心リハ学会と心リハ指導士試験がやってくる!新人PTが今から知っておきたいこと
循環器領域で働いていると、この時期になると毎年話題になるのが「心リハ学会」と「心リハ指導士試験」です。
新人PTの方の中には、
「学会って何をするの?」
「心リハ指導士ってどんな資格?」
と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、これから循環器領域で活躍したい新人PT向けに、心リハ学会と心リハ指導士試験について紹介します。
7月17日〜7月19日は日本心臓リハビリテーション学会
2026年7月17日〜7月19日に、千葉県・幕張メッセで「日本心臓リハビリテーション学会学術集会」が開催されます。
この学会には全国から、
医師
理学療法士
看護師
臨床検査技師
管理栄養士
薬剤師
など、多職種の医療従事者が集まり、心臓リハビリテーションに関する最新の知見を学びます。
学会では、
最新の研究発表
症例報告
教育講演
シンポジウム
ハンズオンセミナー
などが行われます。
新人PTにとっては、
「今、循環器領域では何が注目されているのか」
「他施設ではどのようなリハビリを行っているのか」
を知ることができる貴重な機会です。
また、多職種との交流や情報交換ができるのも学会ならではの魅力です。
学会が終わると、いよいよ心リハ指導士試験
学会最終日の翌日である7月20日には、
心臓リハビリテーション指導士認定試験
が実施されます。
心リハ指導士は、循環器領域で専門的な知識と技術を身につけ、安全で質の高い心臓リハビリテーションを提供できる医療従事者として認定される資格です。
理学療法士だけではなく、
医師
看護師
臨床検査技師
管理栄養士
薬剤師
など、多くの職種が受験しています。
循環器領域で長く活躍したい方にとって、取得を目指したい資格の一つです。
試験ではどんなことが出題される?
試験範囲は非常に幅広く、心臓リハビリ全体を理解していることが求められます。
主な出題内容は、
心不全
虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症)
弁膜症
大血管疾患
不整脈
心電図
心肺運動負荷試験(CPX)
運動生理学
運動処方
薬物療法
心エコー
ガイドライン
二次予防
栄養管理
心理・社会面への支援
多職種連携
安全管理・リスク管理
診療報酬
など多岐にわたります。
単なる暗記だけではなく、「なぜその評価や治療を行うのか」を理解していることが重要になります。
合格するための勉強法
範囲が広い試験だからこそ、効率よく学習することが大切です。
おすすめの勉強法は、
① ガイドラインで基本を理解する
② 心リハ関連の教科書で知識を整理する
③ 過去の出題傾向を確認する
④ 苦手分野を重点的に復習する
⑤ 心電図やCPXは毎日少しずつ学習する
という流れです。
また、臨床で担当した患者さんを思い浮かべながら勉強すると、知識が定着しやすくなります。
おすすめの書籍
心リハ指導士試験対策では、次のような書籍がよく活用されています。
『心臓リハビリテーション必携』
『心臓リハビリテーション標準プログラム』
『心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン』
CPX(心肺運動負荷試験)の解説書
心電図の基礎書
これらは試験対策だけでなく、日々の臨床でも役立つ内容が多く、繰り返し読み返したい一冊です。
まとめ
7月17日〜19日は、千葉県・幕張メッセで開催される日本心臓リハビリテーション学会。
そして、その翌日の7月20日には心臓リハビリテーション指導士認定試験が行われます。
新人PTのうちは「まだ先の話」と感じるかもしれません。しかし、日頃から心不全や運動療法、CPX、心電図などを少しずつ学んでおくことで、将来の試験対策だけでなく、臨床力の向上にもつながります。
資格取得はゴールではなく、患者さんへより良い心臓リハビリテーションを提供するためのスタートラインです。
今年受験される皆さんのご健闘をお祈りしています。そして新人PTの皆さんも、ぜひ学会や指導士という目標を意識しながら、日々の臨床で一歩ずつ知識と経験を積み重ねていきましょう。
