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愛おしさを感じる場所

お花見会場とスケート場が好きです。
春、野にいっせいに咲いた花畑みたいだから。

「花畑?どこが??ってか一体何の関連性が?」ってなりますよね。
説明させてください。

以前は、お花見会場も、スケート場も、自分と家族が楽しむための場所でした。しかし、ある時から、見ている世界から受け取る情報が少し変わりました。

家族、親子、恋人たち、友達の集団…それらの人たちがただただ楽しそうに過ごしている雰囲気がひとつの場所に集まっていることが、たまらなく愛おしくなるのです。

それはまるで、野の花ひとつひとつが可愛らしく咲き、それらが集まりひとつの花畑という心癒される景色をつくっているかのよう。

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そう感じるようになったのは、コロナがきっかけだったかもしれません。

コロナが流行っていた頃、長年続いていた地元の観桜会が中止になりました。
日本三大夜桜として有名な公園で、観桜会のシーズンは毎年たくさんの県内外の方が訪れていました。
屋台の並んだ道は人でごった返し、芝生の広場にはシートを敷いてお弁当やお酒を楽しむ家族や団体でぎゅうぎゅうだったのに、それがすっかり消えてしまったのです。

屋台は1つもなくなり、ぼんぼりだけがほのかな光を灯し、地元の人たちが少人数で散歩をするお花見会場は、それはそれは静かでした。

だけど、だからこそ、そこにいる人たちが一緒にいる人と幸せを分かち合っている様子がよく見えました。
いや、目に見えるものがあったわけじゃないけれど、雰囲気というか、スピっぽい表現で言うならオーラというか。
コロナ渦で人との交流が制限された時期に、大切な誰かと過ごすそれらの人たちから、愛おしい何かを感じていました。

それぞれの人たちが心温かく過ごしている。
そういう最小単位の集まりが、ひとつの空間のあちこちに点在している包括的な雰囲気がとても幸せに感じられました。
ひとつひとつがキラキラした宝石で、それがたくさん詰まった宝石箱みたいなイメージ。

そこにいる人たちの幸せとシンクロしてるかのような美しい夜桜

「ハッピーな人たちの集まり」という言葉はちょっと違う気がするし、みんなで盛り上がってるライブ会場とは違うんですよね。
うーん、何が違うんだろう?

”個々に” 大切な人たちと、大切な時間を過ごしている。

ところかな?それがたくさん集まっている場所が、いいんだと思います。

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先日、数年ぶりにスケートに行ったのですが、割とコンパクトな地元のスケートリンクはまさにそんな愛おしい雰囲気に溢れていました。

オリンピック効果か?大人同士で来ている人も多めでした

高校生?大学生?くらいの男子が9人で「俺ら、今日初めてスケートきた!」と話しているのが聞こえてきました。
体はすっかり大人サイズなのに、スケートリンク整備車がリンク内を回る様子を9人並んで身を乗り出して眺めている様子は、小学生のやんちゃ男子たちと何も変わらず。ほほえましいと思いながらつい眺めてしまいました。

初めて連れてこられたと思われる2~3歳くらいの女の子は、大人2人に挟まれ体を支えてもらうも、怖かったのか大泣きしてしゃがみ込みで全力抵抗。
だけど、しばらくすると、慣れてきたみたいで一生懸命滑っていました。ほっとしているお母さん。そういうのを見るのも愛おしい。

20代前半のカップル。後ろ向きで滑れるくらい滑りに慣れてる彼女と、初めて滑りにきたと思われる彼氏。産まれたての子鹿みたいに足をプルプルさせてかっこ悪さ全開だけど、それが逆になんか良い。彼女も必要以上に手は貸さずあたふたする彼氏を見守ってるのも、ちょっと笑えて面白い。思わず心の中で「がんば!」と応援してしまう。

私自身も、もちろん一緒に来た家族とスケートするのを楽しんでいるのだけど、ふと視界を広げてその空間全体を見渡してみると、こんなふうに幸せな光景が散りばめられていることに気付くのです。それを感じている自分もまた幸せ。

この感覚、共感してくれる人いるかな??

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