2024年版 Forbes 400 - 最年少ビリオネアTOP5
世界には、数多くの億万長者が存在するが、若くしてその地位を確立した者は限られる。2024年版「Forbes 400」にランクインした50歳未満のビリオネアはわずか26名。その中でも特に注目すべきは、42歳以下の10名だ。彼らの総資産は、驚異の2,730億ドルに達し、そのうちの3分の2をたった1人で占めるのがマーク・ザッカーバーグである。
若き富豪たちの変遷
最年少の億万長者リストの顔ぶれは年々変化している。かつて10名いた40歳未満のランク入りは、2023年には4名、2024年にはさらに減少。この現象は、年齢による自然な変化だけでなく、企業の成長鈍化や市場の変動によるものも大きい。
例えば、Facebook共同創業者のダスティン・モスコヴィッツやエヴァン・シュピーゲル(Snap共同創業者)は、かつての若きスターだったが、時が経つにつれランキングから姿を消している。一方で、かつて億万長者として名を馳せたサム・バンクマン=フリード(FTX創業者)は、詐欺と共謀の罪で有罪判決を受け、今では完全に転落した。
また、Forbes 400にランクインするための最低純資産額は史上最高レベルに達し、新たに若者が入り込むのがますます難しくなっている。億万長者であり続けることは、億万長者になることと同じくらい難しいと言えるだろう。
2024年版 Forbes 400 - 最年少ビリオネアTOP5
第5位:ネイサン・ブレチャージク(Nathan Blecharczyk)
年齢:41歳
資産:79億ドル
Airbnb共同創業者の一人であり、現在は同社の最高戦略責任者(CSO)。エンジニア出身の彼は、Airbnbの初期ウェブサイトを開発し、データサイエンス、決済、マーケティングの分野で革新的な手腕を発揮した。また、彼自身もAirbnbのホストとして、多くのゲストを迎えている。
第3位:マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)
年齢:40歳
資産:1,810億ドル
Facebook(現Meta)の共同創業者であり、現在40歳。彼は2008年、24歳のときに初めてForbes 400入りを果たした。その後、Metaの株価が史上最高値を記録し、彼の資産は過去最高額に。現在、アメリカで3番目に裕福な人物となっている。
第3位:ダスティン・モスコヴィッツ(Dustin Moskovitz)
年齢:40歳
Facebookの共同創業者であり、ザッカーバーグの大学時代のルームメイト。彼は2008年にFacebookを離れ、その後、Asanaというワークフローソフトウェア会社を創業。Facebookの持ち株とAsanaの成功により、今なお巨額の資産を保持している。
第2位:ジョシュ・クシュナー(Josh Kushner)
年齢:39歳
資産:38億ドル
ベンチャーキャピタル企業Thrive Capitalの創業者。Instagram、Spotify、Slackなどの有望なテクノロジースタートアップに投資し、大きな成功を収めた。彼の家系は不動産王としても有名であり、兄のジャレッド・クシュナーは、イヴァンカ・トランプと結婚し、トランプ政権下でアドバイザーを務めたことでも知られる。
第1位(最年少):ルーカス・ウォルトン(Lukas Walton)
年齢:39歳
資産:339億ドル
世界最大の小売企業ウォルマート創業者サム・ウォルトンの孫。彼は、父ジョン・ウォルトンの飛行機事故による急逝(2005年)を機に、膨大な資産を相続した。自身はウォルマートの経営には関わらず、環境問題や社会課題に取り組む投資活動に力を注ぎ、ウォルトン・ファミリー財団の環境プログラム委員会の議長を務めている。
次世代の億万長者は誰か?
テクノロジーの進化と市場の変化により、若き億万長者の顔ぶれは今後も移り変わるだろう。MetaやAirbnbのような既存の大企業が持続的に成長する一方で、新たなビリオネアが暗号通貨、AI、宇宙産業などの新興分野から誕生する可能性も高い。2025年の「Forbes 400」では、果たしてどの若き才能が名を連ねるのか。今後の動向に注目したい。
