なぜAMDは「完璧な好決算」で株価が下落したのか? (2025年Q3決算)
本レポートは、米国の半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(Advanced Micro Devices, Inc.、ティッカー:AMD)への投資を検討している、または既に保有している個人投資家の皆様を対象としています。
2025年11月4日(米国時間)に発表されたAMDの最新四半期(2025年第3四半期、7-9月期)決算は、表面的な数字だけを見れば「完璧」と言える内容でした 。売上高・利益ともにアナリストの事前予想を上回り(ビート)、さらに次の第4四半期の業績見通しまでも市場予想を上回る(レイズ)という、いわゆる「ビート・アンド・レイズ」を達成しました。
この好調を牽引したのは、AI(人工知能)ブームを背景としたデータセンター向けAI半導体(GPU)の力強い需要と、PC市場の本格的な回復に伴う主力CPU(Ryzen)の記録的な販売です 。
しかし、この好決算の発表にもかかわらず、AMDの株価は発表後の時間外取引で下落しました。
なぜ、市場予想を上回る好決算を発表したにもかかわらず、株価は売られたのでしょうか? 本レポートでは、この「パラドックス(逆説)」を解き明かすため、表面的な数字の奥にある「コスト構造」「キャッシュフロー」「競合他社との比較」、そして決算直前に浮上した「新たな訴訟リスク」まで、AMDの現状を徹底的に解剖し、個人投資家の皆様の投資判断の一助となる深い洞察を提供します。
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