Gilead、最大78億ドルでArcellxを買収へ——次世代CAR-T「anito-cel」で多発性骨髄腫市場の覇権を狙う
2026年2月、世界のバイオ医薬品市場および資本市場の耳目を集める大型のM&Aが発表された。Gilead Sciences(以下、Gilead)が、多発性骨髄腫(Multiple Myeloma: MM)向けの次世代CAR-T細胞療法を開発する臨床段階のバイオテクノロジー企業、Arcellxを最大約78億ドル(約1兆1700億円)で買収する正式契約を締結したのである。この取引は、クロージング時にArcellxの株主に対して1株当たり115ドルの現金を支払い、さらに、特定の商業的マイルストーンが達成された場合に1株当たり5ドルを追加で支払う条件付き価額請求権(Contingent Value Right: CVR)を付与するという構造を取っている。Gileadは、すでにArcellxの発行済株式の約11.5%を保有しており、残る全株式を公開買付け(Tender Offer)および略式合併を通じて取得する。
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