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SNSを毎日がんばるのをやめた日から、収益が増えた話——AIで"仕組み"を作った元調理師のフリーランス再設計メソッド

はじめに

独立したばかりのころ、毎晩こんなことを思っていた。
「今日も投稿できなかった」
SNS運用代行でフリーランスになったのに、自分のSNSが一番ほったらかしだった。クライアントのInstagramは毎日更新しているのに、自分のSNSは何週間も沈黙している。「発信しなければ集客できない」とわかっていても、仕事で手も頭もいっぱいいっぱい。
私はもともと飲食店の店長だった。10年間、厨房に立ち続けた。SNSもブログも、まともにやったことがなかった。フリーランスになってから「発信が大事」と知り、必死に投稿してみたけれど、続かなかった。ネタ切れ、文章の迷い、反応のなさ——そのどれもがじわじわとメンタルを消耗させていった。
転機は、AIとの出会いだった。
今この記事を書いている2026年6月、私はThreadsに1日3本の投稿をしている。noteには週3本の記事が上がる。クライアントのSNS運用をこなしながら、自分のコンテンツ発信も止まらない。
でも私が毎日書いているわけではない。
仕組みが動いているのだ。
この記事は、私がゼロから仕組みを作るまでの話だ。失敗も、詰まったことも、全部含めて書く。再現性を最優先に考えた。技術的な細かい話はできるだけ省いて、本質的な設計の考え方に絞った。
この記事では、知識ゼロのフリーランスがどうやってAIで"自走する発信の仕組み"を作ったか、その全プロセスと再現可能なメソッドを書く。難しいコードはひとつも出てこない。必要なのは、考え方の設計だけだ。

第1章 毎日投稿が「続かない」のは、意志の問題じゃない

SNSを続けられない人に、よく言われることがある。
「継続力が足りない」「メンタルが弱い」「本気じゃない」
私もそう思っていた。でも違った。
続かない本当の理由は、仕組みがないからだ。
考えてみてほしい。毎朝起きるたびに「今日は何を投稿しよう」と考え、文章を0から書き、反応を確認して落ち込んで、また翌朝同じことを繰り返す。これは消耗戦だ。どんなに強い意志を持っていても、毎日ゼロから考え続けることには限界がある。
フリーランスは特にそう。クライアントの仕事、営業、事務処理——やることが山積みの中で、「自分の発信」は優先度が下がりやすく、後回しにされ、気づけば何週間も更新が止まってしまう。
解決策は「もっと頑張ること」ではない。考えなくていい仕組みを作ることだ。
毎朝「今日何を投稿しよう」と悩む時間を、仕組みに肩代わりさせる。その分を、クライアントの仕事に集中する時間や、自分の休息に使えるようになる。
発信を「やるべきこと」から「勝手に動くもの」に変える——それが、これから話す仕組みの本質だ。

第2章 AIを「道具」ではなく「担当者」として設計する

多くの人がAIを使うとき、こう使う。
「今日の投稿を考えて」とChatGPTに頼む。出てきた文章が「なんか違う」と感じる。手直しして、疲れて、結局やめる。
この使い方は間違っていない。でも、設計が足りない。
AIは万能な道具ではなく、指示された通りに動く担当者だ。新入社員が初日から完璧に仕事できないように、AIも最初は「自分がどんな人間で、何を発信したいか」を知らない。
だから最初にやることは、AIに自分を覚えさせることだ。
私がやったのは「ブランド指示書」を作ること。

  • 発信者の経歴(何者か・どんな経験があるか)

  • 発信のテーマ(何について話すか)

  • ターゲット(誰に届けたいか)

  • 文体(どんな言葉遣いか・どんなトーンか)

  • 絶対に使わないこと(NGワード・避けるべき表現)

これをClaudeのシステムプロンプトに設定すると、出てくる文章が一気に「自分っぽく」なる。AIが私の担当者になる瞬間だ。
ブランド指示書は一度作れば、毎回渡す必要がない。設定したら、あとはテーマを投げるだけで、自分の言葉に近い投稿文が出てくる。

第3章 私が実際に作った「発信の仕組み」全貌

ここからは、実際に動かしている仕組みを具体的に書きます。

仕組み① Threads自動投稿(1日3本)

Threadsに1日3本投稿している。朝7時・昼12時・夜21時の固定スロットだ。
仕組みはこうだ。

  1. スケジューラーが時間どおりに起動する

  2. 「今は朝スロット」と判断し、フォルダを検索

  3. 作成済みの投稿文を見つける

  4. Threads APIで自動投稿される

私がやることはゼロ。毎朝起きたら投稿が出ている。
投稿の作成は、寝ている間にリサーチと分析をして完成している。プロンプトにはブランド指示書が埋め込まれているので、出てくる文章は常に「さとりらしさ」がある。テーマは時間帯ごとに変えている。朝は「日常・裏側」、昼は「具体的なTips」、夜は「問いかけ」。
この設計にした理由は、アルゴリズムの研究から来ている。Threadsは2026年現在、「継続性」と「会話の発生」を重視している。毎日同じ時間に投稿し、夜に問いかけをしてリプライを誘うことで、アカウントが育ちやすくなる。
セットアップにかかった時間は約2日。一度動き出せば、あとは月1回トークンを更新するだけだ。
最初は「本当に自分らしい文章が出るのか」と半信半疑だった。でもブランド指示書を丁寧に設定したおかげで、出てくる投稿文のほとんどは修正なしで使えるレベルになった。
「ゼロから書く」と「確認して投稿する」では、心理的な負荷がまるで違う。毎日がんばって書いているつもりが、実は「毎日判断を繰り返している」だけだったと気づいた。

仕組み② note記事自動生成(週3本)

noteには月水金の朝10時に記事が公開される。
仕組みはこうだ。

  1. claude.aiのルーティンが月水金10時に起動する

  2. 「AI×SNS自動化」のテーマで記事を1本生成する

  3. 本文をGoogleドライブに保存し、管理スプレッドシートに追記される

  4. 私が確認して、見出し画像を付けてnoteに投稿する

完全自動ではない。最後の投稿は私がやる。でも「ゼロから書く」という最もしんどい工程がなくなるだけで、作業時間は10分以下になった。
以前は1本の記事を書くのに2〜3時間かかっていた。今は確認と微調整だけなので、30分もかからない。週3本でも苦にならない。
記事のテーマは「AI×SNS自動化」に絞っている。これもブランド指示書で固定しているから、毎回テーマを考える必要がない。出てくる原稿を5分で確認して、見出し画像を作れば完成だ。
「自分でゼロから書くより質が下がるんじゃないか」という心配は、最初の1本を確認すれば消えた。AIは私のトーンと得意テーマを理解した上で書くから、むしろ一貫性が上がっている。

仕組み③ データ管理スプレッドシート

投稿したnote記事のデータを自動で取得し、スプレッドシートで管理している。
毎朝10時、別のルーティンが動く。

  1. noteの非公式APIから全記事のデータを取得する

  2. いいね数・閲覧数・コメント数・投稿日をスプレッドシートに書き込む

  3. エンゲージ率(いいね÷閲覧×100)が自動計算される

これで「どの記事が刺さっているか」が数字で見えるようになった。
エンゲージ率が高い記事は、読者が「これだ」と感じてリアクションしている証拠だ。そのテーマを深掘りすれば、次のヒット記事が作れる。感覚ではなく、データで次の一手を決められる。

第4章 仕組みを作る3ステップ(誰でも再現できる)

ここまで読んで「難しそう」と思った人がいるかもしれない。でも実際のプロセスはシンプルだ。3つのステップで進む。

ステップ1 発信の「型」を決める

最初にやることは、投稿のフォーマットを固定することだ。
「何について・誰に向けて・どんな言葉で」という3つを決める。これがブランド指示書の骨格になる。
私の場合は「AI×SNS自動化に興味があるフリーランス・副業志望の人に、再現可能な仕組みの作り方を、親しみやすい言葉で」と決めた。
これが決まると、AIへの指示が格段に明確になる。「何でもいいから投稿文を書いて」ではなく、「この人に向けて、このテーマで、この文体で書いて」という指示になる。

ステップ2 最小の仕組みから始める

いきなり全部自動化しようとしない。最初は「週1本の記事をAIで下書きする」だけでいい。
小さく始めて、慣れてから拡張する。私も最初は月水金の記事自動生成だけだった。それが安定して動き始めてから、Threadsの自動投稿を追加した。
一度に全部作ろうとすると、設計が複雑になって詰まる。小さく動かして、確認しながら広げていくのが正解だ。最初から全部やろうとしていたら、複雑さに潰されていたと思う。

ステップ3 仕組みを「育てる」習慣を作る

自動化は作って終わりではない。データを見て、改善する習慣が必要だ。
毎週、スプレッドシートを5分見る。エンゲージ率が高い記事のテーマをメモする。そのテーマで次の記事を作るようにAIへの指示をする。
この「作る→測る→改善する」のサイクルを回すことで、仕組みが育っていく。最初の仕組みは粗くていい。改善し続けることで、だんだん精度が上がる。
特に効果的なのが、エンゲージ率の高い記事のテーマを「次の仕組みの燃料」にすることだ。読者が反応したテーマは、次の記事でも反応する可能性が高い。データが次のコンテンツを教えてくれる——これが、仕組みを持つことの本当のメリットだ。

第5章 仕組みを作ってから変わったこと

正直に書く。
まず、時間が増えた。毎日「今日は何を投稿しよう」と考える時間がなくなった。その分、クライアントの仕事に集中できるようになった。
次に、発信が怖くなくなった。以前は「投稿してもどうせ反応がない」という恐れがあった。でも仕組みがあると、投稿することへの心理的なコストが下がる。失敗しても「次の仕組みで学べばいい」と思えるようになった。
そして、数字が動き始めた。フォロワーが増え、noteのいいね数が増え、問い合わせが来るようになった。一気に増えたわけではない。でも、止まっていた数字がじわじわと動き始めた。継続することで、複利が効いてくる感覚がある。
一番変わったのは、発信への向き合い方かもしれない。以前は「今日も投稿できなかった」という罪悪感があった。今は「仕組みが動いている」という安心感がある。
仕組みを持つことは、発信を「がんばるもの」から「管理するもの」に変える。管理には努力ではなく、設計とデータが必要だ。

おわりに

この記事で伝えたかったことは一つだ。
発信は、毎日がんばるものではなく、仕組みで動かすものだ。
私は調理師だった。ITの知識も、マーケティングの知識も、最初はほぼゼロだった。それでも、AIを使って仕組みを作ることはできた。
必要なのは、完璧な知識ではなく、設計する意志だ。
「何について・誰に向けて・どんな目的で発信するか」を決める。それをAIに覚えさせる。小さな仕組みから始めて、データを見ながら育てていく。
この繰り返しで、発信は「毎日がんばること」から「仕組みが動くこと」に変わる。
あなたも、今日から始められる。
一つだけ付け加えると、完璧な仕組みを最初から作る必要はない。私も今もまだ改善を続けている。月に1回ルーティンのプロンプトを調整したり、投稿のテーマを見直したり。
仕組みは「作って終わり」ではなく「作って育てるもの」だ。最初は荒削りでいい。動いていれば、改善できる。動かなければ、何も始まらない。



実践の詳細は、noteで

この記事は設計の考え方に絞って書いた。実際に使っているプロンプトの中身・詰まったポイントの解決策・うまくいかなかった設定の話は、noteで定期的に公開している。
「自分でもやってみたい」と思ったなら、フォローしておくと次の記事が届く。
→ https://note.com/str_revontulet


さとり(SATORI Revontulet)

SNS運用フリーランス。元調理師。
AI×SNS自動化でフリーランスの発信を仕組み化するメソッドを発信中。
→ note: https://note.com/str_revontulet
→ Threads: @satori_revontulet

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