R07【09建設部門】必須問題Ⅰ『骨子例・解答論文例』問題Ⅰ-1 - 技術士第二次試験 -
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🔷R07_I-1|過去問題
建設業は社会資本の整備・管理の主体であるとともに、災害時における「地域の守り手」として、国民生活や社会経済を支える極めて重要な役割を担っている。一方で、建設業就業者は厳しい就労条件を背景に依然として減少が著しく、他産業を上回る高齢化や若年層の不足が進行している。また、資材価格の高騰や令和6年4月から建設業にも適用された罰則付き時間外労働規制等に対応しつつ、適切に建設工事等が実施される環境づくりも欠かせない状況にある。
こうした背景を踏まえ、令和6年6月には、担い手3法(建設業法・公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律・公共工事の品質確保の促進に関する法律)が改正されたところである。
上記の建設業を取り巻く状況を踏まえて、持続可能な建設業を実現するために、以下の問いに答えよ。
(1)我が国の社会資本の整備等の担い手・地域の守り手である建設業がその役割を果たし続けるうえで、技術者としての立場で多面的な観点から3つの技術課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、その技術課題の内容を示せ。(※)
なお、本設問における「技術課題」には、建設業における構造上、制度上、管理上等の課題も含まれるものとする。
(※)解答の際には必ず観点を述べてから技術課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した技術課題のうち、最も重要と考える技術課題を1つ挙げ、その技術課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示した解決策に関連して新たに浮かび上がってくる将来的な懸念事項とそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)〜(3)の業務遂行において必要な要件を、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から述べよ。
「日本技術士会」HP
🔷R07_I-1|骨子例
1.持続可能な建設業実現への技術課題
〇観点1:労働力確保と技術継承
・ICT活用による生産性向上と工期短縮技術
・BIM/CIM技術データベースと遠隔施工管理
〇観点2:品質・安全確保と維持管理
・予防保全型メンテナンスとAI・IoT活用評価システム
・デジタル技術による安全管理向上と施工管理標準化
〇観点3:環境配慮と持続可能性
・カーボンニュートラル実現と温室効果ガス削減技術
・建設副産物再利用促進と環境配慮型設計・施工技術
2.最重要課題およびその解決策
▼最重要課題
・労働力確保と技術継承の重要性
・建設業持続可能性への直結性
▽解決策1:ICT・DX技術の積極導入
・データ連携基盤構築とフロントローディング推進
・測量・点検自動化による作業効率向上
▽解決策2:自動化・ロボット化技術導入
・遠隔操作・自律制御技術による危険作業解放
・3Dプリンター活用による現場作業省力化
▽解決策3:技術継承支援システム構築
・VR・AR技術活用による効率的技術伝承
・デジタル化による標準施工手順共有
3.将来的な懸念事項及びその対応策
1)技術格差と導入コスト問題
・デジタルデバイド拡大リスク
・中小企業向け支援制度充実化
2)サイバーセキュリティ課題
・重要インフラ情報漏洩リスク
・統一ガイドライン策定と冗長化対策
3)技術依存による技能低下問題
・暗黙知喪失と対応能力低下懸念
・ハイブリッド型教育による基礎技術継続
4.業務遂行において必要な要件
☆技術者としての倫理の観点
・機密情報管理と説明責任の徹底
・専門家としての最終責任保持
☆社会の持続可能性の観点
・労働環境改善と社会福祉向上
・環境負荷軽減と技術継承実現
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