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中小企業サイトの「フッター」を見直してCVとUXを改善する方法

Webサイトのフッターは、ユーザーがページの一番下までスクロールしたときに目に入る領域です。ほとんどのサイトで「コピーライト表記と会社名を入れておくだけの場所」として扱われがちですが、実はフッターはCVR(コンバージョン率)とUXの両方に影響を持つ重要なエリアです。

特に中小企業のサイトでは、フッターが適切に整備されていないために「問い合わせしようとしたけど連絡先が見つからなかった」「どのページに何があるかわかりにくかった」という機会損失が起きていることがあります。

本記事では、中小企業がフッターを見直すことで得られる効果と、具体的な改善ポイントをわかりやすく解説します。



フッターがCVに影響する理由

「問い合わせしたい人」が最後に見る場所

サービスの詳細を読んで「相談してみようかな」と思ったユーザーが、CTA(行動喚起ボタン)を探してページ最下部までスクロールすることは珍しくありません。このときフッターに問い合わせへのリンクや電話番号がなければ、せっかく興味を持ってくれたユーザーが離脱します。

フッターは「最後の後押し」ができる場所です。ここにアクセスできるユーザーは、すでにある程度のページを読んでいる可能性が高く、購買・問い合わせへの意欲が比較的高い層です。この層に対してアクションを促す要素を置くことで、CVの取りこぼしを減らすことができます。

SEOにも間接的な影響がある

フッターに設置するサイトマップ的なリンク構造は、Googleのクローラーがサイト内を回遊しやすくなる助けになります。また、すべてのページに共通して表示されるフッターにキーワードが含まれる場合、サイト全体の文脈をGoogleに伝える効果もあります。直接的なランキング要因ではありませんが、サイト構造の整備という観点でフッターは無視できません。


中小企業サイトのフッターにありがちな問題点

会社情報が不足している

フッターに「会社名と著作権表記だけ」というサイトは中小企業に多く見られます。ユーザーが信頼性を確かめたいとき、住所・電話番号・メールアドレスなどの基本情報がフッターにあれば、わざわざ「会社概要」ページを探す必要がありません。

会社所在地や代表連絡先をフッターに入れることで、地域密着型のビジネスであれば地名による検索でのヒット率を上げる効果も期待できます。

ナビゲーションが重複・雑然としている

ページが増えるにつれて、フッターのリンクが整理されず雑然とした状態になっているサイトがあります。「リンクはたくさんあるが、どこに何があるかわかりにくい」状態では、ユーザーが目的のページにたどり着けません。

また、ヘッダーと全く同じリンクがフッターにも並んでいるだけでは、フッターを見る意味が薄れます。フッターには「主要ページへのまとめリンク」という役割があるため、ヘッダーとは役割を補完する形で設計することが理想です。

CTAが設置されていない

フッターまでスクロールしてきたユーザーに対して、何のアクションも促さないのは機会損失です。問い合わせフォームへのボタン、電話番号のクリックリンク、LINEや公式SNSへの誘導など、「次の一歩」を提示する要素をフッターに入れることで、CVの底上げができます。


フッターの改善ポイント

改善ポイント①:会社の基本情報を明示する

フッターに最低限入れておきたい会社情報は以下の通りです。

  • 会社名(正式名称)

  • 所在地(都道府県・市区町村レベルまで)

  • 電話番号(クリックで電話できるよう `tel:` リンクに)

  • メールアドレスまたは問い合わせページへのリンク

  • 営業時間・定休日

BtoB向けのサービス業であれば、担当者の名前や資格・実績を一行添えるだけで信頼感が増します。

改善ポイント②:フッターナビゲーションを整理する

ページのカテゴリごとにリンクをグループ化します。例えば以下のような構成が見やすいです。

会社情報          サービス          コンテンツ
──────────       ──────────       ──────────
会社概要          Webサイト制作     お知らせ
代表メッセージ     SEO対策          ブログ
採用情報          保守・管理         よくある質問
アクセス          料金・プラン

リンクをグループ化することで、ユーザーが探しているページを素早く見つけやすくなります。また、フッターを見ただけでサイトの全体像が把握できる構成にすることが理想です。

改善ポイント③:CTAを設置する

フッターに問い合わせや相談につながるCTAを一つ入れましょう。テキストリンクでも、ボタン形式でも構いません。

例:

  • 「お問い合わせはこちら」(問い合わせフォームへのリンク)

  • 「まずは無料相談から」(相談フォームへのリンク)

  • 「☎ 03-XXXX-XXXX(平日9:00〜18:00)」(tel:リンク)

サービスの種類によって最適なCTAは変わります。BtoBで相談型のサービスなら「無料相談」を強調し、ECサイトなら「よく見られているカテゴリ」へのリンクを設けるなど、ビジネスの目的に合わせて設計します。

改善ポイント④:SNSや外部リンクを整理する

公式SNSのリンクをフッターに設置する場合、アイコンだけでなく「Xで最新情報を発信中」のような一言を添えると、フォローする理由が伝わります。

また、更新が止まっているSNSや、ほとんど活用していない外部サービスへのリンクは外すほうが清潔感が出ます。使っていないリンクを並べると「管理が行き届いていない」という印象を与えることがあります。

改善ポイント⑤:プライバシーポリシーと特定商取引法の表示を確認する

フッターに設置するプライバシーポリシーや特定商取引法に基づく表示は、法的な義務を果たすためだけでなく、サイトの信頼性を高める役割も担います。

特にECサイトや問い合わせフォームがある場合、これらのページへのリンクがフッターに見当たらないと「信頼できないサイト」という印象を与えることがあります。リンクが切れていないか、内容が最新かを定期的に確認してください。


スマートフォン表示のフッターも確認する

PC向けのフッターを整備しても、スマートフォン表示で崩れていたり、リンクが小さくて押しにくい状態になっていることがあります。

現在のWeb閲覧はスマートフォンが主流です。フッターを改善した後は必ずスマートフォンの実機または開発者ツールのモバイルビューで表示を確認しましょう。特に確認しておきたいポイントは以下の通りです。

  • 電話番号がタップで発信できるか(tel:リンクが機能しているか)

  • フォームへのボタンが押しやすいサイズか(44px以上が目安)

  • ナビゲーションリンクが縦並びで見やすいか

  • フッター全体が横にはみ出していないか


まとめ

フッターは「おまけのエリア」ではなく、CV改善とUX向上の両方に効く実用的な場所です。

  • 会社の基本情報(住所・電話・メール)を明示して信頼性を高める

  • フッターナビゲーションをカテゴリ別に整理して回遊しやすくする

  • CTAを設置してページ最下部でも問い合わせへの後押しをする

  • 不要なSNSリンクや更新されていない情報は整理する

  • スマートフォン表示でも問題なく機能しているか確認する

まずは現在のフッターを実際にスマートフォンで確認し、「問い合わせのリンクが見つかりやすいか」だけをチェックするところから始めてみてください。


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