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私がWest Coast Soundにたどり着くまで

私が音楽に夢中になった頃は、今みたいに「聴きたい!」と思った曲を、すぐに聴ける時代ではありませんでした。

しかも私が好きだったのは洋楽。

新しい曲を知るきっかけといえば、限られたFM番組だったり、お店で流れている有線だったり。

「あ、この曲好き!」

と思ったら、曲名と誰が歌っているのかを覚えておくか、取り敢えずレコード店へ。

輸入レコード店にもよく通いました。

今みたいに簡単に試聴なんてできないから、ジャケットを見て、

「なんか良さそう」

と、それだけで買ってしまう“ジャケ買い”もけっこうしました(笑)

そのうち貸しレコード店が流行り始めて、私はそこでアルバイトもしました。

お店のレコードを家に持って帰って聴いて、次の日にはちゃんと返す。

今思えば、音楽好きの私にはなかなか楽しいアルバイトでした。

その頃から、テレビでも海外のミュージシャンを映像で見られるようになりました。

『ベストヒットUSA』や、その後のMTV。

雑誌やレコードでしか知らなかったミュージシャンが動いてる!

もう夢のようで、テレビにかじりついて見ていました。

そして、大好きなミュージシャンが来日すると聞けば、今度はチケットを取るのに必死(笑)

電話予約なら、

「お願い!つながって〜!」

と受話器を握りしめる。

何時間も並んでチケットを取ったこともありました。

ライブのチケットは、3,000円くらいだったでしょうか。

今考えると安いけれど、当時の私には決して小さなお金ではありませんでした。

それでも、行きたかったんですよね。

Cheap Trickのようなロックも聴いたし、ELOにも夢中になり、Billy Joelも聴いた。

その一方で、もっと柔らかくて、メロディーがきれいで、ハーモニーが心地いい曲にも、どんどん惹かれていきました。

少し遡って、America、Eagles、Bee Gees。

そして、そこからさらに広がっていった音楽。

今になって好きだった曲を並べてみると、

「ああ、ここだったんだ」

と思います。

私がずっと好きだった音の真ん中にあったもの。

その一つが、アメリカ西海岸から聞こえてきた音楽でした。

でも当時の私は、

「West Coast Soundが好き」

なんて言っていたわけではありません。

AORもYacht Rockも、そんな括りを考えながら聴いた記憶はありません。

曲を聴いて、

「好き!」

ただ、それだけ(笑)

Instagramを始めてから、ストーリーで昔好きだった曲を一曲ずつ紹介しています。
そのたびに昔の曲を改めて聴き直すようになりました。

すると、これが面白いんです。

「あ、この人とこの人、つながってたんだ」

「えっ、この曲を作ったの、この人だったの?」

「このミュージシャンも、このアルバムに参加してたんだ!」

40年以上経った今になって知ることが、いっぱいあります。

そして、曲と曲の点がつながっていくほど、

自分が何に惹かれてきたのかも、少しずつ見えてきました。

たぶん私は、ジャンルで音楽を好きになっていたわけではなかったんだと思います。

メロディーだったり、

ハーモニーだったり、

声だったり。

そして、その音から感じる空気だったり。

そうやって何十年も好きだった音楽を辿っていくと、

なぜか西海岸へ向かっていく。

だったら一度、

その音が生まれた場所で、その音楽を聴いてみたい。

海を眺めながら、

昔から大好きだった曲を聴いてみたい。

そんな気持ちが、少しずつ大きくなっていきました。

そんなことを考えていたら、

「じゃあ、行ってみたらいいやん!」

となるのが私(笑)

そして今年11月、
今度はその音を感じに西海岸へ🌊🌴

そんな旅を計画し始めたんです。


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