街歩きポートレート×おさんぽBINGO@雑司ヶ谷
街歩きポートレートと相性が良さそうだな、と前から思っていたものがあるんです。

それがこちら、おさんぽBINGO。
番号のかわりに、外を歩いて見つけたものを折っていくビンゴです。
モデルさんにこれをガチプレイしていただきながら写真を撮っていけば、1粒で2度美味しい状態の楽しいポートレートになるんじゃないかという算段です。
ということで、撮影をしながらビンゴを達成できるのか、実際にやっていきましょう。

今回、被験体もとい被写体となるのは蒼月ゆきさんです。
静岡県出身のモデルさんです。
面白い人です。
加えてあまりに人が良すぎるので、そんなわけあるか今後どうにか腹黒い面を引き出してやりたいとさえ思っています。
舞台は3月の雑司ヶ谷。池袋のすぐ右下あたりの、池袋よりだいぶ落ち着いた街です。
持ち時間は2時間。よーいスタート。
前半戦:鬼子母神と商店街

歩き始めて早々、道端に「じてんしゃ」「はっぱ」を見つけて空けました。
ポートレートの方がまだまともに始まっていません。

雑司ヶ谷といえば鬼子母神。
江戸時代から多くの参詣を受ける、安産子育の神様です。

境内には、同じく江戸時代から続く駄菓子屋さんがあることでも有名です。

ということで開始早々ですが、ビンゴは一時休戦。


駄菓子なのに残金ではなく見栄えを考慮して選ぶという初めての概念。

お菓子は歩いている最中に公園でも見つけたら開封しましょう。


境内ににゃんこがおりまして、ちょっとした名物のようになって来る人々に写真を撮られまくっていました。

境内に隣接して公園があったので早速お菓子タイムです。



ココアシガレットの開封からくわえるまでの姿がサマになりすぎて思わず「喫煙者じゃなかったですよね?」と訊いてしまいました。違いました。



それではぼちぼち街に繰り出して、撮影とビンゴを進めていきましょう。





序盤にして早々にリーチが掛かりました。
のこり「ランドセル」を見つければビンゴ達成ですが、時間帯的に厳しいかもしれません。
しかし他にもわりと無理筋なマスがあるので、ランドセルは多少頑張って狙っていきたいところ。






想定した以上のペースで空けていった結果、「ランドセル」の発見によって前半のうちにビンゴを達成してしまいました。
こんなことなら公園で見た「すずめ」は甘口判定せず本物のみ可とすべきでしたね……
表参道を南下してきましたが、目白通りに出たところで明治通り側へ向かってみましょう。
高低差があるエリアなので撮りがいがあるはずです。
そもそもここ雑司ヶ谷を選んだのも、高低差ゆえにたくさんの坂がある街(かつ人通りもまばら)だからです。








後半戦:坂の街
ここからは、目白通りよりも南側に連なる坂たちを片っ端から巡っていきましょう。



商店街までと比べれば発見の頻度は減りますが、それでも着々とマスを空けていきます。






(過去に猫でも同様のポーズの実績あり)




地図上では、神田川と明治通りの間を練り歩いています。
一帯に並ぶ坂たちを、端から攻めて登ったり降りたりを繰り返しています。




大学時代、近くの友人宅に泊まった日の真夜中にこの坂をキックボードで滑り降りたという話をしたら、変な人を見る目を向けられました。心外です。

「ランナー」がいればダブルビンゴなんですけどの顔


いつのまにか「しょうがっこう」の横を歩いていたことが判明

スーツ姿の男性を見かけ、「サラリーマンいた!」と喜びましたが、よく見るとタクシーの運転手さんでした。
一般の想定とちょっと違うけどまあ一種のサラリーマンだよねということでOKとしました。
そもそも、目の前にいるカメラマンも一応サラリーマンなんでね。

ビンゴとしては1列のみだったものの、マス目ではわずかに6つ残しという予想に反した好成績でした。
雑司ヶ谷というロケーションもモデルさんのポテンシャルも、それだけで十分に撮影を成り立たせてくれる環境ではありましたし、当初はその予定でした。
が、思いつきで「ここでやってみよう!」とプラスしたおさんぽBINGOの親和性が非常に高く、街歩きポートレートの遊び要素として馴染んでくれました。
(モデルさんと集合後にビンゴを見せたら「お、いいですね!」と飲み込みが早すぎたこともある)
おさんぽBINGOには色々な種類があり、今回使用したものは「まち」編です。
他にもレギュラー商品としては「うみ」「でんえん」「だいとかい」などもあります。
場所にもよりますが、そこそこの都市部であれば「まち」が探しやすさ的にいちばんビンゴを狙いやすそうです。

Model: 蒼月 ゆき
Photographer: スギサキ コウ
普段は撮った写真をSNSに掲載するだけ(?)ですが、今回はあまりにもビンゴで遊んだ文脈ありきなものが多かったので、こうして文章を添えてみました。
もし反響をいただければ今後の撮影でも試みるかもしれません。
