見出し画像

経営者なのに孤独を選んでた自分

【第1部】「誰にも相談できない」って、自分で決めてただけだった


気づけば、
何でも「自分で決めなきゃ」と思うようになっていた。

仕事のことも、社員のことも、お金のことも。
誰かに話すよりも、自分で抱えて処理するのが“正しい経営者”だと思っていた。

でも、ある日ふと
「それって本当に“正しさ”だったんだろうか」と思った。

本音を言えば──
ただ、弱音を見せるのが怖かっただけだった。

「みんなに迷惑をかけたくない」
「期待を裏切りたくない」
そんな思いばかりが先に立って、
気づけば、自分から孤独のほうへ進んでいた。

本当は、
誰かに相談してもよかったのかもしれない。
頼っても、甘えても、いい時もあったかもしれない。

でもあの頃の僕は、
“強いふり”をしてる自分が、
一番ラクだったのかもしれない。


【第2部】“信頼されなきゃ”と思うほど、本音が言えなくなった

経営者としての自分は、
「信頼される人でなければいけない」と思っていた。

だから、弱さを見せてはいけない。
迷いを見せてはいけない。
経営者は、いつでも“決断の人”でなければならない──
そう思い込んでいた。

でも実際は、
その「ちゃんとしなきゃ」が、自分を苦しめていた。

失敗しても取り繕い、
限界でも平気なふりをして、
本音をどんどん隠していった。

誰にも相談しなかったんじゃなくて、
相談「できない自分」になっていった。

まわりからは
「一人で全部こなしててすごいですね」と言われたこともあった。

でも本当は、
誰かに弱さを見せられる人のほうが、ずっとすごいのかもしれない。


【第3部】経営者の孤独は、役割じゃなく“選択”だったと気づいた


「経営者って孤独だよね」
そう言われるたびに、どこかで納得したふりをしてきた。

でも最近思う。
経営者の孤独って、本当に“役割”なんだろうか?

誰にも頼れない
本音を言えない
相談できない

──そんなの、
もしかしたら「自分でそういう立場にしてただけ」かもしれない。

仲間はいた。
応援してくれる人もいた。
ただ僕が、ちゃんと“受け取ってこなかった”だけだった。

孤独を感じていたのは、
誰もいなかったからじゃない。
誰も信じられなくなっていた自分が、そこにいたからだった。

【第4部】ひとりで頑張るより、誰かと前に進むほうが強いと思う


今なら思う。
あの頃の僕は、
「ひとりで頑張ってる自分」に酔っていただけだった。

孤独に耐えていることが、
まるで美徳のように感じていたけれど、
本当はただの自己満足だったのかもしれない。

人に頼るのが怖かった。
相談してズレたらどうしようとか、
否定されたら立ち直れないかもしれないとか。

でも今ならわかる。
ひとりで抱えるよりも、誰かと前に進むほうが、よっぽど強い。

対話は、経営だ。
信じることも、経営だ。
そうやって少しずつ、
「孤独の経営者」から卒業していくんだと思う。

いいなと思ったら応援しよう!