Kの向くままにおススメ映画『砂の女』ネタバレあらすじ感想日記
こんにちは。割と自由人のKです。今回は『砂の女』。一言で表すと「自由と束縛について考える映画」です。
こんな人におススメ
◎寓話が好きな人
◎独創的で文学的なお話を観たい人
◎ストーリーは解り易い
要注意点まとめ
▲白黒映画です。でもカラーより砂粒が綺麗に幻想的に見える!
こんな映画です
原作は安部公房の同名小説。
昆虫学者の男がある砂丘に昆虫を採取しに行く途中、民家に立ち寄り休憩するがそこはアリ地獄のような砂の穴で、村人の罠にかかり出られなくなる!脱出を試みるも結局諦め穴に順応していく。
数年後、出身地からは捜索が打ち切られ失踪者として死亡が認定されたのだった…。
もう少し詳しく
「砂にはまって出られなくなりました」て話かと思ったら、そういう事か!
寓話なんですね。社会や会社に順応していくのは人間が生きていくための素晴らしい能力でもあるんだけれど、順応も過ぎると社畜、、そういうシニカルな目線で描かれています。
例えば終盤、主人公は明らかな脱出の機会を得ます。が、何故か脱出しない!何故?
例えば会社辞めたいと思っているアナタ。機会はいつでもあるのに辞めない。どうして??
同じ事です。
往々にして留まる事の苦痛より、抜け出した後の不安の方が勝ります。
映画冒頭で主人公が都会の生活に辟易している描写がありますが、これは重要な伏線だったのです。
観た後はこんな気分になりました
自由とは何かなーて考えました。職業も宗教も何でも自由、なはずなのに何故か束縛されている人。そういった人は自由意志により束縛される事を選択しているのかもしれません。
昆虫学者の主人公が虫を捕まえるプロット、虫籠の虫とは実は自分の事なんですよ。虫は虫籠にいる限り束縛を強いられますが、生存は約束されます。
自由とは?束縛とは??ストーリー自体は解り易いのにこれ程考えさせられるとは、世界の安部公房、恐るべし…
心に残ったセリフ
男 :「別に慌てて逃げ出したりする必要はないんだ。行先も戻る場所も私の自由だ。逃げる手立ては明日にでも考えよう。」
こうやって面倒な選択を先延ばしにする内に段々と順応していくんですよ。悪い事ではないと思います。日本人の遺伝子なんでしょうね、反骨精神より順応の力が勝るというのは。変化より安定の日本文化です。
観るのも観ないのもアナタの自由です(でも観てね)。
《Kの関連note》
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