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「怖い」のままで、整える。抜歯の朝の小さな養生

本当は今日は、
先週仕込んだいちご酢の実を使って、前菜のいちごパスタの記事を書くつもりでした。

フェンネルを少し刻んで、春の匂いをまとわせて。
そんな光景まで、頭の中ではもう出来上がっていたのですが。

……今日は、歯医者の日。

しかも、抜歯。

麻酔が嫌で、
あの音も匂いも苦手で、
終わったあとの痛みを想像するだけで、胸の奥がきゅっと縮みます。

何度経験しても、慣れません。

「大人なんだから」と思ってみても、
49歳になっても、やっぱり嫌なものは嫌です。

せめて今日は、痛みに少しでも振り回されないように。

昨夜は早めに布団に入り、
睡眠だけはしっかり取ることにしました。

朝は、血流をよくするものは避けて、
パッションフラワーとレモンバーム。

カップから立ちのぼる、やわらかい草の匂いを吸い込みながら、
「大丈夫、大丈夫」と、心の中で小さく言っています。

帰ってきたあとの自分のために、
水出しのマーシュマロウも、冷蔵庫に仕込んでおきました。

血が止まって、
痛みが少し引いてきたころ、
きっと喉にやさしい、あのとろりとした一杯が欲しくなるからです。

うん。
できることは、やりました。

あとは、行くだけ。

今日は、華やかな料理の記事ではなく、
こういう日の記録になりそうです。

それも、今の私の暮らしの一部。


🔳 今日の小さな養生

・睡眠をしっかりとる
・刺激になる食事やハーブは控える
・緊張をほどくハーブティーを、ゆっくり飲む
・帰宅後の自分のために、やさしい飲み物を準備しておく

「怖い」を消そうとしなくても、
「怖いまま整える」だけで、十分な養生。


おわりに

頑張るのが上手な人ほど、
自分の怖さや弱さを、つい後回しにしてしまいます。

でも今日は、

逃げずに行くこと。
その前に、ちゃんと自分を気遣うこと。

それだけで、もう十分。

いちごのパスタは、また別の日に。

今日はただ、
無事に帰ってきて、
湯気の立つカップを両手で包めたら、それでよし、です。


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