【ぴえりすぺくと】ギャルがバチボコ尊敬するインターネットの鬼才!?
合同会社スターライト
休憩スペース(兼 撮影部屋)
(スタッフ)ぴえりさん
はい
(スタッフ)大変です
え?
え〜〜なになになに
その入り嫌いあたし
(スタッフ)もうすぐ2024年が終わります
……そうだね
(スタッフ)そんな、年の瀬でみんな忙しいのに、
なんかフォトブック出す人がいるらしくて……
ふっ笑……うっざ
いいじゃん別に!!
どうせ暇だろ年末年始みんな
(スタッフ)これなんですけど……
それね、はいはい
ぴえり1stフォトブック『ぴえりまつり』ね

(スタッフ)あっ、えっ!?これ、ぴえりさん?
……ノリだりぃなあ
あたししかいねぇだろ「ぴえり」なんてふざけた名前で活動してるヤツ!!
(スタッフ)えっ、だって全然違う……
そりゃあねえ!こっちはみんなに見せる用のぴえりだから
(スタッフ)これ(YouTube)も見せる用でしょ笑
違うよ、これは、あんたの思い出作りだから笑
謎に30でテレビ局辞めてカメラに映す相手見つかんなくなったからわざわざ事務所まで来てプライベートのあたし撮ってんでしょ笑
(スタッフ)……帰ろうかな俺
きゃはははっはっ笑
ウソウソ冗談です〜〜葉山さんいつもありがとう
(スタッフ)えっと、ぴえりさん、
このフォトブックはどういう内容なんですか?
感情笑
これはね、「ぴえりと過ごした1年間」っていうテーマで、ガチで1年付きまとわれて笑 いろんなとこ行って撮影してきたやつの、……やつ
(スタッフ)写真は素晴らしいんですけど
なに?笑
(スタッフ)フォトブックって
ふつう文章と写真みたいな感じじゃないですか
全然文章がない笑
えー? いやでもあるじゃん、ほら
「森口みくに 特別エッセイ」
(スタッフ)みくちさんに書いてもらってるじゃないですか笑
親友に笑

(以前こちらの動画にちょっとだけ出てくれました)
でもマジでみくちの文章良いから読んでほしいな
(スタッフ)読みました、確かに良かった
だよね、なんかあたしとの思い出というか、最初に会った頃の話とか書いてくれたんだけど
なんかけっこう、しっとりめの文章っていうか
読んだ人「ぴえり〇んだ?」って思うくらいのテンション笑
読みながら、あれぇあたし〇んだっけ?って思ったもん
(スタッフ)あんな感じの文章書くんですね
うん、ブログとかね、全然更新しねぇけどアイツ笑
忙しいのにありがとねみくち〜
だいすきだよ〜〜ちゅっちゅっ
(スタッフ)それに引き換え、ぴえりときたら……
なに?笑
これさぁ、めっちゃ悪意だと思うんだけど、なんでみくちのページの後にあたしのこの……笑
(スタッフ)ぴえり大感謝まつり☆ミ
ぴえり VS 100の質問
このバカ丸出しのさぁ笑
でもこれ、めっちゃ大変だった
(スタッフ)最後の方、ちょっとキレてません?笑
だってさぁよくわかんない、前にしたのと同じような質問とかもあるから!
そんな旅に関する引き出しねぇし!と思って
(スタッフ)そんなフォトブックが、なんと本日発売ということで
あっ、そうなん?
(スタッフ)発売日に合わせて公開するんで
はいはい
ぴえりんくのみんな〜〜ぴえりんくって久々に言ったね〜〜笑
1人15冊買ってね〜〜

(スタッフ)ぴえりさんは文章書かないんですか
んー
ちょっとね、文章とは昔いろいろあって……
今はちょっと……
(スタッフ)共演NG?笑
そうね、ちょっと気まずい関係っていうか笑
(スタッフ)でも、ちょっと疑問なんですけど
……なんかまたイヤなこと言いそうだな
(スタッフ)ぴえりさんって、本読んでますよね
あっ
それはマジで、たぶん事務所NG……笑
(スタッフ)なんで笑
いやほら、なんていうのかなぁ
あたしってほら、ちょこっと、勉強苦手じゃん?
(スタッフ)それはまぁその通りですね
チッ
で、一応なんていうか、そういうので番組とか呼んでもらうこともあるじゃんか
(スタッフ)物を知らない恥さらしとして
おっ、ちょっ、お前笑
なんださっきから
角で殴るぞこの、こちらの、ぴえり1stフォトブック『ぴえりまつり』の角で笑
(スタッフ)告知暴力笑
きゃははははっ、告知暴力笑
で、だからさ、あんまあたしが本読んでるとか言っちゃうとさ、イメージ変わっちゃうじゃん
(スタッフ)……そうですか?
うん
(スタッフ)昔から本読んでるんですか?
いや、1年前くらいからかな
(スタッフ)えっ急に? 何がきっかけで?
んー、あんまこの話もしたくないんだけど……
なんかバラエティ番組とかに出させてもらうと、別にクイズとかじゃなくても、芸人さんとかが「〇〇みたいやな!」とか言うじゃん?
な〜んにもわかんないのあたし笑
何言ってんだろうな〜でずっとヘラヘラしてて笑
だから、これからもこのお仕事させてもらうんだったら、やっぱちょっと勉強しとかないとさすがにマズいなって思って
(スタッフ)……それで本を読み始めたんですか?
そう
本読んだらあたしもちょっとは頭良くなるかなぁって思って
(スタッフ)おバカな人って、本読むと頭良くなるって思ってる感じありますよね
あっ、それみくちにも全くおんなじこと言われた笑
あんね、あの子めっちゃ本読むの
だからさ、あたしも本読みたいんだよね〜って言ったら、「人には得意不得意ってものがあるから……」とか説教されて笑
本読んで頭良くなりたいって言ったら、「いい? ぴえり、本を読んでも、頭良くはならないんだよ」って、泣きそうな顔で言われたの笑
腹立つ〜と思って、無理やりアイツといっしょに本屋行って、あたしでも読める本持ってこいって命令して
(スタッフ)バカハラ笑
バカハラキメてやったわけ笑

そしたら、これだったらぴえりも楽しく読めるんじゃないってみくちが持ってきてくれたのが、『変な家』だったの、雨穴さんの
(スタッフ)あー、『変な家』
難しい言葉はスマホで調べながらだったけど、めっちゃ面白かったな、イラストも多かったし
なんか最後の方は、そんなとこまでつながってくんだ!みたいな感じで
(スタッフ)それで、そっからいろいろ本を読んでいった感じですか
…………
(スタッフ)え?どうしました?
……気づいたら本読んでる話しちゃってるじゃん
(スタッフ)良いでしょ、実際おバカは変わってないですし
……どうやったら頭って良くなりますか?

(スタッフ)読んで印象に残ってる本あります?
印象に残ってるやつで言うと、『変な家』の次に読んだ、キリンのやつかな、品田遊さんの『キリンに雷が落ちてどうする』
本屋さんで『変な家』の隣に積まれてたんだよね、なぜか
(スタッフ)たぶんお二人ともオモコロの関係者だからじゃないですかね
あっ、へー! 雨穴さんもオモコロなんだ
すげーじゃんオモコロ笑
あたしもね、このとおりホントこの世のことなんも知らないんで、オモコロのことも知らなかったんだけど
この『キリンに雷が落ちてどうする』読んで、この人やべぇなって思って、そっからいろいろ調べて、動画とかも観てる
(スタッフ)オモコロチャンネルさん?
そう、あたしが観たやつはね……あの、パスタ屋の五右衛門のスープの豆腐がちいちぇえってやつ
なにその動画笑 そんなことある??笑
確かに言われたら豆腐ちっちぇけど、よくそんな話をあんな時間し続けられるなと思って
『キリンに雷が落ちてどうする』も、けっこうそういう日常のちっちぇ話がたくさん入ってるんだよね
五右衛門本笑
(スタッフ)……この本ですよね?
は?
ちょっ待ってなんでいま持ってるの?
なんでいまあるの?その本が
(スタッフ)いや、たまたま……笑
そんなわけねぇだろどんなたまたまだよ
(スタッフ)みっちゃんさん(マネージャー)に聞いたら、たぶんぴえりさんは印象に残ってる本でこの本の話すると思うって言われたので
…………
美穂(マネージャー本名)…………笑
てかいいのか?事務所的には、あたしが本読んでるとか動画で出して
(マネージャー)バカキャラだけだと、もたない
ふっ笑
(マネージャー)新しいじゃん、本読んでるバカ笑
……ほんとあの人がいちばん性格終わってんのよ

この本ね、ほんとすごくて
言葉が難しいから調べつつなんでめっちゃ読むの時間かかったけど
ほんと「気づく力」がすごいの、この人
あっ、これ好き
「知育菓子」っていうめっちゃ短い話なんだけど
品田さん、……品田さん?恐山さん?
まぁいいや、品田さんが『ルックバック』っていう、143ページの短編の漫画がおもしろくてすげーってなるんだけど
その日の夜、小さいハンバーガーとポテトを模した知育菓子を買った。作る工程で水の分量を大幅に間違えたうえ、ハサミで手を負傷した。全部嫌になって途中で捨てた。143ページの漫画を描く人がいる一方で、こういう奴もいる。
めっちゃかわいくない?笑
この短い間にどんだけかわいいんだよこの人!と思って
まずちっちゃいハンバーガーとポテトのお菓子のやつ買ってる時点でかわいすぎる
あるよねー、あたしも作ったもんちっちゃい子と
「全部嫌になって途中で捨てた。」わかるなぁ! ふって気づいちゃうんだよね、あたし何したかったんだっけみたいな笑
これさ、もともと短い漫画読んだって話から始まってて、で、この知育菓子の話も短いじゃん?
こんだけ短くても、なんか品田さんがどんな人なのかとか、気持ちとか、伝えられるんだなぁって思って、すげーリスペクトだわと思った
すごい好きこれ、短いからあたしにも優しい笑

これも好きなやつだ、「ファン」っていう話
私は「ファン」を喜ばせるのにあまり向いてないかもしれないとよく思う。相手に求められていることをやっているときの自分がわりと嫌いで、わざと求められてない方向へ裏切りたくなってしまう。そうなってしまう自分のこともわりと嫌いだ。
あたしもねー、これ思うときあんだ
バラエティ番組とか出させてもらって、最初のうちはわかんなかったけど、だんだん「いまこういうコメントをしてほしくてフッてんな」とかさ、わかるようになってきちゃって
そうすると、なんかちょっとでもあたしらしさ出したいって思っちゃって、求められてること100%はできなくなっちゃうんだよね
それが100%できる人もいるじゃん! あたしそれは、変な意味じゃなくてほんとにすごいと思う
でも、なんていうか、そういう人がいるなら、あたしみたいな性格悪いやつがいてもいいのかなってちょっと思っちゃうんだよね
そもそも私自身になにかの「ファン」をやる素養がないというのも大きな理由だ。大好きなクリエイターはいっぱいいるけれど、本人と対面してもわりと平気だし、握手しても「手だなあ」と思うだけなので、たぶん尊敬や崇拝にまつわる感受性が弱い。
歌ったり喋ったりものを書いたりする才能が存在するように、「人のファンになる」という才能も間違いなくあると思う。世の中的に注目されるのはクリエイターの才能ばかりだけど、消費者が消費者をやるためにも才能が必要で、特に「誰かを推す」という行為にはかなり素質がいる。私にはその素質がないから、推す才能がすごい人に直面すると畏れに近い感情を抱くのかもしれない。心から誰かを応援できる人はすごい。私には無理だ。
これ読んだとき、あっまさにここ!このソファーでひとりで読んでたんだけど、「すっげ」って言っちゃった笑
すごくない?これ、なんでそんなこと気づけるの?
「誰かを推す才能」なんて、あたし今まで1回も考えたことなかった
ありがたいことに、あたしのこと好き〜って言ってくれる人たちのこと、見直したもん笑 あたし、あたしのファンってものが、ずっと信じられなくて
こんな探せばどこにでもいるようなやつ、なんでファンになったの?って
理由かんたんだった、あたしじゃなくてファンの人たちがすごいんだ笑
推す才能がすごすぎて、たぶんあたしが一生気づかないあたしの良さみたいなのを、そういう人だけが感じ取れる何かがあるんだって思った
品田さんはそんなつもりないかもだけど、あたしはこれで元気づけられたな
自分に自信がなくてもいいんだ!って思えたの
あたしはあたしの良さがわからないし、自信もないけど、あたしのこと見てくれる人たちの中に「推す才能」がパない人がいて、そういう人がファンになってくれるんだって思ったらさ
……これほんと、最初読んだとき1日中ぽわわ〜ってしてた笑 これすごいよね、品田さんすごい

「他人」も好き
なんかこの本って、あたしが今までなんとなく感じてたことが文章になってる!って思うことが多かったんだよね
難しくて意味わかんない話もあるけど……、何回も読み直したらわかんのかなって思って、たまに読み返してんの
「他人」も、途中まではめっちゃわかる!と思って
自分以外の人間がみんな自我を持っていると思うのが怖い。街をゆく人それぞれ過ごしてきた年月があって、好きなものや嫌いなものがあって、今日の夕食何にしようかなとか考えているのかと思うと、情報量が多すぎて気が狂いそうになる。
これほんとそうだよね、めっちゃわかる
渋谷の駅前の交差点でさ、たっくさんの人とすれ違うじゃん
それぞれにさ、過ごした何十年っていう長さの思い出があるんだよ?こ〜〜〜わ!! 1人分の思い出聞くだけでもめちゃくちゃ時間かかるじゃん
(スタッフ)怖いですか?
えっ? こわくない? こわくない側の人?
だって、あたしも20年くらいの人生で、そりゃあいろんな経験してきたと思ってるけど、あたしの何倍も長い時間さ、いろんな色んな経験してきた人が、何百億人っているわけだよ!?
(スタッフ)何百億はいないと思うけど笑
あっ……ふっ スッ
(スタッフ)いやいやいや!告知暴力やめて笑
他人には他人の人生があり、私のあずかり知らないところで完璧に「人生」が行われている……という事実は、その内容の善し悪しに関わらず、私をなぜかひどく惨めな気持ちにさせる。
そう、これがよくわかんないんだよね
「惨め」ってさぁ、あたしなんて……みたいな気持ちじゃん? あたしそうはならないんだよね、なんで惨めになっちゃうんだろ
品田さんも「なぜか」って言ってるし、よくわかんないのかなぁ
こわいって気持ちはめっちゃわかるの、なんかすっげーでかいものに潰されるような気分がするのね
(スタッフ)よくわかんないですね
そう、あたしわかんないとすぐ人に聞くから、みっちゃんとかに聞いたけど「本人じゃないから」って雑に対応されて笑
もっと自分のタレント大事にしろよ笑
(スタッフ)たしかにこれはご本人に聞いてみるしかないかもですね
……え?
なに?
(スタッフ)ということで、お願いします!
は?
ガチャッ
ひやぅっ!???
え!?!?待って!??!
後編につづく

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