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精神障害の労災認定が7年連続で過去最多。原因トップはパワハラ

「残業はそれほど多くないのに、なぜあの社員が体調を崩したのか」。人事担当の方からよく聞く声です。

令和7年度の「過労死等の労災補償状況」(厚生労働省)を見ると、精神障害の労災認定は1,082件7年連続で過去最多を更新しました。しかも原因のトップはパワハラです。

ポイント

  • 精神障害の労災認定(仕事が原因の心の病気として労災と認められること)は1,082件で7年連続過去最多

  • 過労死等の請求件数は6,212件(前年度比1,402件増)で過去最多

  • 原因となった出来事の1位はパワハラ222件、次いでカスハラ(顧客等からの著しい迷惑行為)・セクハラ

  • 精神障害の労災は、残業時間の長さだけでなく「業務による強い心理的負荷(出来事)」で判断される

  • パワハラ防止措置は中小企業も義務化済み。令和8年10月にはカスハラ対策の義務化も予定

認定の仕組み

精神障害の労災認定は、脳・心臓疾患のように「時間外労働が月80時間・100時間を超えたか」だけで判断するものではありません。

基本的には、発病前おおむね6か月の間に、業務による強い心理的負荷があったかを見ます。たとえば、上司等からのパワハラ、顧客等からの著しい迷惑行為、セクハラ、仕事内容や仕事量の大きな変化などです。

つまり「うちは残業も少ないから関係ない」と思われがちですが、実はそうとも限りません。
長時間労働がなくても、職場で強い心理的負荷がかかる出来事があれば、精神障害の労災として認定される可能性があります。

人事労務の実務メモ

就業規則・企業型DC・助成金など、現場で迷いやすい論点を実務目線でまとめています。

一次情報
令和7年度「過労死等の労災補償状況」を公表します|厚生労働省

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