見出し画像

フランス バカンス

諸聖人の日

フランスに来て2ヶ月が過ぎました。フランスでは、10月下旬から11月初めにかけて2週間のバカンスに入り、学校はお休みになります。”Vacances de la Toussaint(バカンス ドゥ ラ トゥッサン)” といって11月1日の諸聖人の祝日のバカンスです。

この日は日本で言うお盆のようなもので、お墓参りに行くのだそうです。スーパーなどにはこの時期だけ菊の花が並びます。フランスでもお供えには菊の花なんですね。

トゥッサンのための菊の花が売られる

こちらにお墓も信仰もない私たちにとっては特別な日ではないので「秋休み」と呼んでいます。バカンス中はフランスが空っぽになるイメージでしたが、企業やお店は必ずしもお休みではないので、街は若干スカスカして静かになった程度でした。

バカンスの時期

フランスにはバカンスが年に5回あります。

  • 諸聖人の祝日のバカンス 10月下旬~11月上旬

  • クリスマスのバカンス 12月下旬~1月上旬

  • 冬のバカンス 2月中旬~3月上旬

  • 春のバカンス 4月中旬~下旬

  • 夏のバカンス 7月~8月

その他、5月下旬に連休もあります。
休みが多いように見えますが、フランス語がおぼつかなく普段の勉強についていくのがやっとの私たちにとっては、キャッチアップするのにとても助かります。

今回の私たちにとって初めてのバカンスも、主に勉強。出かける日も近場で美術館や公園の散歩を楽しみました。

プティ・パレ(パリ市立美術館)

パリにはたくさんの美術館があります。大きな美術館は回るのにとても時間がかかりますし人も多いので、今回は小さい美術館を選びました。”プティ・パレ(小さい宮殿)”は、1900年の万国博覧会の会場として建設されました。天井や柱の装飾が美しい宮殿の作りになっていて、現在は無料で美術品を鑑賞できる市立美術館として楽しむことができます。

プティ・パレ入り口のホール

モネやシスレー、セザンヌなどの絵画ももちろん楽しめますが、私が楽しかったのは現代絵画。たくさんの絵画が所狭しと展示されていて、より自由で開放的な気分で鑑賞することができました。ちなみに建物の向かい側には”グラン・パレ”と言うやはりパリ万国博覧会のメイン会場として建てられた国立ギャラリーがあります。

マルモッタン・モネ美術館

私たちの住むブーローニュには”ブーローニュの森”と呼ばれる広い緑地があるのですが、そのそばに”マルモッタン・モネ美術館”があります。美術史家ポール・マルモッタン邸宅がそのまま美術館になったものです。マルモッタン氏のコレクションや、後年寄贈された作品が展示されていて、美術館の名前にもなっている通り”モネ”の展示室が目玉。

マルモッタン・モネ美術館

モネ、シスレー、モリゾなどの印象派と呼ばれる作品をたくさん見ることができました。そしてちょうど会期中だった特別展「騙し絵」の展示が私にとって大変興味深いものでした。時代もスタイルもさまざまな騙し絵を集めた珍しい展覧会でした。

市営植物園

ブーローニュの森の一角に”市営植物園”があります。温室にサボテンや熱帯の植物がひしめき合っていました。私たちが訪れた時は「ラン」の展示の会期でした。やや押し込められた感はありますが、新宿御苑の温室を思い出し、懐かしく感じました。

市営植物園


こんなふうにぶらっとお散歩するのが私たちの休日です。11月に入り、急に寒むなってきました。皆さん風邪などひかないようにお過ごしください。

いいなと思ったら応援しよう!