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アニメ&特撮から離れゆく。


こんにちは、雲州はとむです。この五年程、実に寂しいながらも確実に、私はアニメ&ニチアサ(特撮番組)から離れつつあります。その原因を自分でもずっと考察してきたのですが、少年ジャンプ作品からもすっかり足抜けしてしまったのも、理由の一つかもしれません。



物心ついた頃から、国内アニメっ子!


「……この数年は国内アニメよりも、すっかり海外ドラマのBlu-rayBOXを買うようになったなあ……」と痛感するようになったのは、多分「ガンダムユニコーン」が地上波放送を終えた頃かなと思います。


我が家は父方の親戚一同が、子供時代から時代劇や邦画よりもハリウッド映画で育てられた家風でした。祖父が「子供達には、ディズニー映画をたくさん観せて英才教育をさせる」方針だったらしく、父や叔父、伯母もイングリッド・バーグマンやハンフリー・ボガードを代表するハリウッドスター達を、青春の憧れとしてきた世代です。

そんな血筋に生まれた私は、幼い頃から深夜の海外ドラマを観ていたし、それから何よりも「機動戦士ガンダム」や「銀河鉄道999」「サイボーグ009」に、毎週胸を焦がしながら魂を燃やし尽くしていたものです。


欧米映画に、全く引けを取らなかった昭和のアニメ。


私の世代は、まさにガンダムの洗礼を受けてきたと言っても過言ではないのですが、それと同じくらい素晴らしかった作品は、若き日の宮崎駿と高畑勲、近藤喜文などが作った「ルパン三世カリオストロの城」や、「赤毛のアン」「未来少年コナン」など、後にスタジオジブリの土壌を形成したものなど。

それから、1990年から2010年代に最盛期を迎えた「オリジナル・ビデオ・アニメーション→OVA」文化ですね。原作のない物語を、精巧な手描き作画で映像化したシリーズから、「魔界都市新宿シリーズ」「吸血鬼ハンターD」「クラッシャー・ジョウシリーズ」、そしてTVシリーズからの続編を後継した「機動警察パトレイバー」、「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」、ファンからのクラウドファンディングでビデオ110巻分を完成させた「銀河英雄伝説」など、数え上げればキリがありません。

私は中高生の頃は特に、全く日本の恋愛ドラマや刑事ものには興味がなく、「ハリウッドにさえ、絶対に引けを取らない」と信じていた日本のアニメーションに、心を奪われきっていました。歴史は大好きなので、大河とNHKの水曜時代劇は別格で。

辛かったことは、当時のOVAは全30分という短編でありながら、一本一万円を超える価格だったことです。一ヶ月五千円のお小遣いをなんとかやり繰りする高校生には、とても手が出ない商品でしたから。

なので、マニアなビデオレンタル店にて珍しいアニメの続編やスピンオフが並んだ日は、父と隣駅まで歩いたものです。中古ビデオが商店街の出店に並べられると、二人で分担して「銀英伝」や「ガンダム0083」を買ったり。DVDが一般家庭に普及した頃には、深夜に毎週「巌窟王」「攻殻機動隊SAC」「桜蘭高校ホスト部」を必死で録画しまくったりしていました。


2010年代、傑作アニメが地上波放送で続く。


「もう、あれから20年」と驚かされるアニメの代表が、おそらく「ガンダムSEED」「創聖のアクエリオン」「涼宮ハルヒの憂鬱」「テニスの王子様」などのラインナップではないかと思いますが、いやはや本当に……、あの当時は毎週ほぼ毎日心踊るタイトルが地上波放送されていたもんなんですよ。

「TIGER & BUNNY」や「ガンダム00」「銀魂」「BLEACH」「家庭教師ヒットマンREBORN!」「叛逆のルルーシュ」がゴールデンタイムに流されていた時には、まさにコミケで二次創作の同人誌文化が華やかに乱舞していた時代。

豪華声優陣が、何十人も同じ巨大ステージに立って生アフレコを披露するイベントのチケットが激戦抽選になったり、友人達と協力し合って座席をサーブしたり。今となっては全て、懐かしい思い出。


いつの間にか、アニメをほとんど観なくなっていた。


私が国内アニメに退屈して失望し始めたのは、正確にはどの辺りだったのか。「ユーリオンアイス」「黒子のバスケ」が終わった頃だったかなあ……。それまで毎週アニメのレビューを更新していたネット仲間が、ブログを閉鎖したりTwitterアカウントを消したりし始めました。

私自身、お決まりのファンタジーストーリーや、ゲーム世界舞台のアニメに飽きてしまって。「鉄血のオルフェンズ」で、アナザーガンダムの呆気ない終焉を観たのも大きかった。好きな敵側キャラクターはほぼ全員生き残ったけど、それ以降イベントに参加したりはしませんでした。

少年ジャンプを全然買わなくなった背景も、アニメから卒業するスピードを加速させた原因。「黒バス」の海常高校がとにかく大好きで、イベントに合わせて仙台を訪問するくらい。2015年には「ジョジョの奇妙な冒険三部」に合わせて、聖地巡礼にも行ったり。





懐かしのアニメディスクを買い続ける、令和。


私が小学生の頃にはまだ録画機器が一般には普及されておらず、また一度地上波放送が再放送されることは非常にまれでした。「機動戦士ガンダム」が度々再放送されていたのは、熱烈なファンからの願いを聞き届けていたテレビ局の珍しい好意なのです。

だから、それほど人気が高くない作品を一度見逃してしまうと「……次見られるのはいつか、分からない……」絶望感ばかりだったんですね。

そして平成後半期になり、世界にはBS有料放送やネットの配信システムが拡散され、過去の様々なアニメや特撮が頻繁に家で観られるようになりました。

私はかつてキッズステーションやアニマックスに加入していましたが、今はほとんどの名作をディスク購入しています。観たい時に観たい場所だけを簡単に引っ張り出せるから。

先日は、35年振りくらいにやっと「巨神ゴーグ」のBlu-rayBOXを購入し、懐かしく当時胸をときめかせながら楽しんだストーリーを追っています。昨日はプレミアム版で限定発売された「蒼き流星SPTレイズナー」を見返したし、来年には「マクロスF」のBOXも再発売されるそうです。限定盤はあっという間に完売してしまったので嬉しい……。


この頃はもう、新しいアニメや特撮番組を無理に好きにならずとも良いや、と開き直ってきました。だって私は子供の頃から今まで素晴らしい傑作にたくさん巡り会えてきたし、若い世代とは比較にならない天才揃いの声優やアニメーターに育ててもらってきたから。


これからどんどん、地上波やネットのアニメから離れていく一方かもしれないけれど、そういう過去の伝説的なアニメとずっと生きていけば良い。そう思って過ごすようになりました。BS12でももっともっと、歴史に名前を残している影の名作を放送して欲しいな。



仮面ライダークウガ、アギト、剣は全部BDにて入手。



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雲州鳩 マダム、ムッシュ、貧しい哀れなガンダムオタクにお恵みを……。