現場の専門職から企業マネジメントへ——小児言語聴覚士が考える「人材育成」と「自己実現」
はじめまして、よこと申します。
2011年から小児専門の言語聴覚士(ST)としてキャリアをスタートしました。ことばの発達に課題を抱えるお子さんとそのご家族と向き合い続けた10年以上の経験は、今も私の思考の根っこにあります。
現場で見えた「限界」——公務員・医療施設時代
最初に勤めたのは公務員としての療育現場でした。その後、医療施設に活動の場を移し、より直接的な臨床の中で子どもたちと関わり続けました。現場での支援は非常にやりがいのあるものでしたが、年数を重ねるうちに、ある現実的な壁に何度も突き当たるようになりました。それは、「個人の専門性や熱意だけでは、解決できる課題には限界がある」ということです。どれほど優れた支援者がいても、それを支える組織の仕組みや人材配置、継続的な育成環境(研修制度など)が整っていなければ、質の高い支援を安定して届け続けることは難しいという現実でした。
転身の理由——仕組みを変える側へ
「現場を変えるには、仕組みそのものを変えなければならない」。そう考えるようになったことが、臨床の外側——経営、採用、人材育成——にアプローチする道を選んだ理由です。現場のプレイヤーとして目の前の課題に対処するだけでなく、より根本的な環境改善に取り組みたいという判断から、組織を動かす側であるマネジメントの道へ進みました。
現在の業務——法人管理・研修・人事・採用
現在は営利企業の部長として、次の3つの領域を中心に担っています。
法人管理:組織全体の運営・マネジメント
研修:スタッフの育成・教育プログラムの設計と実施
人事・採用:採用戦略の立案から選考、定着支援まで
医療・福祉の現場で培った「人を見る目」や対人支援のスキルは、そのまま組織開発や人材育成にも応用できる武器になっていると感じています。理想論を語るだけでなく、現場のリアルな課題を直視し、持続可能で強い組織をどう作るか——という建設的なアプローチを日々の業務で大切にしています。
このnoteで発信していくこと
現場の専門職から企業のマネジメント層へと立場を変えたことで、見えてきた景色がたくさんあります。また、指導者がいない小児療育の現場において、どのように自己実現を図っていくか、どのような手技・手法を身につけるとよいかも書いていく予定です。
専門職からマネジメントへの移行における壁と乗り越え方
理念だけでなく、実際に人が定着し育つための人事・採用・研修の仕組みづくり
医療・福祉領域の専門性を、いかに組織づくりや企業価値の向上に結びつけるか
小児のことば・発達支援に関する、現実的で明日から使える視点
失敗談も含めた、キャリアや仕事観の振り返り
発信のスタンス
エビデンスや制度を踏まえつつ、現場で本当に使えるレベルまで落とし込むこと。完璧な正解を示すよりも、「いま、この状況で取りうる現実的な選択肢」を一緒に考えること。これが、私が大切にしている建設的・現実主義のスタンスです。
小児言語聴覚士として現場に立ち、その後組織を動かす側に回ってきた経験から学んだこと、うまくいかなかったこと、今も試行錯誤し続けていることを、少しずつ言葉にしていきます。どこかで同じようなことを考えている方に届けば嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
