個人開発を続けるために手放した3つのもの

個人開発を始めた頃は、コードを書くのが遅かった。

遅いのは技術的な問題だけじゃなくて、「きれいなコードを書かなきゃ」「将来の拡張も考えなきゃ」「命名規則はこれでいいか」という自問自答に時間をかけすぎていたからだ。

本業の合間に細切れの時間で開発していると、一つの機能を作るのに何週間もかかる。その間に熱量が下がって、気づいたらリポジトリに何ヶ月も触らなくなる。そういうサイクルを何度も繰り返した。

3年やってみて、「捨てること」を覚えてから速度が変わった。何を捨てたかを書く。

捨てたもの1:完璧なコードへのこだわり

動けばいい、が基本姿勢になった。個人開発のアプリは、きれいなコードよりユーザーに届くことの方が大事だ。リファクタリングは後でいい。動くものを早く出す方が、フィードバックが早く得られる。

「このコードを他の人が見たら恥ずかしい」という感覚は、誰かと一緒に開発していないなら完全に無視していい。

捨てたもの2:SNSの数字を気にすること

リリース直後にフォロワーに紹介して、反応が少なかったら落ち込む——そのサイクルをやめた。SNSの反応はほとんど再現性がなく、実際のユーザー数とも相関しない。開発の進捗を発信すること自体はモチベーションになるので続けているが、数字は見ないようにした。

捨てたもの3:リリース後の大きな夢

「リリースしたらバズるかもしれない」「ある日突然ユーザーが増えるかも」という幻想を捨てた。個人開発は地味な積み重ねで、一夜で状況が変わることはほぼない。

地味でいい。続けることが一番難しくて、一番大事だ。


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