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【閑古鳥雑貨店のプク】布団の“足もとだけ”をあたためたら、朝の家事が軽くなった話


冬の朝は、窓ガラスが白く曇るほどのひんやり。
レジ横ではプクが、毛布を踏みならして自分の寝床をつくっていました。
今日ものびのびと、閑古鳥雑貨店がゆっくりと開いていきます。




冬になると、ベッドに入るたびに肩がすくんでしまいます。

足もとが冷たいと、眠る前にひとつ気力を使ってしまうんですよね。
そのせいか、翌朝の家事のペースまで影響する気がして。

布団がもう少しあったかかったら…

枕元でつぶやくと、プクが首をかしげてこちらを見ました。
まるで“それなら工夫すればいいじゃない”と言いたそうな顔で。





開店前の掃除をしていたら、カラン、と扉が揺れて、
ご近所の魚屋の奥さんがふらりと入ってきました。

「おはようさん。あら、プクちゃん今日もいい場所におるねぇ」

プクは丸い背中のまま、尻尾だけそっと上げて挨拶。
この無言のあいさつが、毎回かわいくてたまりません。

布団が冷たくて寝つけない話をすると、
奥さんは「ああ、それなら簡単よ!」と言って笑いました。

布団はね、足もとだけ“先に”あたためとくとよかよ。
 全部あたためんでも、そこだけで眠りが変わると

あまりにも自信満々なので、思わず笑ってしまいました。





その夜、奥さんの言葉を思い出して、
布団の足もとだけにそっと温かい空気を送り込んでみました。





すると――
あの“ひんやり”がない。

布団に入った瞬間、ふわぁっと身体がゆるんで、
いつもの小さな緊張が、どこかへすっと消えていきました。

すると、足もとのほうでプクがふみふみ、ふみふみ。
あたたかさを確かめるように、ゆっくりと。

「いいねぇ…プクも好きだよね、このあたたかさ」

声をかけると、プクはふみふみを続けたまま、
目元だけで笑ったみたいに見えました。

この時間が、気持ちをゆるめてくれる。
“寝る環境を整える”って、明日の家事を楽にする工夫なんだな
と感じるひとときでした。





翌朝、いつもより早く目が開きました。

身体が重くない。
手足が冷えていない。
起き上がるのに、気合いがいらない。

そんな些細な変化なのに、
洗濯機のスイッチを押すのも、キッチンに立つのも、
すーっと自然にできて、驚きました。

「布団だけで、こんなに変わるんだ…」

つぶやくと、プクが脚に頭をこつん。
“わかったでしょ”
“あとは続けるだけだよ”
と言っているようで、なんだか胸の奥が温かくなりました。





店に降りて、レジの明かりをぽつりと灯す。
ポットにお湯を沸かす。
プクはカウンターの上で丸くなりながら、
時おりこちらを確認するように目を細めます。

「今日も、まぁ…ゆっくりでいいよね」

そう言うと、プクが“こてん”と横になりました。
たぶん、賛成してくれているんだと思います。

布団を少しあたためるだけで、
朝の家事が軽くなり、店のリズムまで整うなんて。
冬は苦手だけれど、こんな工夫があるなら悪くないかもしれません。





冬の朝はどうしても、身体も気持ちも重くなりがち。
でも、布団の足もとをあたためるだけで、
その“はじまりの重さ”がふっと減るのです。

・夜の布団を整える
・朝のスタートが軽くなる
・家事がほどよいリズムで回り出す

たったそれだけのことなのに、
毎日の暮らしがすこし機嫌よく進むから不思議です。

プクの寝息を聞きながら、
「冬も悪くないなぁ」と思えた朝でした。






ふとんの間にそっと温風を送り込んで、
夜の冷えや湿気をやわらげてくれる「カラリエ」。

ツインノズルだから、
二つのふとんも一緒にふんわりあたためてくれます。
好きなアロマの香りに包まれるのも、ちょっとしたごほうび。

季節の切り替えも、靴の乾燥もこなしてくれる、働き者の子です。
やわらかい温度管理で、店主の私も安心して使っています。





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