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何人もの同僚が消えた職場で生き延びた話

長い時間、しんどい上司のもとで働いていました。

怒られ続けて、自信を削られて、周りの同僚が次々といなくなっていく。
それでもなんとか生き延びてきた話を書きます。

怒られるのが日常だった

前日に言ったことを、翌日には否定する。

上司の指示が間違っていても、怒られるのは僕だった。
信頼している人の意見はすぐ受け入れるのに、そうでない人には何時間でも詰め続ける。

そういう上司でした。

最初は「自分が悪いんだ」と思っていました。
報告の仕方が悪い、準備が足りない、気づけなかった自分のせいだ、と。

でも何年経っても同じことが繰り返されました。

次々と同僚が消えていった

気づいたら同僚が減り始めました。

先週まで普通に働いていた人が月曜日に来なくなる。そのまま戻ってこない。最初は一人だったけどそれが続きました。

週明けに休みがちになる人もいました。今思えば兆候があった。
でも当時はただ見ていることしかできませんでした。

中途で入ってきた人も同じように消えていく。
気づけば片手では数えられない人数になっていました。

一人だけ自分から声をかけた同僚がいました。
明らかに追い詰められているのがわかったから、こまめに状況を確認していた。

「人事に異動を願い出た方がいい」と伝えたけど、人事は動かなかった。
結局その人も休職してしまいました。

自分には何もできなかった。それが今も引っかかっています。

自分もターゲットだった

もちろん、自分も無関係ではありません。

報告のたびに長時間詰められた。
正しくやったつもりのことが理不尽な理由で返ってくることも日常茶飯事でした。機能設計のレビューは何度やり直しても終わらなかった。

朝、目を覚ますと体に症状が出るようになりました。
胃が痛い。めまいがする。それが普通になっていました。

それでも毎日働いていました。

それでも辞めなかった理由

何度か本気で辞めようと思ったことがあります。

でも「辞めて何をするか」が思い浮かびませんでした。
長い時間をかけて自信を削られていたから、転職しても通用しないと思っていたし、技術力への自信もなかった。
メンタルが弱っている時に転職活動をするエネルギーなんてありません。

追い詰められるほど、動けなくなる。

その構造にはまっていました。

それでも生き延びられた理由

メンタルが強かったから、じゃないです。

むしろ逆で、人より弱かったから早めに逃げることができました。
限界より少し手前で「もう無理だ」と感じるアラートが鳴る。
そのアラートに素直に従って、休みました。

ただそれだけでした。

自分を甘やかすことを恥じませんでした。
無理をかっこいいとも思わなかった。しんどくなったら逃げる。
それを繰り返してきました。

今の気持ち

その上司のもとを離れて状況は変わりました。

でもすっきりはしていません。離れたからこそ、あの環境の異常さに気づきました。
当時は「自分が悪い」と思っていたことが、そうではなかった。

上司のもとを離れて少し時間が経ちました。それでも今でも思い出します。
腹が立つこともある。たぶんこれは時間が解決するしかない。
記憶が薄れても、一生忘れることができないかもしれないです。

それでも、生き延びました。

メンタルが強かったから生き延びられたんじゃないです。
弱かったから、早めに逃げることができました。

同じような場所にいる人に少しでも届けばうれしいです。

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