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トレーラーハウスマガジン① 林業共創で持続可能な森林資源の活用を

こんにちは。
スタジオスケッチです。

しばらく更新を怠っておりました本アカウントですが【トレーラーハウスマガジン】として発信を再開してゆきたいと思います。

アカウントは当スタジオ名の【スタジオスケッチ】。
トレーラーハウスに関する情報発信を【トレーラーハウスマガジン】。
その他にも住宅やものづくりに関わることも発信してゆく予定です。

どうぞよろしくお願いします。

今回は国内の森林資源を、将来に渡り持続可能な産業にしてゆくためのアプローチとして、林業とトレーラーハウスの共創を提案します。


林業の将来〜住宅着工棟数の減少

私の住まいは東京の郊外にありまして、電車を乗り継ぎ足を伸ばすと奥多摩の美しい自然に触れることができます。小高い山や深い森に分け入ると、癒されながらも職業柄、間伐材の有効利用について考えてしまいます。

Photo by Studio Sketch

この森を守ってゆくためには持続可能な国内林業の継続が必要です。しかし木材を最も使うであろう産業の一つである住宅の着工棟数は、年々減り続けています。人口減少や空き家問題などの様々な背景がありますが、今後も住宅の着工棟数が飛躍的に増えることは無いと思います。

住宅における林業事業の売り上げは一部の建材を除き、伐採〜製材〜加工〜出荷までの一次〜二次加工が、主な売り上げの構成になると考えられます。

そこにプレカット加工を取り込むと更に付加価値が増してゆきますが、プレカット加工から次の工程を取り込むことは難しく、減少してゆく住宅産業市場において、今後の事業拡大や売上拡大を目指してゆくことは容易ではないでしょう。

その理由の一つは「住宅は土地に縛られる」ことであるといえます。住宅は建設する場所、引き渡す場所、使用する場所、全てがその土地に固定されます。それ故、林業事業は伐採〜製材〜加工〜出荷までの一次〜二次加工の取り込みまでとなり、その次の施工工程を新規の付加価値として取り込むことが困難になるわけです。


内需拡大〜トレーラーハウス内製化

そこでトレーラーハウスの提案です。トレーラーハウスは「完成品を牽引して納品する」商品です。したがって製材加工工場やプレカット工場の屋内敷地があれば、トレーラーハウスを完成品まで作り込むことができるのです。その結果、土地に縛られずに完成品までの施工工程を取り込むことができるので、林業事業においては新たに売り上げを伸ばすことが可能になるのではないかと思うのです。

このビジネスモデルが構築できれば、二次加工以降の施工工程だけではなく、設計サービス業、デザイン業、トレーラーハウス販売業まで事業を拡大してゆくことができるのではないでしょうか。

自らトレーラーハウス商品の企画開発を行い、事業戦略を立ててゆくことができるので、住宅市場の動向や仕入れ価格競争に左右されることなく、自社の事業計画を打ち立ててゆくことが可能になります。

また、木のプロフェッショナルであることを活かしたトレーラーハウスのデザインを展開することで、他のトレーラーハウス会社と差別化できる提案やブランディングも可能になります。もちろん自社の木材を使用するので、トレーラーハウスの生産における材料仕入れの大きなメリットがあるわけです。


国産材仕様トレーラーハウスのイメージ

一例として在来木造をベースとしたトレーラーハウスをイメージしてみましょう。シャーシは脱着式で車検は1ナンバー。外装は間伐材の有効活用とデザイン的な特徴を出すためにファサードラタン外装にしてみました。

在来木造トレーラーハウスのイメージ Created by Studio Sketch
ファサードラタン外観イメージ Created by Studio Sketch
森と生きるトレーラーハウス Created by Studio Sketch

森林資源としての付加価値を商品の特徴と組み合わせることで、トレーラーハウスを活用した新しい林業事業のビジネスモデルとなるのです。


奥多摩の森林資源で新しいビジネスを

林業事業とトレーラーハウス事業が共創することで、日本の森林保護に少しでも役立つことができればという思いを込めて、この提案を構想してみました。

そのモデルケースとして豊富な森林資源を有している東京の奥多摩から「森と生きるトレーラーハウス」として世の中に発信できたら良いなと思います。

美しい自然を次の世代に残してゆくために。
美しい自然と経済活動が持続的に共存してゆくために。