君が旅立った日のこと|音の処方箋 No.15
こんにちは、きずなです。
今日の"音の処方箋'は、
少し悲しい話と曲になります。
なので、苦手な方や悲しい思いを
思い出してしまいそうな方は、
ここで読むのをやめてくださいね🙇♀️
先日、長い闘病生活の末
一回り以上も若い弟が旅立ちました。
ついさっきまで手を握っていたのに、まだあたたかかったのに、
どうして
こんなに実感が湧かないんだろう。
呼吸をして、目を開けて、
私の問いかけに手を動かして
応えてくれていた。
声が出なくて、何を伝えたいのか
必死に表そうとして、
眉間に皺を寄せていたあの表情が
忘れられない。
どうして “私がひとりの時” に
旅立ったんだろう。
もっと仲の良い家族が他にいるのに、
最期の手を握っていたのが
私でよかったのか、
何度も考えてしまう。
呼吸をしていたはずの弟が、
急に「危険です」と言われて、
何が起きているのか分からないまま
私は電話をかけ続けることしか
できなかった。
病室が騒がしくなる中で、
私だけが状況を理解できずに
立ち尽くしていた。
何ヶ月も毎日かかさず
会いに行っていたから
今もまだ、
弟が病院にいるような気がする。
人の出入りや手続きが多すぎて、
泣くことも忘れる瞬間がある。
でも、冷たくなった弟に触れたとき、
ようやく涙がこぼれた。
それでも、いない実感はない。
最期に何を伝えたかったのか、
私がいてよかったのか、
ずっと答えが出ないまま
胸に残っている。
たぶん、悲しみも後悔も
これから波のように押し寄せてくる。
私はそのたびに飲み込まれるんだと
思う。
わかっている。
一生、向き合いながら生きていく
んだと思う。
どうして元気なときに
もっと会いに行かなかったんだろう。
どうしてもっと話さなかったんだろう。
出かけたり、笑ったり、
できることをしなかったんだろう。
後悔ばかりが心に残っている。
でもどうか、
そんな私を責めないでほしい。
立ち直る自信なんて今はないし、
君を探してしまう自分もいる。
ただ、時間に委ねるしかないことも
わかっている。
会いたい。
話したい。
謝りたい。
抱きしめたい。
そして、毎回「ありがとう」と手を
握りながら言う君に
「来たくて来てんだよ〜またね」と
照れ隠しで言ってきた。
ちゃんと素直に
「こちらこそありがとう」と
抱きしめてくればよかった。
今日のnoteを読み進めていくうちに
悲しい気分になってしまった方が
いたら、ごめんなさい。
でも、今の私の精一杯の言葉。
忘れないための記録なんです。
画像をタップするの視聴できます。

🎧愛しき君へ、まだそばにいて
君の手を握り
そのまま旅立った夜
荒い息の奥で
何かを伝えようとしてた
力の入る指先
寄る眉の痛い表情
声の出ない君が
必死に話していた
どうして私の時だったんだろう
私でよかったのかと
あの日からずっと
胸の奥がざわついてる
呼吸していたはずの君が
静かに遠くへいったこと
まだ受け止められない
病室のざわめきの中で
私だけが取り残されていた
「何が起きてるの?」
問いかける暇もなく
ただ電話をかけ続けてた
今もまだ
実感なんてないまま
まだ病院にいるようで
どこかから戻りそうで
笑ってる自分もいて
そんな自分が怖い
冷たい身体に触れて
ようやく涙がこぼれた
でもまだ
いなくなった気がしない
最期に伝えたかった言葉
私でよかったのか
いまも胸に刺さったまま
答えは誰にもわからない
悲しみも
寂しさも
後悔も
これから波のように来る
飲みこまれる日もある
それでも向き合うしかない
大切だったことも
愛していたことも
今さら気づいてしまった
もっと話したかった
もっと一緒にいたかった
その全部が
心を締めつける
責めないでほしい
弱い私を
そばにいてほしいと願うのは
いけないことだと知りながら
君を探してしまう
立ち止まったままの私を
どうか見守っていて
会いたい
謝りたい
抱きしめたい
ありがとうを伝えたい
届かない願いだとしても
胸の奥でずっと呼んでいる
時間だけが
少しずつ私を前へ運ぶまで
どうかそばにいてね
私の中の君よ
消えないで
立ち直る自信はないけれど
君の分まで生きてみる
それだけが今の私にできる
愛していたよ
ずっと
これからも
by きずな
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