は目立つ。
2026年。
世界は相変わらず忙しい。
正解は
頻繁に更新される。
昨日までの正解が、
今日は不正解になったりする。
それは、
大きな夢を掲げることでも、
人生を作り替えることでもない。
今日は行かない。
今はやらない。
それは必要ない。
それだけで十分な場合もある。
いちいち
立ち止まり、
理由など並べない。
周囲が気づいたとき、
もう話は終わっている。
一方で。
「みんなそうだよ」
この言葉が、
今日の正解となる日がある。
それ、
本当は誰の言葉なのだろう。
その「みんな」に、
自分の心まで
預けてはいないだろうか。
その言葉のせいで
自分の心を
押し殺してはいないだろうか。
心に従わない選択は、
少しずつ蝕む。
そしていつか、
自分の呼吸を
奪うかもしれない。

