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「双極性障害です」と告げられて ―― 活動的なのは、回復じゃなかった|生き直す #3

star(スター)です。
長らく投稿が出来ておらず大変申し訳ございません。
noteで過去のことについて投稿を始めてから、しばらく体調を崩しておりました。
ようやく本調子が戻ってまいりましたので、投稿を再開してみます。

前回(#2)、私は朝礼で倒れ、友人の一言に背中を押されて精神科を受診し、そのまま入院しました。

今日は、その入院先で告げられた「病名」のことを書きます。 それは、これから長く——いえ、一生付き合っていくことになる病気でした。

「双極性障害です」

医師から告げられたのは、双極性障害という診断でした。

正直に言うと、最初はうまく受け止められませんでした。
「自分が、心の病気?」という戸惑い。
その一方で、「これまでの不調には、ちゃんと理由があったんだ」と、どこかホッとした気持ちもありました。

気力がまったく湧かず、布団から出られない日。
逆に、頭が冴えて止まらなくなる日。
あの両極端な波には、名前があったのです。

退院後、ジムにのめり込んだ

約1週間で退院し、私は通院を続けながら、少しずつ日常を取り戻そうとしていました。

そんなとき、友人に誘われて、ジムに通い始めました。
体を動かすのは気持ちがよくて、私はどんどんのめり込んでいきました。

最終的には、1日に4回もジムに通うようになっていました。

自分では、こう思っていたんです。
「家にこもらず、外に出て、活動できている。これはきっと、良いことだ」と。

主治医の、思いがけない一言

次の診察で、私はそのことを、少し誇らしい気持ちで主治医に話しました。 「最近、ジムにたくさん通えていて、活動的に過ごせています」と。

でも、返ってきた言葉は、思いがけないものでした。

「それは、ジムに“引きこもっている”状態ですよ」

え、と思いました。 外に出ているのに、引きこもり?

主治医は、こう続けました。
「この病気の患者さんに、よく見られる傾向なんです」と。

一つのことに極端にのめり込んでしまう。
それは、回復のサインではなく、むしろ症状の一部かもしれない——。

頭をなぐられたような気持ちでした。
「良いことをしている」と信じていた行動が、実は病気の一面だったなんて、自分ではまったく気づけなかったのです。

自分の症状は、自分では見えない

この一件で、私は大事なことを学びました。

自分の症状は、自分ではいちばん見えにくい。

#1で「壊れるサインに気づけなかった」と書きましたが、それは倒れる前だけの話ではありませんでした。
倒れたあとも、診断がついたあとも、私は自分の状態を正しく見られていなかったのです。

だからこそ、信頼できる主治医の存在は、本当に大きかった。
自分では「良い」と思い込んでいることにブレーキをかけ、客観的に見てくれる人がいる——それが、どれだけ心強かったか。

もし今、あなたが心の不調を抱えているなら。
「これくらい平気」「むしろ調子がいい」という自分の感覚を、一度、専門家に話してみてください。
自分では見えない景色を、教えてくれるはずです。

次回のこと

実家での療養を経て、私は妻と子どもの待つ家に戻りました。
けれど、回復への道は、まっすぐではありませんでした。

自宅の外壁工事で組まれた足場が、現場と同じ光景に見えて、また外に出られなくなったこと。 家から一歩も出られず、通院すらできなかった時期があったこと。

次回(#4)は、そんな自宅療養中のリアルを書きます。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
よかったら、フォローして待っていてもらえたら嬉しいです。
あなたの今日が、少しでも穏やかでありますように。

star

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