OpenAI、推論特化チップ「Jalapeño」を発表:Broadcomと組みAIインフラの内製化を進める
2020年代前半の人工知能(AI)業界は、主に大規模言語モデル(LLM)の「学習(Training)」に必要な計算資源の確保に焦点が当てられていた。しかし、AIモデルが商用サービスとして広く社会に実装される段階に入った現在、インフラ競争の主戦場は日々のシステム稼働を支える「推論(Inference)」の効率化へと明確にシフトしている。業界の予測によれば、2025年時点でAIコンピューティング支出の約半分を推論が占めており、2026年には3分の2、将来的には80%を推論が占めると推計されている。
このような背景の中、2026年6月24日、OpenAIとBroadcomは、LLM推論に特化して最適化されたOpenAI初の自社設計AIアクセラレーター(Intelligence Processor)「Jalapeño(ハラペーニョ)」を共同で発表した。本発表は、市場の一部で散見される「OpenAIがNVIDIAを完全に排除する」といった過度に扇情的な文脈で捉えるべきではない。最先端の汎用GPUは今後も学習ワークロードにおいて不可欠であり続ける。
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