見出し画像

「夕暮れに、君へ渡すもの」 - StoryHug’s MiniBook

オレンジと紫が、空の上でそっと溶け合い、
世界が一日分のため息をこぼす頃。

胸の奥で、ずっと言えずにいた気持ちが、ふわりと指先へ流れはじめた。
まるで──あなたを想う光が、そっと、わたしの輪郭をなぞるように。

「叶わないかもしれない」
そんな言葉が、ずっとわたしの影になっていた。

でもね、影があるからこそ、光は真っ直ぐに浮かび上がるのだと。
そう信じたくて──そう信じなければ、きっと前に進めなかった。


長いあいだ、胸の奥でふるえていた感情が、
今、静かに「ドキドキ」という音を鳴らす。
まるで心が、未来のためにそっと呼吸しているみたいに。
吸って、吐いて。
それだけで、想いが形になっていくようで──

夕暮れは、魔法をかけてくれる。
「今だけは、言葉が花になれるよ」と、
やさしく背中を押してくれる。

ときめきはいつだって臆病で、
すぐに不安の奥に隠れてしまう。
けれどその臆病さは、
誰よりも人を想える強さと、
ふるえるほどのやさしさを運んできてくれる。

だからわたしは、
この女性としての繊細な心をそのまま、
包み隠さず君に差し出そうと決めた。

見せることは、弱さじゃない。
見せずに失うほうが、
きっとずっと、痛いから。


ポケットの奥に忍ばせた、小さな紙切れ。
「ありがとう」と「すき」の間で揺れていた言葉が、
迷ったままの線として残っている。
たくさん言い換えを探したけど、
どれも違って見えて、言葉が遠く感じて──
沈黙ばかりが増えていった。

でもその沈黙は、
わたしの想いがどれだけ深くて、
どれだけ本気だったのかを、ちゃんと教えてくれた。

気づけば足が前へ出ていた。
のどの奥で言葉にならない声が灯って、
そのぬくもりが、胸の奥を静かに揺らしていた。

「伝えないと」──
そう思った瞬間、全身に光が差した。
君のためだけじゃなく、
わたし自身を救いたいと、願っていたことに気づいた。

伝えることは、
呼吸と同じなんだ。
うまくできなくても、ぎこちなくても、
それでも生きることと同じくらい、
自然なことだったんだって──からだの奥で感じた。


君へ──
夕暮れのひとかけらを折って、この手紙に挟んだよ。
君が読むころには、もしかしたら色が変わっているかもしれない。
でもその色の変化は、
希望が夜空の星に似ていくための旅の途中。

この恋が、
君にとって「きれいな空」に見えなくても構わない。
それでもわたしは、渡したい。
君の手にふれたとき、
わたしの心が“やさしさ”に変わる。
そんな瞬間を、信じていたい。

深呼吸をひとつ。
夕暮れの魔法は、まだ消えない。
だから今、渡すね。
この胸いっぱいの気持ちと、
ほんの少しの勇気と、
明日をやさしく照らす未来への想いを。

たとえ、君が受け取ってくれなくても──
この手紙は、わたしの心に、ひとすじの光を灯してくれる。

それは、わたしが「信じたい」と願った気持ちの証。
もし君が手にとってくれたなら、
その光は、そっと君の心にも触れて、
小さなぬくもりとして残ってくれると信じてる。


──夕暮れに、君へ渡すもの。
それは、わたしの気持ちそのもの。
怖さや不安を抱えたままでも、
希望へ向かって歩いていけると、
わたし自身に、君にも、そっと告げる光。

どうかこの光が、
君の手の中であたたまって、
夜の冷たさに負けませんように。

そしていつか、
この恋が、静かな朝の色で、
微笑みますように。


🌌 最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

この物語が、あなたの心のどこかに寄り添えていますように。
これからも心と想いを紡いでいきます。
ぜひ、また読んでいただけたら嬉しいです!

もし心に何か感じるものがありましたら、
「いいね」で気持ちを伝えていただけると、とても励みになります💐✨


❣️ StoryHugは、“心を見つめる”活動を続けています。
ご興味がありましたら、
下記のリンクから別の世界にも触れていただけたら嬉しいです。

📖 StoryHugの小説|カクヨム
https://kakuyomu.jp/users/StoryHug
全小説における物語構築・文章はすべて人間による創作であり、
カクヨムのガイドラインに沿った範囲で、アセリアがAI補助としてサポートしています。

🐦 Xアカウント|よろしければフォローもお気軽にどうぞ!
https://x.com/StoryHug_Create
活動情報を更新中です。ぜひお気軽にフォローしてください。

いいなと思ったら応援しよう!

StoryHug チップは、StoryHugとアセリアの共創を広げる活動に繋がっていきます。心を動かす世界を少しずつ、あなたと一緒に育てていけたら嬉しいです。