かしこく生きる
「頭の良い人」と聞くと、どんな人を思い浮かべるだろうか。
勉強ができる人?
知識が豊富な人?
もちろん、それも一つの「頭の良さ」だと思う。
しかし、本当に重要な頭の良さは、
それだけではないと考えている。
自分の頭で考え行動し、信頼を積み上げていける人。
今回は、そんな「頭の良い人」になり、
「かしこい人生」を送るために大切だと思う考え方を紹介したい。
〜「頭の良さ」は他人が決める〜
まず、大前提として覚えておきたいことがある。
それは、
「頭の良さ」は、自分で決めるものではなく、
他人から評価されるものだ。
ということ。
自分では「自分は頭が良い」と思っていても、
周囲からそう思われていなければ、
人間関係や社会の中では意味を持たない。
本当に頭の良い人は、知識をひけらかす人ではない。
その場に応じて適切な判断をし、相手と円滑にコミュニケーションを取り、問題を解決できる人である。
つまり、頭の良さとは「知っている量」だけではなく、
「知っていることを、どう使うか」
に表れる。
〜感情的になったら、その時点で負け〜
頭の良い人ほど、感情をコントロールする。
もちろん、腹が立つことはある。
しかし、
そこで感情のままに言い返してしまえば、
冷静な判断ができなくなる。
だからこそ、感情が大きくなったときほど、
一歩引いて考える。
「なぜ相手はこんなことを言っているのか?」
「相手は何を求めているのか?」
「今、自分が取るべき行動は何なのか?」
感情をなくす必要はないが、
感情に判断を支配されないことが重要である。
〜相手の「言葉の奥」を考える〜
頭の良い人は、相手の言葉をそのまま受け取るだけではない。
その言葉の奥にある「想い」まで考える。
例えば、
「最近、仕事が大変なんだよね。」
と言われたとする。
単純に「仕事が大変なんだ」と受け取ることもできる。
しかし、
「頑張っていることを認めてほしいのではないか。」
「何か相談したいことがあるのではないか。」
と考えることもできる。
言葉の表面だけを見るのではなく、
「この人は本当は何を伝えたいのだろう?」
と考える。
この習慣が、思考の深さにつながっていく。
〜質問する前に「仮説」を立てる〜
相手を理解するためには、質問することも重要である。
ただし、何も考えずに質問するのではない。
まず、自分なりの仮説を立てる。
「もしかすると、この人は○○について悩んでいるのではないか。」
そのうえで、
「もしかして、一番大変なのは○○だったりする?」
と聞いてみる。
そうすると、相手も
「自分のことを真剣に考えてくれている」
と感じることができるし、
己の思考力も鍛えられる。
〜すぐにアドバイスをしない〜
人から相談されたとき、つい答えを教えたくなる。
しかし、頭の良い人は、すぐに自分の答えを押し付けない。
まずは相手の話を整理する。
「つまり、○○ということ?」
「一番悩んでいるのはここ?」
と確認する。
相手が自分自身で答えを見つけられるように手助けする。
これは、人とのコミュニケーションだけではなく、問題解決にも通じる考え方である。
〜「何をするか」だけではなく「何をしないか」〜
頭の良い人は、
行動することだけを考えているわけではない。
「何をしないか」も決めている。
やらないことを決めることで、
本当に必要なことに集中できる。
人生の時間は有限である。
だからこそ、
「何をするか」と同じくらい「何をしないか」が重要なのだ。
〜物事を理解するとは「区別する」こと〜
物事を理解するということは、単純に知識を増やすことではない。
「違いを区別できるようになること」
だと思っている。
例えば、
良い人・悪い人の違い
良いお金の使い方・悪いお金の使い方の違い
皆さんはこうした問いに対して、
自分なりの答えを持っているだろうか。
世の中には、誰かが決めた「正解」がたくさん存在する。
しかし、それをそのまま信じるのではなく、
「自分にとってはどうなのか?」
と考える。
そして、自分なりの基準を作る。
これが「自分の頭で考える」ということである。
〜他人からの承認は「結果」で得る〜
「頭が良いと思われたい。」
「周囲から認められたい。」
そう思うことは自然なことである。
しかし、他人からの評価を直接求めすぎると、
他人の目を気にして生きることになる。
承認を得たいのであれば、
結果を積み重ね、成果を出し、
それを継続することが重要である。
「認めてほしい」と言うのではなく、
「認めざるを得ない結果を出す。」
この考え方を持つことも大切である。
〜最後に〜
頭の良い人になるために、特別な才能が必要なわけではない。
・読書などで知識を増やす
・感情をコントロールする。
・相手の話をしっかり聞き、深層心理を汲み取る
・仮説を立て、検証する。
こうした小さな習慣の積み重ねが、少しずつ思考力を高めていく。
そして何より大切なのは、
「自分は本当に正しいのか?」
と常に問い続けることだと思う。
自分の考えを疑い、他人の意見を聞き、
愚直に行動する。
そして、自分なりの答えを出す。
これを繰り返す人は、
少しずつ「自分の頭で考えられる人」になっていく。
頭の良さとは、知識の量だけではない。
「自分の頭で考え、行動する力」を少しずつ磨いていくことが、
本当の意味で「頭の良い人」になるための道なのだと思う。
