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下肢閉塞性動脈硬化症(LEAD)って?🦵(新人PT・患者向け)


〜「足の血管の病気」は、全身のSOS〜

歩くと足が痛くなる」「休むと楽になる
そんな症状、年齢のせいだと思っていませんか?

それ、LEAD(Lower Extremity Artery Disease)
日本語では下肢閉塞性動脈硬化症かもしれません。

LEADは足だけの病気ではなく、心臓や脳の病気とも深く関係する全身疾患です。





LEADってどんな病気?


動脈硬化によって
足の血管が狭く・詰まり、血流が不足する病気です。

▶ 血液=酸素や栄養
▶ 血流低下=筋肉が酸欠状態

その結果、歩行時に痛みやだるさが出現します。



代表的な症状


① 間欠性跛行(かんけつせいはこう)
•歩くと
 → ふくらはぎ・太もも・お尻が痛い
•休むと
 → 痛みが軽減・消失
•また歩くと
 → 再び痛みが出る

※とてもLEADに特徴的な症状です。


② 進行すると…
• 安静時でも足が痛い
• 足が冷たい、しびれる
• 傷が治らない
• 皮膚の色が悪い、壊死

👉 重症化すると足を失うリスクもあります。




原因・リスク因子


LEADの多くは動脈硬化が原因。

特に関係が深いのは👇
• 喫煙(最大のリスク)
• 糖尿病
• 高血圧
• 脂質異常症
• 高齢
• 運動不足

👉 心筋梗塞・脳梗塞と同じリスク因子です。




なぜ「怖い病気」なのか?


LEADの患者さんは…
• 心筋梗塞
• 脳梗塞
• 心血管死亡

👉 発症リスクが非常に高いことが分かっています。

つまり、
「足の症状=全身の動脈硬化が進んでいるサイン」。




検査方法


◼️ ABI(足関節上腕血圧比)
・足と腕の血圧を比べる検査
 ABI<0.90でLEADを疑う

◼️ CAVI
・動脈硬化の進行度を数値で評価する検査
 値が高いほど動脈が硬く、将来的な動脈硬化性疾患のリスクを示す。

簡便・非侵襲的で
👉 スクリーニングに最適




治療の基本方針



① 生活習慣の改善
• 禁煙 🚭(最重要)
• 運動習慣
• 食事療法


② 薬物療法
• 抗血小板薬
• 血管拡張薬
• 脂質・血圧・血糖管理


③ 運動療法(とても重要)

特に監視下運動療法はエビデンスが強いです。

ポイント
• 痛みが出る手前〜軽度の痛みまで歩く
• 休憩を挟みながら繰り返す
• 週3回以上、30〜45分

👉 歩行距離・QOLが改善します。




理学療法士の視点から



LEADのリハビリは
「歩行練習」だけではありません。
• 全身持久力の改善
• 下肢筋力・バランス
• フットケア指導
• 心血管リスク管理
• 生活指導・セルフケア教育

👉 心リハ・内部障害リハとの連携が非常に重要です。




まとめ



✔ LEADは「足の血管の病気」
✔ しかし実態は「全身の動脈硬化」
✔ 心筋梗塞・脳梗塞のハイリスク
✔ 早期発見と運動療法がカギ

「歩くと足が痛い」は、体からの大事なサイン。
見逃さないことが、命を守ることにつながります。


次回は"深部静脈血栓症(DVT)"について解説していきます!

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