R05【0910建設部門 - 施工計画、施工設備及び積算】選択問題Ⅱ-2『解答論文例』- 技術士第二次試験 -
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0910 建設部門|施工計画、施工設備及び積算|R05(本記事)
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🔹R05_II-2-1|過去問題
本護岸整備工事は、大都市郊外の住宅密集地を流れる二級河川に対して必要な計画高水流量を安全に流下させるための河川整備計画の一部である。模式図のように、非出水期に延長70m分の既設護岸設備を撤去し、新たに護岸設備(直径900mmの鋼管矢板、高さ7mの場所打もたれ式擁壁)を新設し、河道を拡幅し河床を設計河床高まで堀下げる工事である。一般道から河川区域へのアクセスは確保されているものとして、本工事の担当責任者の立場で下記の内容について記述せよ。ただし、この河川には水利権・漁業権は設定されておらず、船交通もなく、河川水の活用は防災面での消防水利のみである。
(1)本工事の特性を踏まえて、仮設計画を立案するうえで検討すべき事項を2つ挙げ、技術的側面からその内容を説明せよ。
(2)本工事の工程遅延のリスクを1つ挙げ、PDCAサイクルにおける計画段階で考慮すべき事項、検証段階での具体的方策、及び是正段階での具体的方策についてそれぞれ述べよ。
(3)本工事の施工中に重機の油圧シリンダーが破損し、漏れた油が河川に流出した。この対応に当たり、本工事の担当責任者として発揮すべきリーダーシップについて、複数の利害関係者を列記し、それぞれの具体的調整内容について述べよ。

🔹R05_II-2-1|骨子案
1.仮設計画における検討事項
1) 施工機材と資材搬入計画の最適化
・騒音、振動対策の徹底
・安全かつ円滑な資材搬入計画
2) 河川内作業における安全管理
・水位計設置と緊急連絡体制構築
・作業員の安全確保の徹底
2.工程遅延リスクとPDCAサイクルに基づく対応
1. 計画段階で考慮すべき事項
・故障率が低い機種選定
・予備機材と部品の常備
2. 検証段階での具体的方策
・機材稼働状況の定期点検
・点検記録のデータ分析
3. 是正段階での具体的方策
・故障原因の徹底分析
・代替機材の迅速な手配
3.油流出事故発生時のリーダーシップと関係者調整
▼発揮すべきリーダーシップ
・迅速な状況把握と関係機関への連絡
・誠意ある対応と不安解消
▼複数の利害関係者と具体的調整内容
① 地域住民
・説明会開催と情報公開
② 環境保護団体および行政機関:
・事故報告書の提出と環境修復計画
・環境影響評価の実施と結果公表
③ 作業員および施工関係者:
・原因究明と教育訓練の実施
・緊急時対応マニュアルの改訂
🔸R05_II-2-2|過去問題
地方都市の自動車専用道路に架かる模式図のようなRC桁橋(9径間、橋長200m、有効幅員10m、スラブ厚1m)において、縦目地を設けずに既設部と構造的に一体化して上部工拡幅部(幅6m)を設ける工事を行うことになった。既設部は将来拡幅を見込んだ設計となっている前提で、本工事の担当責任者として、以下の設問に答えよ。なお、施工時期は冬期、本線及び側道は車線規制(昼夜間)のみ可能、本工事施工箇所周辺は田畑であり、住宅、商店、地下埋設インフラ設備等はないものとする。
(1)本工事の特性を踏まえて、施工計画を立案するうえで安全管理上検討すべき事項を2つ挙げ、技術的側面からその内容を説明せよ。
(2)本工事の構造的一体化を妨げる品質管理上のリスクを1つ挙げ、PDCAサイクルにおける計画段階で考慮すべき事項、検証段階での具体的方策、及び是正段階での具体的方策についてそれぞれ述べよ。
(3)床版コンクリートを予定の半分程度打設していた段階で、コンクリート製造工場の練り混ぜ機械が故障しコンクリート打設を中止せざるを得なくなった。この対応に当たり、本工事の担当責任者として発揮すべきリーダーシップについて、複数の利害関係者を列記し、それぞれの具体的調整内容について述べよ。

🔸R05_II-2-2|骨子案
1.安全管理上の検討事項
1.交通規制下の施工安全
・安全鋼板の設置と分離
・夜間視認性の確保と誘導員配置
2.高所作業における墜落防止
・墜落防止ネットの設置
・フルハーネス型安全帯の着用徹底
2.品質管理上のリスクとPDCAサイクルの方策
〇リスク「寒冷期におけるコンクリートの初期強度不」
・硬化遅延と強度不足
〇計画段階(Plan)
・早強型混和材の採用
・徹底した養生計画
〇検証段階(Check)
・コンクリート内部温度測定
・圧縮強度試験の実施
〇是正段階(Act)
・養生期間の延長や追加保温
・原因究明と再施工
3.緊急時対応のリーダーシップ・利害調整策
▼担当責任者が発揮すべきリーダーシップ
・冷静な状況分析と的確な指示
・関係者との合意形成と早期収束
▼複数の利害関係者と具体的調整内容
①コンクリート製造工場
・原因特定と再発防止策要求
・代替供給の交渉と費用協議
②現場作業員
・代替作業の指示
・作業手順の説明徹底
③監督機関・発注者
・状況報告と工程変更申請
・損害賠償についての協議
④交通管理関係者
・周辺住民への説明
・交通誘導の強化
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