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My Favorite Live Album〜泉谷しげる『REAL TIME』

 noteを始めたばかりの頃は水道橋博士のツイキャスに夢中だったこともありまして、泉谷しげるさんやRCサクセションについての記事を多く書いてました。
内容をチェックするという目的で久々にこのCDを聴いてみたら、やっぱり素晴らしかったので、今日記事を書くことにしました。
じゃ、行ってみよー。

・泉谷しげる『REAL TIME』(H32P 20327/8 /ポリドール)


 このアルバムは泉谷さんがポリドール・レコードに移籍して発売したライヴ・アルバムです。
エレック〜フォーライフ〜ワーナーパイオニアの後の移籍先がポリドールでして、移籍初のアルバム『NEWS』は白井良明さん、岡田徹さんが参加したものの、バッキングはまだBANANA(バンド名)だったのです。
泉谷さんと吉田建さんの音楽的指向がパンク・ニュー・ウェイヴに走ったこともあって、キーボードの中西康晴さん、ドラムスの正木五郎さんにサックスの小林勇司さんは離れて行ったのです。

 その代わりとして参加するようになったのが、サックスの矢口博康さん、キーボードの福原まりさんにドラムスの鈴木さえ子さんなのでした。
矢口さんと福原さんはリアル・フィッシュのメンバーで、さえ子さんはほぼソロ・デビューした時期なんですよね。
さえ子さんの参加を望んだ理由はテレビ出演((忌野清志郎さんと坂本龍一さんの「いけないルージュマジック」か?)していたのを見て、「この美少年がいいんじゃない」と泉谷さんと建さんが話し合った結果だと伝えられています。

 ポリドール移籍2作目『39度8分』には吉田建さん、柴山和彦さん、柴山好正さんたちエグゾティックス周辺とムーンライダーズ周辺にリアル・フィッシュ関連の方々が参加したアルバムでして、このアルバムはアルバム発売記念ライヴを音盤化したものなんですねー。
なので、アルバムからの楽曲と代表曲をミックスした構成になったのです。

 久々にCDを聴いた感想としてはヴォーカルが大きめなのはいいと思うけど、個人的には演奏をもう少し大きめにミックスした方が迫力が出たのでは?と思いました。
2015年にSHMCDで、しかもリマスタリングされてリリースされていますから、チェックしたいのですが、現在入手困難の模様です。発売から10年経ったから仕方ないのかもしれませんけど。残念。
BANANAは腕利きのメンバー揃いでしたし、ワーナー時代のアルバム『80のバラッド』と『都会のランナー』のコンセプトに沿った演奏だったのが、ポリドール移籍後のアルバムに沿った演奏や質感になっているように思いました。
特に福原さんのキーボード・プレイはもっと評価されるべきでしょう。

 このアルバム、初CD化の際は1枚の形でリリースされたので、ポリドール移籍後の楽曲やアコースティック・コーナーが丸ごとカットされたのが2枚組になって完全版としてリリースされ、ブックレットもオリジナルの形になりました。
その後、1994年盤はまた1枚になり、2015年盤は楽曲は完全収録になりました(もしからしたらMCがカットされたかもしれないですが、入手してないので不明です、すみません)。

 ポリドール時代のアルバムは泉谷さん自身の評価が低かったり、売上的にも苦戦した時期ですから、あまり人気がないのですが、個人的にはかなり好きな作品を発表していた時期なのです。
 
 ポリドール時代最後のアルバム『エレベータ』とライヴ・ヴィデオ『EVIL LIVE』はホント最高なんですよね。
特に後者はキーボードに小滝満さん、ドラムスに友田真吾さんが加わって、ド迫力の演奏を繰り広げています。

 この『REAL TIME』のゲストは仲井戸麗市さん、『EVIL TIME』のゲストには忌野清志郎さんというのも素晴らしい。

 もうフィジカルでの再発は難しいかもしれませんが、しつこく取り上げることで、また注目されたら嬉しいです。

 ではまたー。

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