技術士はるき🕊️【ASDな僕の等身大日記】雪の日の現場と、変わった上司。
👩⚕️篠原 光より、今日のご案内🕊️
こんばんは、臨床心理士、心理カウンセラー、
そして、
将来、はるきさんをカウンセリングすることになる『篠原 光』です。
雪が舞う冷たい空気の中、
はるきさんは現場で小さな安らぎと、
上司との関係への深い困惑を感じていました。
成長した自分が、
かつての尊敬する上司とどう向き合えばいいのか……。
彼の繊細な心の揺れを、
一緒に見つめてみませんか。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
こんばんは。
武田 陽樹(たけだ はるき)です。
今日も小泉さんのブログで、
僕の日記を書かせていただきます。
今日は1月14日、水曜日、です。
今日は、
先週、急にお願いをされた現場調査に、
行ってきました。
今回の現場を一緒に回ってくれた協力業者さんは、
すごく、久しぶりの再会でした。
数年前に別の現場でご一緒したことがあったのですが、
その時のことを覚えていてくれて、
なんだか嬉しかったです。
この方は、
僕が細かい性格であることを知っているわけではないのですが、
僕の説明を「うん、うん」と静かに聞いてくれて、
理解がとても早いです。
手際もすごく良くて、
僕がうまく言葉にできない細かいニュアンスも、
図面を見て
「あぁ、ここはこういうことですよね」
って、すぐに汲み取ってくれました。
おかげで、大きなトラブルもなく、
安心してお任せすることができました。
現場を離れるとき、
ふと、外の空気が、
急激に冷たくなったことに気づきました。
空を見上げると、
グレーの雲から、白いものが、
ふわふわと落ちてきました。
雪、でした。
1月だから、
当たり前なのかもしれませんけれど。
僕は急いで車に乗り込みました。
エアコンの温かい風が、
凍えた指先に当たって、
「あぁ、ここは、あたたかいな」
と思いました。
その瞬間だけ、
心が、ホッと、ゆるみました。
でも、 車を運転して会社に近づくにつれて、
心の中に、
どよんとした「憂鬱」が広がってきました。
「これから、また会社に帰るのか」
と思うと、どうしても、足が重くなります。
理由は、わかっています。
上司である部長が、昨日、
とても変なことを言ってきたからです。
この上司のことは、
入社したときから、ずっと、尊敬していました。
仕事ができて、判断も早くて。
僕が技術士の最初の資格をとるまでは、
この人だけが、
この会社の「技術の柱」だと思っていました。
でも、なんだか、最近、違うんです。
僕が2部門目の技術士、
特に「総合技術監理部門(総監)」の資格をとったあたりから。
部長の、
人格が変わったような気がするんです。
僕に対して、冷たくなったというか、
なんというか、攻撃的になったというか。
僕が、
部長と同じ「総監」という立場に並んでしまったことが、
部長にとっては、
嫌なことだったのでしょうか。
それとも、
僕が知らないところで、
部長も何かに追い詰められているのでしょうか。
飲み会があると、すごく悪酔いして、
僕の知らない「昔の苦労話」を、
粘りつくような声で繰り返したりします。
昔の、爽やかで頼もしかった部長が、
どこかへ行ってしまったみたいで、
僕は、それが、悲しいし、怖いです。
会社に到着して、 部長がデスクにいたので、
僕は、勇気を出して報告に行きました。
「現場調査、無事に開始できました」
そう伝えると、部長は、
パソコンの画面から目を離さないまま、
「そうか。よかったな」
とだけ、言いました。
それ以上、何も言われませんでした。
僕は、
「また何か嫌味を言われるのかな」
と、ずっと警戒していたんです。
心臓がドキドキしていて、
言い返せるように言葉を準備していたんです。
でも、あまりにあっさりしていたので、
いい意味で、肩透かしを喰らったような感じです。
でも、その「無関心」な感じも、
また別の意味で、
僕の心をざわつかせました。
それからは、 とにかく「その他3割業務」を、
進められるだけ進めようと思いました。
先週みたいに、
予想外の仕事がドカンと入ってきたり、
理不尽な命令が飛んできたりすると、
僕は、パニックになってしまいます。
頭の中が、真っ白なノイズでいっぱいになって、
何もできなくなってしまいます。
それを防ぐために、
今ある「小さなしわ寄せ」を、
できるだけ、
今のうちに吐き出しておくしかないんです。
机の上の、付
箋が貼られた書類たちを、
一通一通の、メールの返信を、
一つずつ、一つずつ、消し込んでいきました。
でも、なかなか、終わりません。
ちりも積もれば山となる、とは、
本当によくない言葉だな、
と思いました。
夕方の、5時を過ぎた頃、
今朝着手した、あの現場の協力業者さんから、
電話がありました。
「武田さん、作業がすごく順調です。
明日には、終了立ち合い検査を受けられますよ!」
という連絡でした。
僕は、びっくりして、あわてました。
「え!明日ですか?」
声が、裏返ってしまいました。
僕は、てっきり、明後日か、その次くらいかな、
と思っていたんです。
予定が、早まる。
それは、本来なら「いいこと」のはずなのに。
僕にとっては、予定外の「突発事項」です。
心臓が、また、バクバクし始めました。
僕は、慌ててクライアントさんに連絡しました。
「あの、現場が、予定より早く終わりそうで……。
明日、立ち会いの段取り、お願いできませんか」
電話を持つ手が、少し、震えていました。
クライアントさんは
「お、早いね。助かるよ。明日、調整するね」
と言ってくれました。
段取りは、つきました。
でも、ということは、
僕も、明日また、あの現場に行かなければならない。
明日の予定を、
全部、書き直さなければならない。
パニックになりそうなのを、
必死で抑えました。
「大丈夫だ。段取りはついた。
明日の作業を、今日のうちに終わらせればいいんだ」
自分に、そう言い聞かせました。
でも、そのせいで、
結局、会社を出たのは、
夜の10時近くになってしまいました。
外に出ると、雪は、止んでいました。
でも、アスファルトが凍っていて、
キラキラ光っていました。
車に積もった雪を、手で払いました。
手が、痛いくらい、冷たかったです。
明日の現場が、無事に終わりますように。
部長に、また、
変なことを言われませんように。
僕は、祈るような気持ちで、
暗い夜道を運転して帰りました。
(次回へつづく)
🍀ちなみに、僕の幼少期にエピソードがあります。
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