見出し画像

獣医師にとってかなり難易度の高いご要望

動物病院に来院する理由の一つに

ごはんを食べない』

というものがあります。


病気や様々な原因によって、動物は食欲不振になり、ごはんを食べなくなることがあります。

そのような場合に、しっかりと飼い主さんのお話を聞いて原因を探ったり、身体検査をして何が食欲不振の原因なのか考えます。

それで原因が見つかることもありますが、はっきりと分からないこともあります。

その時にこちらが提案することが

検査』です。

血液検査、レントゲン検査やエコー検査などをして、原因を探していきます。


ほとんどの飼い主さんは、やはり原因が知りたいので検査のご了承は頂けます。

しかし、検査を希望されない飼い主さんもいらっしゃいます。


動物に検査のストレスや負担を与えたくない…

費用的な問題…

動物が高齢過ぎるので、積極的なことはご希望されない…

理由はさまざまあります。


飼い主さんのご希望が優先なので、私もそういう場合は強制的に検査を勧めることはありません。

しかしこの時に、とても厳しいご要望を受けることがあります。

それは

検査はしなくていいから、ごはんを食べるようにして欲しい』

です。



…………


お気持ちはとても良くわかります。

しかし、何か原因があるからご飯を食べないわけで、それを調べるのが検査なのです。

検査する→原因知る→その治療→食欲改善

が基本なのです。


私に超能力があって、検査をせずに原因がわかればそれも可能なのですが。

残念ながら私はただの人です(笑)


あと、ご年配の方によく言われるのが

検査はしなくていいから、ごはんを食べるようになる注射して!』

です。


体調を補正する点滴や、食欲増進剤の薬はありますが、なんにでも効く万能薬のような注射はありません。

そんな注射があったらありがたいですけどね(笑)

いいなと思ったら応援しよう!

PKS/獣医メンタルケア よろしければサポートお願いします。 頂いたサポートは何か動物たちの役に立つような事に使わせて頂きたいと考えております。