ドラマ感想|今日もあなたに太陽を⑥
今日もあなたに太陽を
〜精神科ナースのダイアリ〜
Netflix 独占配信中(韓国ドラマ)
この感想には、ネタバレを含みます。
未視聴の方は、ご注意ください。
#6 魔術師の一日
いつかドラゴンを捕まえに行きましょう
6話目は、妄想症を患っている男性の物語です。
その妄想の内容は、
世界を救うために魔術師である自分が
ドラゴンを退治しにいくこと。
なぜ、こういう妄想をしてしまうのか、
この回で明らかになりました。
公務員試験に何度も挑戦しますが
なかなか合格できないという現実。
周りが合格していくなか
男性はネットカフェに足を踏み入れ、
オンラインゲームに興味を持ちました。
コードネームは“魔術師”
RPG系のゲームをするようになりました。
そこは試験も受けなくていい、
努力もいらない、穏やかな世界でした。
この男性にとって、ゲームをすることは
現実逃避ができる唯一の方法だったのだと思います。
入院中は、妄想病のせいで
言動がおかしいこともありましたが
どこか憎めないキャラクターでした。
それから症状が回復してきた男性は
ついに病院から外泊の許可が出ます。
しかし、外泊を終えて再び病院に戻ると
治療前の症状に後戻りしていました。
そんな男性の症状に
チョン・ダウンは違和感を覚えます。
治療前は“仲裁者様”と呼んでいたのに
外泊から戻ってきたあとは
“看護師さん”と呼んでいたのです。
「妄想状態のフリをしている」と
ダウンが看護師長に相談したことで
病院は退院させるという判断を下しました。
チョン・ダウンの言った通り、
この男性は妄想状態のフリをしていました。
病院の外の世界で生きていく
大きな不安を抱えていた男性でしたが、
退院後は、通院を続けながらも
受験生生活へと戻っていきました。
退院することを嫌がっていた男性に
申し訳なさを感じていたダウンでしたが、
後日お礼を伝えにきた男性のおかげで、
その気持ちが解消されました。
でも、この話の最後は
とても悲しい結末が待っていたのです。
冒頭の引用文は、
この男性が亡くなる前に
ダウンへ電話をした時の言葉です。
このドラマの主人公でもあるダウンは
この男性にとって、
心のオアシスのような存在にも見えました。
そんな存在に男性が話した最後の言葉。
ちょうど男性から電話がかかってきた時、
ダウンは同じ病院の医者から告白されていました。
そのため、男性の電話に対して
少し時間が欲しいと伝えると
忙しいなら大丈夫です。
いつか一緒にドラゴンを捕まえにいきましょう。
そう言って、男性は電話を切ってしまいます。
それから男性は、
ビルの屋上へと足を運び
自ら命を絶ってしまうのでした。
もしこの時、ダウンが仕事中だったら…
もしこの時、ダウンが行くと伝えていたら…
もしあの時、ダウンが気づいていなければ…
ダウン本人が後に感じてしまうであろう事を
視聴者は先に感じることになります。
今後の物語において、
大きなきっかけを残した今回の話。
ただ単に 悲しい、苦しい、辛い、
という感情だけでなく
考えること、想像することが重要にもなる
そんなドラマだとも思いました。
自分なりに必死に今世を生きた
キム・ソワン。
来世は、たくさんの幸せが待っていますように。
心がギュッと締め付けられる
そんな、1話でした。
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