見出し画像

Episode 049 「SUSHIKO(スシ子)の正体」

さて、Episode 027より開始した「オーストラリアにいた時(1996〜2010年)によく聴いたアーティストおよびバンドの曲」(併せて、「よく聴いた訳では無いが印象が強く残っているアーティスト及び曲」も含む)、という括りで当時を振り返る試み、今回はアルファベットの「X」及び「Y」から始まるアーティストおよびバンド。

Xと言えば、例えば英語ではキスを意味したり、それこそトリプルエックス(ie: XXX)は性的なコンテンツやセクシー画像・動画などを表す、主に英語圏で用いられる表現だ。

忘れもしない、あれは、2000年ごろだったであろうか。当時、15、6歳だった私は(他の多くの思春期の男の子がそうであった様に)、常に女の事を考えていたのかも知れない。ショーン(またはジュリアン、記憶が曖昧だ)とガソリンスタンドの売店(日本でいうところのコンビニ的な存在)にてジュースだかお菓子を購入した。

その際、アダルト向けの雑誌を二人で立ち読みしていたのだが、そこに明らかに日本人では無い女性が、日本人という想定のもと(それこそ、肌けた着物的な何かを身に纏い)撮影されていた。まぁ、それ自体は別に大したことでは無い。

ただ、彼女の名前を見て、僕は愕然とした。その雑誌が、彼女に与えた名前は「SUSHIKO」。まさかと思ったが、間違いなく、「S」「U」「S」「H」「I」「K」「O」とある。日本人の女性に仕立て上げたい気持ちはヒシヒシと伝わってきたが、スシ子て。何が恐ろしいって、この話が作り話ではなく、実話だという点だ。

X-Japan(日本)
聴き始めたきっかけ、または時期も全く憶えていないのだが、やはり(彼らの魅力に)しっかりとハマって聴いたのだった。このバンドの曲を聴かずとして、日本のロックを語るのは、些かナンセンスかもしれない。YMO然り、X-Japan然り、Hi-Standard然り、個人的に「超一流」と感じるミュージシャンの多くは、日本国外からの支持も大きい。また、世界で認められる難易度としては、やはり(日本の)隣国(例えば、台湾や韓国、中国など)もさることながら、それ以外の国々で認められる事(の難易度)が圧倒的に高い、と感じる。つまり、その難易度に関しては、或いは西にいけば行くほど指数関数的に高まるのではないかと、個人的には考える。日頃感じる事の一つとして、もちろん、音楽もそうだが、例えば、エンターテーメント全体にも適用されるかと思われる考え方として、「本当に良いものは、日本以外でも受け入れられるはずである」という視点がある。つまり、真意としては、「日本のみで流行っていたり、受け入れられてるコト・モノは、必ずしも(日本で言われるだけの)価値があるかどうかは、単純には判断できない」ではないかと考える。平たくいうと、つまり、こういう事である。「日本のみで騒がれてるモノ・コトが本当にそんなに良いのなら、世界でも騒がれているハズだ。つまり、世界で騒がれてないという事は、所詮それまでの事だったという事だ」。但し、言い方を変えると、世界で認められていると言う事は、ホンモノだ、という事。即ち、音楽でいうと、YMO然り、X-Japan然り、Hi-Standard然り。アート、クリエイティブでいうと、例えばジブリ、など。ここでの論点は、「人気」や、「流行っている」など、あるいは単純な言葉だけに惑わされず、具体的に「“どこで”人気なのか」や「“どこで”流行っているのか」など、そこまで追求しなければ、真意には到底辿りつけない、という事である。多くの場合、肉眼で見える(単純な要素。例えば「売上」の数字、など)要素とは、全体を構成する内の一部にしか過ぎないので、その点を忘れずにいたい、と感じる。

YMO(日本)
坂本龍一、高橋幸宏、細野晴臣。この三人から結成されるグループ、YMO。「日本一の実力、日本一の(国外における)知名度」と言っても決して過言ではないと個人的には感じている。尚、このグループは細野晴臣が二人を誘い結成した、とのことだ。尚、細野晴臣の「HOCHONO HOUSE」(2019年)というアルバムは傑作だ。YMOの曲を初めて聴いたのはいつだったかは思い出せないが、恐らく2000年代初期、または半ばだと思われる。尚、当時のYMOの音源を聴くのももちろん良いが、坂本龍一がソロとして(ピアノで)演奏するYMOの曲も相当かっこいい。尚、ドラマーの高橋幸宏の「心に訊く音楽、心に効く音楽」という本を(確か、2019年)に読んだ。また、細野晴臣と高橋幸宏はSketch Showというユニットを2002年に結成。坂本龍一(尚、Sketch Showの二人に坂本龍一が加わった場合は、Human Audio Spongeというユニット名にしており、通称HASである)、コーネリアス(小山田圭吾)、テイ・トウワなども参加している。過去(2020年6月時点)にAUDIO SPONGE(2002年)、tronika(2003年)、LOOPHOLE(2002年))の三枚のアルバムおよびEPをリリースしている。昔から存在するYMOと、2002年に結成されたSketch Show、そしてそのSketch Showに坂本龍一が加わるとHAS (Human Audi Sponge)になるとのこと。尚、坂本龍一は次の様に述べている。「歳を重ねて気持ちが緩くなり、自分達でも境界線が分からなくなってきているので、HASと書いてYMOと読んでくれ」と発言した。尚、あのビートルズのポールマッカートニーはYMOのファンであるらしく、なんとYMOのメンバーを自宅に招いた、との事。

The Yellow Monkey(日本)
特に好き、というバンドではないが、数曲はかっこいいと思った。CDを持っていたわけではないので、日本から送られてきたビデオ(音楽番組)やYouTubeで聴いていたのだと思われる。もちろんバンドの存在は90年代後期から知っていたが、初めて“しっかりと”聴いたのは2000年代半ば頃だろうか。尚、奥田民生が「バラ色の日々」をアコースティックギターでカバーしており、非常にカッコよかった。

YUI(日本)
特に思い入れがあるミュージシャンではないものの、この曲は記憶に残っている。また、友達のユウスケさんの当時の彼女であり現在(2024年)の奥さんであるユキコさんが、この曲を歌うのが上手だ、という事で、私の家でパーティーを行った際に、私がギターを弾き、ユキコさんがこの曲を歌う、という一面があった。2006年または2007年頃だったと思われる。最近でいうと、YUIが歌う「ばらの花×ネイティブ・ダンサー」(2019年)には(良い意味での)衝撃を受けた。くるりの「ばらの花」(2001年)とサカナクションの「ネイティブ・ダンサー」(2009年)という、これら二曲がマッシュアップされた曲なのだが、驚くほど良かった。この曲を初めて耳にしたのは、相鉄グループの相鉄ホールディングスの広告(2019年11月30日に相鉄線とJR線の相互直通運転が始まる事を記念し作成した相鉄都心直通記念ムービー「100 YEARS TRAIN 」)を(YouTubeで)介して、である。

YUKI(日本)
もちろんYUKIがボーカルを務めていたバンド、Judy and Maryの曲も好きだったが、ソロになってからも好きな曲が幾つかあり、この二曲に関しては特に気に入っている。初めて聴いたのは恐らく2000年代半ば頃だったと記憶する。尚、「ハミングバード」(2003年)という曲はCaravanというアーティスト名で活動する日本人男性ミュージシャンにより提供された曲であり、Caravanがセルフカバーしたバージョンも非常にかっこいい。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集