子供のときに3回死にかけたダンナの話
ダンナは子供のころに、3回…いやたぶん3回以上、死にかけてます。
覚えているのが3回ってだけで。
まず、お父さんと釣りに行ったとき。
お父さんが投げた釣り針が返ってきて、隣にいた息子の首に刺さりました。
息子というのはもちろん子供時代のダンナのこと。
救急車で運ばれて、
「あと1㎝ズレてたら、頸動脈に刺さって死んでました」
と医者に言われたとのこと。
これが1回目で、小学生の低学年くらいらしい。
次は、木登りをしていたとき。
わたしにはまったくもって木に登る理由がわからないのですが、少年のダンナは「そこに木があるから」登るらしい。
とにかく登って登って、細い枝に手をかけた瞬間、落ちました。
落ちた先にはコンクリートの段差があり、その角で後頭部を強打。
パッカーンと割れて、血がブワーッと溢れて、生温かい血の海に上半身が浸かったところで意識を失い、、目が覚めたら病院だったそうな。
これが2回目で、小学生の中学年くらい。
こんなことがあったにも関わらず、そのあとも平気で木登りしていたらしい。自分の息子だったらと思うと、心臓が持たん。
そして、3回目。
川遊びをしていたときのこと。
わたしはこの話を聞いたとき、「そ、そんなことある…⁉︎⁉︎」て、5回くらい言ったと思う。今でも信じられない。
「なにがあっても助かる運命」というカードの元に、ダンナが産まれたとしか思えない出来事です。
少年は川の上流で遊んでいて、流されます。
たぶん小5、とのこと。
流れの速さに身動きが取れず、あっという間に500mくらい流される。
力尽き、意識を失いかけたそのとき。(本気で死を覚悟したらしい)
顔の横でキラリと光るものが。
それが、鮎でした。魚のアユです。
反射的にパッと掴んだら、その鮎が「鮎の友釣り」をしていたオジサンが投げ入れたもので、釣竿に繋がっていたというのです。そんなことあるかね。
※鮎の友釣りとは
鮎は縄張り争いをする習性があるので、鮎をエサにして鮎を釣る方法のこと
まぁ1番驚いたのはオジサンでしょう。
鮎を釣ろうとして子供が釣れたわけですから。
「つかまれー‼︎ 」
「がんばれー‼︎ 」
と、大声で叫びながら、必死で引き上げてくれたらしい。
このオジサンがいなければ、今のわたしも、息子も、娘もいないわけですから。結果的にオジサンは、何人もの命を救っているわけです。
しかしね…
たまたまパッと掴んだ鮎が、釣竿に繋がってるとか。たまたまオジサンが1人、下流で鮎の友釣りをしてたとか。
そんなことある??
その辺に泳いでる鮎を掴んでたら、そのまま流されてるわけだし。。
「アユなんて、素手で掴んだらスルッと抜けそうやけど」
「ううん、抜けないよ」
…。
「小5の体重で掴んだら、潰れたりしないの?」
「ううん、潰れないよ」
…。
かくして少年はオジサンにお礼を言い、スタスタと上流まで戻り、兄ちゃんと合流してふつうに家に帰ったらしい。死にかけた話とかいっさいせず。
そんなことあるかね。
夏になると、川で流されて亡くなる子供のニュースが跡を絶ちません。
その度に、「ウチの子は川遊び禁止だから‼︎ 」とわたしが警鐘を鳴らすのですが、
「大丈夫だよ」
「そう簡単に死なないから」
とダンナは言う。…いやいや、アンタ奇跡だから。
しかしダンナの子供時代の遊びを聞くと、ほぼサバイバルである。
IQではなく、HQ(人間性知能・生きる力や社会性など)を高めるには、
自然の中で五感を使った原体験が必要らしいのですが、ダンナはHQを高め過ぎたタイプではないかと思われます。
これについてはまた次回、書きます。
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