『お心配りありがとうございます』は、少し恥ずかしい
フィリピンの英語教師が教えてくれた、言葉の温度
今日も体験レッスンが終わった。
今回お話したのは、
フィリピン在住の英語教師の女性だった。
6か月後には日本で働く予定がある。
JETプログラムや国際交流の仕事にも興味があり、
そのために日本語の会話力を伸ばしたい。
そして何より、
「敬語を話せるようになりたい。」
そう話してくれた。
「めっちゃ」を先に覚えてしまった
彼女は独学で日本語を勉強してきた。
主に言語交流アプリを使って。
だから日本語は話せる。
会話も成立する。
でも彼女は少し困った顔で言った。
「私、めっちゃってよく使います。」
「カジュアルな言葉ばかり覚えてしまいました。」
日本人の友人と話すには困らない。
でも、
これから日本で働くとなると話は別だ。
上司。
同僚。
職場。
そういう場所で使う日本語に、
彼女は不安を感じていた。
「私が怖いことは、日本の厳しい社会を生きれるかです」
そう言っていた。
「上品な言葉を話したい」
今回のレッスンで、
私の中にずっと残った言葉がある。
それは、
「上品な言葉を話したい。」
という言葉だった。
敬語を学びたい。
ではなく。
上品な言葉を話したい。
その表現が、
とても印象的だった。
上品とは何だろう。
難しい言葉を知っていることだろうか。
敬語を完璧に使えることだろうか。
たぶん違う。
私は、
優しい言葉を選べることだと思う。
感謝を言葉にできることだと思う。
相手を大切に思っていることを、
ちゃんと伝えられることだと思う。

「お心配りありがとうございます」
今回も、
私は感謝を伝える表現を紹介した。
その中の一つが、
「お心配りありがとうございます」
だった。
すると彼女は笑いながら言った。
「ちょっと恥ずかしいです。」
私はその言葉が、
とても好きだった。
そうだよね。
普段使わない言葉だし。
改めて感謝を伝えるのは、
少し照れる。
なんだか気持ちを見透かされるような気もする。
でもね、
だからこそ価値がある。
彼女にプレゼントを貰った
思い出を聞いてみました。
すると、
久しぶりに会った
仲良しの男の子にプレゼントを
貰ったことを話してくれた。
きっと、その彼は
彼女にプレゼントを渡すために
いろんな心を使ったと思う。
何がいいかな?
どんなものが喜んでくれるかな?
どうやって渡そうかな!
会えるのが楽しみだなー
とかね。
大切な人にものを贈るときの
うきうきしたり、
わくわくする、
そんな気持ちを想像できるよね。
これらの説明を彼女にすると
彼女は真剣に
話を聞いてくれていた。
日本語ってたった一文に
こんなにも思いを込められるんだよ。
彼女は理解してくれた。
そして、にっこり笑って、
「恥ずかしいけど、伝えてみます!
このあと、彼にメールするわ!」
そう、感謝の言葉は
時間が経っても再び伝えることが
出来るのがいいところ。
私も彼に、
彼女からの
目一杯の感謝の気持ちが
届くことを願ってる。
言葉は、気持ちを運ぶためにある
私は彼女に伝えた。
言葉は、
気持ちを伝えるための道具なんだと思う。
ありがとう。
嬉しいです。
助かりました。
お心配りありがとうございます。
そういう言葉は、
単なるフレーズじゃない。
相手への贈り物だ。
大切な人に。
お世話になった人に。
感謝している人に。
ちゃんと気持ちを届けるためのものだ。
その言葉は、国境を越える
レッスンの最後。
感想を聞いた。
すると彼女は、
「知らない言葉だったので勉強になりました。」
そう言ってくれた。
そして、
「すぐに使います。」
とも言った。
プレゼントをもらった相手に、
メッセージを送るのだそうだ。
私は嬉しかった。
国が違っても。
文化が違っても。
感謝したい気持ちは同じなんだなと思った。
ありがとうを伝えたい。
その気持ちは世界共通なんだ。

私も、この言葉たちに支えられている
最近、
私は何度も同じ表現をレッスンで紹介している。
恐れ入ります。
お心配りありがとうございます。
楽しいひとときを過ごせました。
気づけば、
私は生徒に教えながら、
自分自身もその言葉に支えられていた。
優しい言葉を使うと、
少し優しくなれる。
感謝の言葉を口にすると、
少し満たされる。
言葉には、
そういう力があるのかもしれない。
言葉が人を美しくする
私は思う。
人の魅力は、
容姿だけではない。
その人がどんな言葉を使うか。
どんな言葉を選ぶか。
そこにも現れる。
優しい言葉。
丁寧な言葉。
感謝の言葉。
そんな言葉を自然に使える人は、
きっと美しい。
私は、過去に
素晴らしい先生たちや
それぞれ分野が違う道を
歩む人たちに出会った。
美しいなと思う人は
いつも同じだ。
だから私は、
日本語を教えているというより、
言葉の温度を渡しているのかもしれない。最高だね。
そんなことを思った、
今日のレッスンだった。
Preplyについて、こんな記事も書いています
私はPreplyを23ドルでスタートしましたが、何ヶ月もほとんど生徒が来ませんでした。
そこから5ドルに変更して最初の生徒に出会い、星5レビューをもらっても継続されない経験などを経て、現在は100レッスンを超えています。
その中で分かったのは、人によって「今、改善すべき場所」が違うということでした。
体験レッスンが来ない人と、体験は来るけれど継続しない人では、やるべきことが違います。
私自身が0から100レッスンまで進む中で、何につまずき、何を変えてきたのかをこちらの記事にまとめました。
『何ヶ月も生徒が来なかった私が、Preplyで最初の1人に会うまで』
【記事はこちら】
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