見出し画像

中華人民共和国駐日本大使館の主張。台湾、朝鮮半島、南樺太は日本領

2025年12月2日、中華人民共和国駐日本大使館のXの投稿でサンフランシスコ講和条約は不法かつ無効という内容がありました。

台湾は日本の領土という論理が成り立ちます。
思わず笑ってしまいました。

中国大使館は、日本に対して拳を振り上げるものの、日本のネット民に笑い者になっています。面子を守るため投稿を削除はできない、しかし、投稿を削除しないと笑い者になる。苦しい立場です。同情は一切できませんが。

サンフランシスコ平和条約

1951年、日本の連合国(GHQ)による日本の支配を終わらせ、日本の主権国家として独立を認めたと同時に朝鮮半島や台湾などを放棄を明記した条約です。

条文は日経新聞社のネットに掲載されています。

二条を抜粋します

  • 第二条

  • (a) 日本国は、朝鮮の独立を承認して、済州島、巨文島及び欝陵島を含む朝鮮に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。

  • (b) 日本国は、台湾及び澎湖諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。

  • (c) 日本国は、千島列島並びに日本国が千九百五年九月五日のポーツマス条約の結果として主権を獲得した樺太の一部及びこれに近接する諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。

中国大使館がサンフランシスコ平和条約を無効と主張する事は、台湾、朝鮮半島は日本に帰属しているという事になります。
さらに千島列島、南樺太も日本領土という事になります。

世界地図で南樺太・千島列島が白色の理由


 日本で販売されています色別の世界地図ですが、南樺太・千島列島は白色になっています。
 子供の頃、なぜ南樺太・千島列島が白色なのか不思議に思っていました。
 株式会社 世界地図が制作している世界地図を見ますと南樺太・千島列島が白色になっています。

 理由はソ連がサンフランシスコ平和条約の署名を拒否したためです。
 その上、日本とソ連との間での領土引き渡しの条約がないため、日本の立場では南樺太・千島列島は放棄したけど、ソ連には引き渡していないから、国際法上、どの国にも帰属していないという論理です。

台湾について

サンフランシスコ条約の調印に台湾(中華民国)は含まれていません。
しかし1952年の日華平和条約(日本国と中華民国との間の平和条約)が結ばれています

第十条

 この条約の適用上、中華民国の国民には、台湾及び澎湖諸島のすべての住民及び以前にそこの住民であつた者並びにそれらの子孫で、台湾及び澎湖諸島において中華民国が現に施行し、又は今後施行する法令によつて中国の国籍を有するものを含むものとみなす。また、中華民国の法人には、台湾及び澎湖諸島において中華民国が現に施行し、又は今後施行する法令に基いて登録されるすべての法人を含むものとみなす。

第十一条

 この条約及びこれを補足する文書に別段の定がある場合を除く外、日本国と中華民国との間に戦争状態の存在の結果として生じた問題は、サン・フランシスコ条約の相当規定に従つて解決するものとする。

1952年の日華平和条約

日華平和条約によって、日本は中華民国に台湾を引き渡した事になります。

カイロ宣言、ポツダム宣言時には中華人民共和国は存在していなかった

中華人民共和国の建国は1949年10月1日です。
そのため中国では10月1日は国慶節で大型連休になります。

カイロ宣言、ポツダム宣言が出された時、まだ中華人民共和国が誕生していませんでした。
そのため当事者ではありません。

中国人民抗日戦争記念会館

2015年10月、北京にあります中国人民抗日戦争記念会館へ行きました。
パスポート提示すれば日本人でも普通に入れます。

中国人民抗日戦争記念会館の入口 2015年10月撮影

館内では以下の展示がありました(2015年10月当時)

  • 共産党が抗日戦線を呼び掛けた

  • あたかも共産党が日本と戦った事

  • カイロ宣言

実際、抗日戦線で戦ったのは国民党です。
共産党は兵力温存のため、上手に逃げていました。
カイロ宣言時、参加したのは国民党で蒋介石。

中国共産党が中国統治の正統性を示すため、何でもありの展示でした。

悪趣味な展示

南京大虐殺で30万人が殺されたという展示です。
短い期間で30万人を殺す方法は原爆しかありません。
物理的に無理な事まで平気で主張しています。

しかも頭蓋骨の展示がありました。
本物でしたら悪趣味としか言いようがありません。

結論

中国共産党自身、国民党に正統性がある事を自覚しているためか、必死になって中華帝国の継承者としての正統性を示そうとしています。

もし、中国共産党に継承者としての正統性があれば、台湾で民進党が政権をとれば「国民党が消えた。俺たちがやっぱり正統な中華帝国の継承者だった。万歳!!」のはずです。
実際には、そうでないため、正統性の無さと、抗日戦線で日本と戦わなかった事の後ろめたさすら感じます。

伝聞なので裏取りできませんでしたが

欧州でもドイツ人がイギリスやフランスへ行くよりも、オランダへ行くのが嫌だという話があります。オランダ人がナチスドイツと戦わなった事に対して後ろめたさがあるためのようです。

北京の夜(気分転換)

反日といいながら日本のアニメ・オタク文化は広がりを見せていました。
北京のメイド喫茶「屋根裏」へ行ってみました。

2015年10月撮影 北京のメイド喫茶「屋根裏」

オーナーの方は日本に留学していたため、流暢な日本語を話されていました。

2015年10月撮影 北京のメイド喫茶「屋根裏」

地理的に中華人民共和国の火遊びに付き合わざる得ない日本。
防衛を強化する一方で、日本文化というソフトパワーを活用していくのが平和な方法と考えたりします。


いいなと思ったら応援しよう!