【フルファンディング完全ガイド】学費タダ+給料をもらってアメリカの大学院で修士・博士を取る方法🇺🇸
こんにちは。カリフォルニア会社員です。
ワタシは普段シリコンバレーのバイオテック企業でサラリーマンとして働いています。その昔、
学費を1円も払わずに、給料をもらいながらアメリカの大学院で分子生物学の修士号と博士号を取りました。
その後カリフォルニア大学でポスドクをやり、グリーンカードを取得して、今は普通に会社員をしています。PhD時代に書いた論文は5本。
と書くと優秀な人なんちゃうかと思われるかもしれません。
全然違います😂
ワタシは日本の給付型奨学金に応募して惨敗しています。人生で一度も、日本の奨学金をもらったことがありません。トビタテも国費もフルブライトも、全然縁がありませんでした。
つまりワタシは
とりたてて優秀ではない超一般学生
じゃあなんで学費ゼロでアメリカの大学院に行けたのか。
答えは、日本ではあまり知られていない「アメリカ理系大学院のフルファンディング」という仕組みを使ったからです。
この記事は、それをどうやって手に入れるかの話です。
この記事でわかること
アメリカ留学、実際いくらかかるのか(3校の実額)
日本の奨学金・アメリカの奨学金がなぜ使えないのか
学費免除+給料+健康保険がセットでついてくる「フルファンディング」の仕組み
それを実際に手に入れるための具体的な動き方
教授に送るメールの実例(英文+和訳)
修士課程でもフルファンディングを取った方法
こんな方に向けて書いています
アメリカ大学院に興味がある理系の方
理系の学部生・修士学生
お金がなくて留学を諦めかけている方
修士・博士を考えている方
1:実際の留学費用を計算してみよう💰💰💰
留学は高い高いといいますが、じゃあ一体
いくらぐらいするん?
ここでは代表例として、タイプの異なる3校を見ていきます。
州立大学:ハワイ大学マノア校(ハワイ州)
私立名門大学:スタンフォード大学(カリフォルニア州)
アイビーリーグ:ハーバード大学(マサチューセッツ州)

Harvard GSASとは、ハーバード大学の大学院(研究系大学院)のことです。
1ドル=164円で計算。学費・生活費は年度・専攻・居住スタイルによって変動するので、あくまで目安としてください。
州立大学ですら4年間で3,500万円コース。私立やアイビーリーグに至っては1年で1,500万円クラス。もはや家一軒買えそうな金額です。いや、アメリカではそれぐらいでは買えないですがw
めっちゃ高いですよね!!
ワタシは一般人なのでどうやって賄うんや!?と思ってしまいます。そこでまず考えたのが、日本の奨学金でした。
2:日本の奨学金という「超狭き門」
国費留学、トビタテ!留学JAPAN、フルブライト、中島記念国際交流財団など。
これらの奨学金は限られた予算を、厳しい選考によって選ばれた少数に集中して配分する。つまり、「選抜型」です。
私自身も、平和中島財団の奨学金に応募しました。

呑気なワタシは200人ぐらい応募して25人ぐらいもらえるん!?結構いけるんちゃう!?と思っていました。結果
惨敗😨
舐め切ってたワタシに受け止めなければならない現実が目の前に。そらもう
激辛も激辛
あれ、ワタシ全然一回もこんな感じの奨学金もらったことないけど?ワタシ、日本の奨学金もらえるほど優秀ちゃうねん。けど
けど全然諦めきれへん
じゃあどうしたらいい?
3:アメリカの奨学金制度
ということでアメリカにならなんかいけそうな奨学金あるんちゃう?と思って調べてみました。
そしてもっと高い壁にぶち当たるんですね。
外国人(留学生)という壁
米国政府系の支援(FAFSA等)は対象外。うちら日本人みたいな外人、アメリカは助けてくれないんですね。
ちなみにFAFSAはFree Application for Federal Student Aid(連邦学生支援申請書)の略で、簡単に言うと、アメリカ政府の奨学金・学生ローン・学費補助を申請するための共通フォームです。
アメリカの大学生や大学院生は、まずこのFAFSAを提出して、そこから
Pell Grant(返済不要の給付型奨学金)
Federal Student Loans(政府系学生ローン)
Work-Study(大学内アルバイト)
などの支援を受けるかどうかが決まります。ただし重要なのは、FAFSAは基本的にアメリカ市民または永住権保持者向けの制度です。そのため、日本人留学生は通常FAFSAの対象外になります。

とほんま泣きかけました。そんなときアメリカのこんなシステムを知ることになります。
4:アメリカ理系大学院の💰のシステム
そんな時知ったのがこれです。
アメリカの研究大学の理系大学院生(特に博士課程)は、 学費を払う側ではなく、研究に参加してその対価として給与を得ながら学ぶ
これがフルファンディング(Full Funding)という概念です。以下三つのものがついてくることが一般的です。
Tuition Waiver(学費の全額免除): 数百万円単位の学費がゼロになる
Stipend(生活費としての給与): 毎月、現金が振り込まれる
Health Insurance(健康保険): 高額な米国の医療保険を大学がカバー
え!!!こんな美味しい制度があるの!?
これを知ったときワタシはもうめっちゃ感動しました。
なぜそれが可能なのか?
この制度は、大学が善意で支援しているわけではありません。多くの場合、研究室の教授が外部資金を獲得し、その研究費から大学院生をリサーチアシスタント(研究補助・RA)、もしくはティーチングアシスタント(授業補助・TA)として雇用します。
国の研究助成金
企業からの研究委託費
財団からの研究資金
大学院生は「お金をもらう学生」ではなく、研究プロジェクトの一員として扱われます。
ここが、日本の大学院との大きな違いです。
Stipend(給与)の現実
理系分野の大学院生の年間給与は、全米でおおむね 36,000〜55,000ドル(約590万〜900万円)。
え!学生しながら給料入るん??
めっちゃええやん!そしてワタシはこの制度が欲しくて欲しくて仕方なくなってしまったのです!

トップ校・人気分野になるほど、学費タダどころか給料も上がっていくという、当時のワタシからしたらもう夢みたいな世界です。

ワタシがアメリカに留学するためにはこのシステムしかない!!と思いました。
***********
ここまでで「そんな制度があるんや」ということはわかってもらえたと思います。
問題は、じゃあどうやってそれを手に入れるかです。
ここから先で書くのは、この5つです。
どの大学の、どの教授を狙うべきか
教授に送るメールの型(英文+和訳/論文がない人向けの差し替え版つき)
返信が来なかったとき、断られたときの動き方
出願までの逆算スケジュール
ワタシが修士課程でフルファンディングを取るまでにやったこと
ワタシが実際にやったことを全部書きます。
ここから先は
¥ 500
チップで応援してくれてありがとうございます!めっちゃ励みになります🙏
