BNPL業界マップ2025:収益モデル・規制・勝者の条件
デジタル決済の進化とオンライン消費の急拡大により、「Buy Now, Pay Later(BNPL)」と呼ばれる後払いサービスが世界的に定着してきた。従来の分割払いは、カード会社が金利収入を得るローンとして位置付けられてきたが、今のBNPLは、スマートフォンやアプリを通じて即時決済を提供し、手数料や遅延金で収益を上げるモデルに変わりつつある。2024年には世界のBNPL取扱額が約3,400億ドルに達し、米国だけでも8,650万人が利用したと言われる。
世界市場は今後も拡大する見込みだ。ただし、調査機関によって測定基準(収益ベースか取扱高ベースか)が異なるため、予測値には大きな幅がある。
収益ベースの予測では、Precedence Researchが世界のBNPL市場規模を2025年の約233億ドルから2034年に833億ドルへ成長すると予測し、年平均成長率(CAGR)を約15.2%と見込んでいる¹。Straits Researchも収益ベースで2024年を396億ドル、2033年には4,352億ドルに達するとし、CAGRは30.5%とより高い成長率を示している²。
一方、取扱高(GMV)ベースの予測では、Mordor Intelligenceが2025年の市場規模を6,400億ドル、2030年には1.43兆ドルに達すると予測し、CAGRを17.45%と試算している³。
測定基準の違いにより予測値には10倍以上の開きがあるが、いずれの調査も二桁成長が続くとの見方で一致しており、BNPL市場の拡大トレンドは確実と言えるだろう。
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