技術士口頭試験対策🧐🎯 ♯10|リーダー経験がなくても大丈夫。「リーダーシップ」の本質と最強のアピール法(R08更新版)
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📨受験生さんへ
第9話では、
試験官の質問の裏にある「意図」を読み解く重要性について
お伝えしました。
今回からは、
個別のコンピテンシーを
具体的にどう「合格レベル」の回答に仕上げていくか、
その実践編に入ります。
その筆頭は、
受験生の多くが「自分には語れる経験がない……」
と立ちすくんでしまう巨大な壁、「リーダーシップ」です。
「自分は管理職でもプロジェクトリーダーでもない」
「後輩の指導経験くらいしかないが、それでいいのか?」
もしあなたが今、そんな不安を抱えているのなら、
ご安心ください。
断言します。
技術士口頭試験において、
リーダーシップを語るのに
役職や権限は一切関係ありません。
特に令和8年度(R08)の新基準では、
リーダーシップの定義が「権限」から
「包摂と協働」へと明確にシフトしました。
これは、役職のない担当者にこそ、
大きなチャンスがあることを意味しています。
🤔【致命的な勘違い】「リーダー経験なし」という自己申告が、なぜ一発アウトなのか
「私には、リーダーとしての役職経験はありません」
口頭試験で、
もしあなたがこのように答えてしまったら、
それは試験官に対し、
「私は主体性がありません」
「私は周囲を巻き込んで問題を解決する意欲がありません」
と自白しているのと同義です。
試験官は、
あなたの名刺の肩書きを確認したいのではありません。
R08からの新試験制度において、
彼らが探しているのは、
以下の「姿勢」と「行動」の証拠です。
主体的な問題意識
「このままではマズい」と自ら気づき、行動を起こしたか。
包摂性(インクルーシブ)
反対派や異なる専門性を持つ人々の意見を排除せず、いかに「包摂」して一つの方向にまとめたか。
データ・ITによる合意形成
感情論ではなく、データや情報技術を駆使して、関係者が納得できる客観的な根拠を提示したか。
💡【本質】R08版リーダーシップは『主体性』と『巻き込み力』
技術士に求められるリーダーシップを、
現場の言葉に翻訳すると以下の2つに集約されます。
『主体性』👇
与えられた仕事をこなすだけでなく、変化する社会のニーズや技術動向を捉え、「本来こうあるべきだ」という理想(デザイン)を掲げて自ら動き出す力。
『巻き込み力』👇
利害が対立するステークホルダー(上司、顧客、他部署、協力会社)の間に立ち、ITツールや共有データで情報の非対称性を解消しながら、協働(コ・クリエーション)の体制を築く力。
この2つは、役職の有無に関わらず、
現場の最前線にいるあなただからこそ発揮できる能力なのです。
🔧【実践】あなたの経験から『R08型リーダーシップ』を発掘する3つの視点
さあ、あなたの日常業務から、
試験官を唸らせるエピソードを掘り起こしましょう。
視点①:あなたが『最初の提案者』になった経験
職場の非効率な慣習や、潜在的な技術リスクに対し、「ITを活用してこう変えませんか?」と、あなたが最初に声を上げた瞬間はありませんか?
その一歩が、リーダーシップの起点です。
視点②:『異なる意見』を包摂して調整した経験
設計と施工、あるいは営業と技術。
意見が対立した際、双方の懸念点を丁寧にヒアリングし、「次世代への持続可能性」や「公衆の利益」という共通のゴールを提示して、妥協ではない「最適解」へと導いた経験はありませんか?
視点③:『情報の壁』を取り払った経験
関係者間で情報の共有が漏れていた際、自ら共有の仕組み(ITプラットフォーム等)を構築したり、データを可視化して認識のズレを修正したりしたことはありませんか?
これも立派なリーダーシップです。
🗣️【プロの視点】合格者は「孤独なヒーロー」にならない
リーダーシップとは、
一人で背負い込むことではありません。
「私一人の力で解決しました」という回答は、
R08基準ではむしろ
「協働(コミュニケーション)能力が低い」
と判断されるリスクがあります。
「私は〇〇という課題に対し、
データを用いて関係者の理解を得て、
多様な専門性を持つメンバーを包摂することで、
チームとしての成果を最大化しました」
この「包摂」と「協働」の物語こそが、
あなたを技術士へと押し上げる最強の武器になります。
✍️【今日の課題】あなたの「最初の一歩」と「巻き込んだ相手」を特定してください
第2話で整理したエピソードを、
リーダーシップの観点で再定義しましょう。
その問題に対し、あなたが「自ら動いた」最初の行動は何でしたか?
その際、協力してもらう必要があった「立場の違う人」は誰でしたか?
彼らの意見をどう「包摂」し、納得させるためにどんなデータやITを使いましたか?
この棚卸しこそが、
役職を超えた「本物のリーダーシップ」を語るための
設計図になります。
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