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【2/21】VCファンド設立2選

2025年、スタートアップ投資の分野で注目を集める2つのベンチャーキャピタル(VC)が新たな資金調達を発表しました。Cherryrock CapitalとAfore Capitalは、それぞれ異なる投資戦略を持ちながら、スタートアップエコシステムに革新をもたらすことを目指しています。本記事では、これらのファンドの特徴と戦略を詳しく解説し、今後の影響について考察します。


1. Cherryrock Capital:多様性を支援する新ファンド


1-1. Cherryrock Capitalとは?

Cherryrock Capitalは、元TaskRabbit CEOのステイシー・ブラウン=フィルポットが2023年に設立したVCで、多様性を重視するスタートアップへの投資を主な目的としています。

1-2. 1億7200万ドルのファンドIを設立

2024年1月、Cherryrock Capitalは、1億7200万ドルの「ファンドI」の最終クローズを発表しました。このファンドには、JPモルガン、ゴールドマン・サックス、MassMutual、メルリンダ・フレンチ・ゲイツのPivotal Ventures、リード・ホフマン、メロディ・ホブソン、シェリル・サンドバーグといった著名な投資家が参加しています。

1-3. 投資戦略と支援する企業

Cherryrock Capitalは、シリーズAおよびB段階の企業に重点を置いており、特に「多様な背景を持つ起業家」に投資することを目的としています。

現在、以下の2社への投資が確認されています。

  • Coactive AI(シリーズBラウンド):エマソン・コレクティブと共同で主導。

  • Vitable(シリーズAラウンド):Citi Impact FundおよびFirst Round Capitalと共同で出資。

1-4. 背景にある市場の変化

近年、多様性を推進する企業やプログラムは政治的・法的な課題に直面しています。こうした環境の中で、Cherryrock Capitalのアプローチは非常に重要な意味を持ちます。

「市場において、多様な背景を持つ創業者に対する投資が不足している現状を変えたい」とブラウン=フィルポットは述べています。

2. Afore Capital:プレシード投資の新たなアプローチ


2-1. Afore Capitalとは?

Afore Capitalは、2017年に設立されたプレシード(Pre-seed)投資専門のVCで、「スタートアップの最初の資金調達をより大きくする」ことを理念に掲げています。

2-2. 新たな1億8,500万ドルのファンドと「Pre-seed 2.0」戦略

2024年、Afore Capitalは、第4号ファンドとして1億8,500万ドルを調達しました。この新ファンドと共に、より柔軟な投資戦略「Pre-seed 2.0」を発表しました。

「私たちは小さなチェックも、大きなチェックも書くことができる。重要なのは、起業家がビジネスを立ち上げる手助けをすることだ」と共同創業者のアナミトラ・バネルジーは述べています。

2-3. Founders-in-Residence(FIR)プログラム

Afore Capitalの新たな取り組みとして、Founders-in-Residence(FIR)プログラムが挙げられます。このプログラムは、まだ具体的なアイデアを持っていない起業家に対して、アイデア創出の機会を提供するものです。

FIRプログラムの特徴:

  • 各コホートは5~8人の起業家で構成

  • スタートアップアイデアの創出に専念(資金調達のプレッシャーなし)

  • Y Combinator(YC)のような従来のアクセラレーターとは異なり、各企業ごとにカスタマイズされた支援を提供

「我々はアクセラレーターとは正反対のアプローチを取る。焦ることなく、創業者と共に製品を発明することに重点を置く」とバネルジーは語ります。

2-4. 投資対象と戦略の進化

Afore Capitalは、新ファンドから以下の規模の投資を計画しています。

  • 35~40社のプレシード企業に投資

  • 50~75人のFIRプログラム参加者を支援

これにより、従来の「アイデアを持つ起業家への投資」に加え、「アイデア段階の起業家への支援」という新たな方向性が加わりました。

Cherryrock CapitalとAfore Capitalの新ファンドは、それぞれの独自戦略でVC業界に新たな波をもたらしています。特に、起業家支援の多様性と柔軟性が重視される今、これらのファンドの動向は今後も注目すべきでしょう。


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