ドラマ感想|今日もあなたに太陽を⑦
今日もあなたに太陽を
〜精神科ナースのダイアリ〜
Netflix 独占配信中(韓国ドラマ)
この感想には、ネタバレを含みます。
未視聴の方は、ご注意ください。
#7 残された人々
現在を生きることは
例えて言うなら 刃の上に立つのと同じです
まだ未来は来てなくて
過去はもう去ったからです
私たちは現在という刃の上に立っています
7話目は、自死遺族(自殺サバイバー)について描かれています。
※親しい人を自死で亡くされたご経験のある方にとっては、苦しい描写があるので試聴の際はご注意ください。
前回の記事でも書いたように
物語の主人公であるチョン・ダウンは
自分の担当患者であった男性を亡くします。
しかし、そのことを悲しむどころか
そんな現実など無かったかのように
日常生活を送ります。
でも本当は、心的外傷後ストレス障害
(PTSD)を発症していたのです。
“あまりにもつらいと そんな悲劇はなかったと
一時的に距離をとる場合が場合があります。
それが、記憶の解離です。”
人の脳は本当に不思議なもので…
そんなことも起こり得るのかと、
少し怖くもなりました。
そして、ここから物語は
核心に近づいていきます。
主人公の性格や人柄が見えてきた中で、
より深く重たい展開が始まろうとしています。
また、この回のもう1人のキーマンである男性。
彼は我が子を突然死で亡くした後、
妻も自死で失ってしまいます。
そのショックから心を病み、
精神科を受診することになります。
大切な人を立て続けに失うという悲しみ、
その全てを分かることはできなくても
その痛みの深さを想像するのは容易でした。
妻の納棺式に行かなかった彼に対して、
精神科医がこう提案します。
「奥様に言えなかったことを、今ここで言ってみましょう。」
その言葉をきっかけに、彼は語り出します。
「悲しみや苦しみに浸る時間をあげたかった。
でも今思うと放置してた。
君を独りにして泣かせた。
俺にもっと自覚があったら君は。
今度は独りにしない。
だから次も必ず一緒になろう。
そして、今度は幸せになろう。」
このシーンを見ながら
「あなたのせいじゃないよ」と思った反面、
もし自分が同じ立場になったら
やっぱり自分を責めてしまうと思いました。
そしてふと、あの頃の自分を思い出しました。
消えたいと漠然に思っていた自分を。
遺された側の苦しみを見たとき、
「つらくてももう少しだけ生きてみよう」と
小さいけど、確かな理由がそこに生まれました。
“感情”というものがあるだけに、
人生は、なんて複雑なものなのだろうか…。
次回の感想からは、
これまで以上に重たくなりそうです。
涙なしでは観られない
そんな、1話でした。
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