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栄養指導プラットフォーム Berry Street、5000万ドル資金調達

米国の医療システムは、長年、食生活に関連する慢性疾患に対処するのに苦労してきました。しかし、近年のGLP-1受容体作動薬(例:オゼンピック)の登場により、体重管理の新たな可能性が開かれました。

これらの薬剤は、多くの健康保険でカバーされていますが、治療計画の一環として、医師は、患者に栄養士との相談を求めることが一般的になっています。その結果、栄養指導の需要が急増し、新たなスタートアップ企業が台頭しています。


1. 栄養指導スタートアップの急成長


1-1. Berry Streetの急成長

Berry Streetは、登録栄養士が独立した診療を管理できるツールを提供する栄養指導プラットフォームです。同社は、北欧の投資会社Northzone、Sofina、FJ Labsなどから5,000万ドルの資金調達に成功しました。

同社の共同創業者兼CEOであるノア・コットラブ氏は、次のように語ります。

「GLP-1薬の普及は、アメリカの医療システムにおいて、特定の専門家(栄養士)にとってこれまでで最大の追い風になっていると思います。」

Berry Streetのサービスは、フルタイムのクリニック勤務を続けながら、夕方や週末に独立した診療を行う栄養士を支援し、保険適用の栄養カウンセリングを受けやすくしています。

1-2. Fayの成長と投資

Berry Streetと同様に、栄養士と患者をマッチングするスタートアップであるFayも急成長しています。最近、Goldman Sachs主導で5,000万ドルのシリーズB資金調達を行い、企業評価額は、5億ドルに達しました。

また、Fayは、2023年3月にGeneral CatalystやForerunner Venturesから2,500万ドルのシリーズA資金調達を完了しており、わずか9か月で倍額の調達を達成しています。

1-3. Nourishの市場参入

2023年3月に3,500万ドルのシリーズA資金を調達したNourishも、同様の栄養指導サービスを提供する企業の一つです。

2. 栄養指導の重要性と知られざる健康保険の恩恵


コットラブ氏は、GLP-1薬の普及だけでなく、商業保険の存在も栄養指導の利用拡大に貢献していると指摘しています。

「商業保険に加入している場合、栄養士とのカウンセリング費用がほぼ100%カバーされている可能性が高いのです。」

しかし、多くの人がこの事実を知らず、栄養指導という重要な医療サービスが十分に活用されていないのが現状です。

3. 栄養指導による生活改善の実例


コットラブ氏自身もかつて臨床的肥満を抱え、栄養指導を受けたことで人生が大きく変わった一人です。

「私は、健康的な食べ物と不健康な食べ物を知っているつもりでしたが、栄養士の指導を受けることで、自分の食生活と向き合うことができました。」

彼は、60ポンド(約27kg)の減量に成功し、長期間その体重を維持しています。この経験がBerry Street設立の大きな原動力となりました。

「栄養指導は、単に食べるものを変えるだけでなく、食との関係性を見直す機会を提供してくれるのです。」

GLP-1薬の普及により、栄養指導の重要性がますます高まっています。Berry StreetFayなどのスタートアップは、栄養士と患者の橋渡しをすることで、保険適用の恩恵をより多くの人が享受できる環境を整えています。

今後、さらに多くの企業が市場に参入し、栄養指導のアクセスが向上することで、米国の健康問題に対する新たな解決策が生まれる可能性があります。

「栄養指導は、アメリカの医療システムにおいて最も過小評価されている恩恵の一つです。このサービスを必要な人々に届けることが私たちの使命です。」

栄養指導スタートアップの成長は、医療業界に新たな変革をもたらし、健康的な食生活を実現するための手助けとなるでしょう。


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