技術士はるき🕊️【ASDな僕の等身大日記】コロコロ変わる、上司の言葉。
👩⚕️篠原 光より、今日のご案内🕊️
こんばんは、臨床心理士、心理カウンセラー、
そして、
将来、はるきさんをカウンセリングすることになる『篠原 光』です。
今日は1月20日、火曜日。
休み明けの騒動がまだ尾を引く中で、
はるきさんは
新たな「無理難題」と向き合うことになりました。
会社という組織がつく「嘘」を一人で背負い込み、
その重圧の中で上司にNOを突きつけた彼の、
熱く、そして苦しい胸のうちを
一緒に見つめてみましょう。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
こんばんは。
武田 陽樹(たけだ はるき)です。
今日も小泉さんのブログで、
僕の日記を書かせていただきます。
今日は1月20日、火曜日、です。
今朝は、いつもより30分くらい早く、
会社に着きました。
朝の空気は、キンと冷えていて、
吐く息が、今日も真っ白でした。
会社に行くと、
玄関のあたりが、すごく騒がしかったです。
先月受注した、あの「難しい現場調査」の案件が、
今日から本格的に始まるからです。
後輩や、現場作業班の人たちが、
気合を入れた顔をして、
大きな機材を車に積んでいました。
「よし、行くぞ!」という声が、
静かな朝の空気に響いていました。
この業務、 もし僕が「7割集中業務」をやっていなかったら、
本当は、僕がお客さんとの窓口になって、
僕が、現場の指揮をとらなければいけないものでした。
みんなが忙しそうに、
でもどこか楽しそうに会社を出発していく姿を見て、
僕の心の中には、二つの気持ちが、同時に、
グルグルと湧き上がってきました。
「あぁ、この大変な仕事に関わらなくて、本当によかった」
という、ホッとした気持ち。
それから、
「部長の期待を裏切ってしまった。僕は、逃げているんじゃないか」
という、罪悪感みたいな、苦しい気持ち。
この二つが、僕の頭の中で、ずっと矛盾していました。
どっちが本当の僕なのか、よく、わかりません。
デスクに座って、まずメールを開きました。
すると、
「7割集中業務」のクライアントさんから、
連絡が入っていました。
タイトルを見ただけで、
心臓が、ドクンと跳ねました。
内容は、こういうものでした。
「発注者の自治体事務所さんから、
月2回、進捗報告をするように言われました。
したがまして、今月下旬に、
その時点までの成果を送ってください。
先々週の協議のあとの分だけでいいですから。」
月2回の、報告。
……それは、僕にとって、とても、重たい言葉でした。
この業務は、社内で誰もやったことがなくて、
マニュアルを読みながら、
手探りで、一歩ずつ、進めているものです。
常に、ある程度の進捗を出し続けていないと、
報告が空っぽになってしまいます。
「もう、これに集中するしかない」
と、僕は、自分に言い聞かせました。
このことを、部長に報告しようとしました。
でも、
部長のほうが、先に、言いたいことを言ってきました。
「……武田君。今日から、例の現場が始まったぞ。
本当は、技術士のあなたに、
しっかり担当してもらいたかったんだけど。
……まぁ、あなたも忙しいだろうから、仕方ないな。」
部長は、僕の顔を見ずに、
嫌味のような、寂しいような声で言いました。
僕は、喉の奥が、ぎゅっと、熱くなりました。
「はい。……すみません。
それと、『7割集中業務』のクライアントさんから連絡がありました。
今月末に、成果をメールすることになりました。
これから、月2回も報告が必要になるみたいです。
……常に進めておかないと、間に合いません。
だから、僕は、これに集中します。」
僕が、はっきりと言うと、
部長は、椅子を回して、僕のほうを、じろりと見ました。
「……じゃあ、今日から始まった現場の、報告書は、
書けないということか?」
「はい。……難しい、です。
僕が今やっている業務は、
社内で、誰もやったことがある人が、いません。
……手探りなんです。先が、全然、見えないんです。
だから、他のことは、できません。」
部長は、不機嫌そうに、鼻を鳴らしました。
「……困ったなぁ。……また、考えるよ。」
考える、と言いながら、
部長は、きっと、 どうにかして、
僕に、新しい仕事を押し付けようと、
狙っているんだと思います。
その視線が、僕の背中に、チクチクと刺さりました。
前に、僕の日記にも書いたけれど、
この「7割集中業務」は、会社が、お金に目がくらんで。
「経験があります」
なんて、はったりをかまして、
嘘をついて、受けた仕事なんです。
受注したときは、部長だって、
「武田君は、この業務だけでいい」
って、言っていました。
なのに、部長の気分次第で、
言うことが、コロコロ、コロコロと、変わります。
「柔軟になれ」とか。
「成長のために、もっとやれ」とか。
そのたびに、僕の計画は、
砂の城みたいに、崩れてしまいます。
僕の心の中には、
真っ黒な、重たい「鬱積」が、
どんどん溜まっていくばかりです。
あの日、
部長に「飼い犬」だなんて言われたこと。
そして、
あの営業マンさんに「君は、もったいない」と言われたこと。
いろんな言葉が、頭の中で、混ざり合って、
僕の頭は、沸騰したお湯みたいに、熱くなってしまいました。
でも、僕は、やるしかないんです。
誰にも頼れない、誰も助けてくれない、
この「嘘」から始まった業務を、
僕が、仕上げるしかないんです。
僕は、
キーボードを、いつもより強く、叩きました。
頭を沸騰させたまま、
画面の中の、論理的な数字だけを、見つめ続けました。
もう、何も、考えたくないです。
(次回へつづく)
🍀ちなみに、僕の幼少期にエピソードがあります。
それは、こちら(👇)をご覧ください。
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