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アラフォーおじさんの情熱的ライフハックの話

地元では「生活力の鬼」と呼ばれている私が30歳を過ぎてから発見した、目からウロコのライフハック10選をお届けする。
これであなたのQOLも爆アゲ間違いなしだ!


■焼きたてのパンは美味しい

鋭敏な感性により20代半ばにして「大体のパンは美味しい」という事実に勘付いていた私であったが、「焼きたての」という最後のピースを発見し、ついに世界の秘密をあばいてしまった。
加えて言うと、良い匂いのするパン屋さんのパンは美味しい。
機会があればパン業界の人にも教えてあげたい。


■駅まで自転車で行くと早い

革命が起きた。
早い上に楽なのである。
駅前の駐輪場がまだ空いている所を見るに、この真実に気付いている人間はわずかと思われる。
しかしこんなに美味い話はかえって怪しい。
便利さの向こう側に潜む闇に、私は目を凝らしている。


■ジュースは水で割ると増える 

令和7年のこの物価高に、文字通り正面から水を浴びせるソリューションだ。
因みにジュースがなくなった時は水道水をロックで飲んでいる。
市販のミルクティーを更に牛乳で割っていたオカンの教えが今、私を照らしている。


■炊きたてのご飯をラップで包むとおっぱい

「冷凍すれば食べ切らなくていい」という世紀の発見も、この真理の前では些末な話だ。
温かくてふかふかした手触りは論理を超越する。
一般の人類がその手触りを知って正気を保てるとは思えないが(私は特別な訓練を受けていたおかげで意識を失わずに済んだ)、世界は何らかの形で平和に近付くだろう。


■ベロベロの状態で通販するとドキドキが止まらない

宴会後の一週間は何が起きても不思議ではない。
先日は頼んだ覚えのないキッチンペーパー10本と冷凍塩鮭4kgが自宅に届いて腰を抜かした。
冷凍庫は張り切って炊いた白ご飯で埋まっていたため塩鮭が入り切らず、初日に1kg食べた。


■おっぱいはチラ見してもバレるのでしっかり見る

真面目に弁明したいのだが、女性の胸を前にして「見るか、見ないか」という選択肢は私には与えられない。
胸は見るものとして脳が強制的に眼球を動かすので、「意志を持って見るか、なあなあで見るか」しかないのである。
意志ある所に道は開ける。


■小学生より早く寝る

元々は毎日夕方までずっと眠たかった私であったが、夜9時半に寝ることにより翌日昼前に眠気が治まるという裏技を手に入れた。
そこから更に「夕方7時に就寝して翌日午前中からイケイケになる」というバブみ生活を目指したが、3時間で目が覚めて眠れなくなるので素人にはお勧めできない。


■息を止めれば酸素が美味い

怠惰が極まったある日、さっき息をしたばかりなのにまた息をしないといけないのか、と腹が立った。
断固たる決意で呼吸ストライキを敢行したものの、結果はあまりに苦しく、また息を吸ったときの喜びはひとしおであった。
その日を境にマイブーム=呼吸になった。


■自分は思ったより臭い

寝ても覚めても呼吸が苦しいので、鼻中隔湾曲症の矯正手術を受けた。
息の通りは劇的に改善し、無自覚に失われていた嗅覚も回復した。
風呂上がりに車に乗ったらむせ返るようなオジサンの臭いが立ち込めて、泣きながら窓を開けて走った。


■お姉さんが使っている柔軟剤を聞く

以前は洗剤や柔軟剤を買う時、これはどこかのお姉さんと同じ匂いなのだ、などと考えて胸をときめかせていた。
しかし今はもうそんな所にはいない。
私は個別具体の、あのお姉さんの匂いに包まれているのだ。
喜びの代償として違う種類の物を買うと浮気をしているような後ろめたさに苛まれるが、その罪もまた甘美なのである。


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