選書家を目指して。100人選書プロジェクトを始めます。
本を読み終えたあと、
「この本、あの人が読んだらどう感じるんだろう。」
そんなことを考える時間が増えました。
同じ一冊を読んでも、涙を流す人もいれば、何も感じない人もいます。
人生を変える一冊になる人もいれば、「面白かった」で終わる人もいる。
本そのものは変わらないのに、受け取る人によって、その意味は大きく変わります。
その不思議さに惹かれたことが、私が選書家という仕事に興味を持ったきっかけでした。
「本を紹介する人」ではなく、
"その人に合った一冊を選べる人"
そんな存在になりたいと思っています。
本を読むことと、本を選ぶことは違う。
私は読書が好きです。
年間を通してたくさんの本を読み、読書記録を発信し、本屋さんを巡り、読書コミュニティの運営もしています。
本に囲まれて過ごす時間は、私にとってかけがえのないものです。
でも、ある日こんなことを考えました。
「本をたくさん読んでいること」と、「その人に合う本を選べること」は、きっと違う力なんじゃないか。
本の知識だけでは、選書はできません。
その人が今どんな毎日を過ごしているのか。
何に悩み、何に笑い、どんな未来を思い描いているのか。
本よりも先に、その人自身を知ること。
そこから初めて、本との出会いが生まれるのではないかと思っています。
だから私は、本を見る人ではなく、
人を見て、本を選ぶ人。
そんな選書家を目指したいと思いました。
100人選書プロジェクト
その第一歩として始めるのが、
「100人選書プロジェクト」です。
100人の方にご協力いただき、一人ひとりと丁寧に向き合いながら、その人だけのための本棚を作っていきます。
好きなジャンルや苦手なジャンルだけではありません。
・最近読んで良かった本
・今の気持ち
・最近あった出来事
・休日の過ごし方
・どんな本と出会いたいと思っているのか
そんなことをお聞きしながら、本を選んでいきます。
「おすすめ本」を紹介するのではなく、
"あなたに届けたい一冊"
を選ぶことが、このプロジェクトの目的です。
なぜ100人なのか
100という数字に特別な意味があるわけではありません。
50人でも、200人でもなく、まずは100人。
その理由は、とてもシンプルです。
100人と向き合えば、100通りの人生があります。
同じ年代でも、
同じ仕事でも、
同じ趣味でも、
心が求める本はまったく違います。
その違いを知ることが、選書家として一番の学びになると思いました。
100冊読むことよりも、
100人と向き合うこと。
その経験が、私を成長させてくれると信じています。
本は、人生の答えではない。
私は、本が人生を変えてくれると断言することはできません。
本を読んだからといって、悩みがすべて解決するわけではありません。
でも、本には不思議な力があります。
誰かの言葉に救われたり、
登場人物の生き方に励まされたり、
今まで知らなかった世界を知ったり。
たった一冊との出会いが、考え方を少しだけ変えてくれることがあります。
だから私は、
「この本が売れているから。」
「この本が有名だから。」
ではなく、
「今、この人だからこそ読んでほしい。」
そう思える一冊を届けられるようになりたいのです。
選書家になるために、今できること。
私はまだ、「選書家です」と胸を張って名乗れるほどの経験はありません。
だからこそ、経験を積みたい。
実際に人と向き合い、悩み、考えながら、本を選び続けたい。
100人という数字は、ゴールではありません。
私にとっては、スタートラインです。
この挑戦を通して、
「どんな本を読んできたか」ではなく、
「どれだけ人と向き合ってきたか」
そんな選書家になれたらと思っています。
このnoteに残したいこと
このnoteでは、
・100人選書プロジェクトの記録
・選書をして気づいたこと
・本屋さんとの出会い
・読書を通して感じたこと
・本に関わる仕事を目指す日々
そんなことを少しずつ書いていきます。
完成した姿ではなく、挑戦している途中の姿も、そのまま残したい。
成功したことだけではなく、迷ったことや失敗したことも含めて、私自身の記録として積み重ねていきたいと思っています。
最後に
本との出会いは偶然のようで、実は誰かがつないでくれた必然なのかもしれません。
書店員さんのPOPだったり、
友人のひと言だったり、
SNSで見かけた投稿だったり。
そして、いつか私も、
誰かと本をつなぐ存在になれたら。
そんな思いで、この100人選書プロジェクトを始めます。
一人ひとりと向き合いながら、私自身も選書家として成長していきたいと思っています。
もしこの挑戦に興味を持っていただけたら、ぜひこれからの歩みを見守っていただけるとうれしいです。
100人との出会いが、どんな100冊につながるのか。
その記録を、このnoteに残していきます。
