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【モノカキングダム】きいてみて

聞こえる。

私の「こえ」が聞こえる。

今となってはこの「こえ」に耳を傾ける余裕が出てきた。

でも、かつては仕事と家庭の両立に精一杯で

私の「こえ」に耳を傾ける余裕がなかった。

そして、気が付けば体調を崩し寝込む日々がやってくる。

大人になって、社会人になって、いろいろと責任を持つ。

仕事では重要な役を任されるようになり、やりこなすことに精一杯。

家に帰ると家内が荒れないように掃除をする。

ほぼ毎日、掃除機をかけていた。

こうして振り返ると、かつての私はなんとも完璧主義だった。

仕事も家庭も完璧にこなす。

そのことに快感を得ていたと思う。

しかし、自分自身のことがおろそかになりがちだった。

体調管理ができず、結果、仕事も家庭も投げ出すことになる。

…本末転倒ではないか。

そう気づいた。

いや、遅すぎではないか、と思ったけど気付けて良かった。

私の「こえ」

耳を傾けると結構正直に伝えてくる。

調子の悪いところや、痛いところ、

したくないことや、したいこと。

そういう声に耳を傾けるようになってからは

私の生活が一変した。

ちょっとでも体に無理をさせていると感じたら

すぐにお布団に行くようになった。

ご飯を作る体力が残っていない時は

旦那に甘えることを覚えた。

寝たいときは寝たいだけ寝る。

すると、起き抜けの体の軽さに驚いたり。

今までのあの、きつさは何だったんだろう…。

無理してきた自分を呪う気持ちがありつつも

自身の体を労わることができるようになった

自分を褒めてあげたい気持ちもある。

また、体調とは別に自分のしたいことに正直に生きることができるようになった。

ライティングをしたいと思い、今年からnoteに文章を投稿し始めた。

趣味を後回しにしていることに気づき、我慢していたアニメ鑑賞と読書を毎日するようになった。

引きこもりを楽しみたい時には、無理して外に出ず家にあるものでやりくりする術を身につけた。

今年、やっと充実した日々を送り始めた実感がある。

私のように我慢して生きている人は少なからずいるだろう。

誰もが自分の「こえ」を聞くことができれば

皆、自分を労わり幸せになれるだろう。

自分の「こえ」に正直に生きる、このご時世なかなか難しいのかもしれない。

しかし、そんな人にも私は伝えたい。

ほんの一回、あなたの「こえ」を聞いてあげて。

ちょっとした、些細な気持ちを汲んであげてほしい。

その一回で、張り詰めていた心が軽くなるから。

私はその一つの行動で救われた。

その経験を1人でも多くの人に味わってほしい。

あなたの「こえ」

きっと、あなたに聞いて欲しがってる。

(1048字)




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