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SNSと店頭の接点を「直接届けられる関係」に変える──京都の菓子店が公式LINEを30日で配信可能1,000人、クーポン使用447件まで育てた全記録

制作会社に丸投げせず、AIと現場運用で作った
「SNS・店頭 → LINE → 購入・再来店」の設計図

株式会社SUGiTORA 代表取締役 杉田 晋一

データ基準日:2026年7月30日

2026年6月16日15時16分。

SUGiTORAの公式LINEに、最初の「ターゲットリーチ100人」の通知が届きました。

そこから約10時間後の6月17日1時34分に300人。

6月18日10時53分に500人。

そして7月16日15時05分、1,000人に到達しました。

100人から1,000人まで、29日23時間49分。ほぼ30日です。

さらに7月30日時点では、

  •  友だち追加累計:1,156人

  •  実際に配信できるターゲットリーチ:1,130人

  •  ブロック:26人

  •  ブロック率:2.25%

  •  5%OFFクーポン使用ユーザー:447人

  •  クッキープレゼントチケット使用ユーザー:43人

まで進みました。

ここで、最初に大切なことを正直に書きます。

これは「SNSも顧客もゼロの店が、30日で1,000人を集めた話」ではありません。SUGiTORAには開始時点で、Instagram約3万人、X約2万人のフォロワー基盤があり、登録が1,000人に届くまでは店頭でも公式LINEをご案内していました。

だから、このnoteで伝えたいのは「ゼロからフォロワーを増やす方法」ではありません。

すでにSNSで関心を持ってくださっている人と、実際に店へ足を運んでくださった人を、どうやって店から直接情報を届けられる関係へ移し、購入と再来店につながる仕組みに変えたのか。その設計と実数を、失敗も含めて公開します。

このnoteのテーマは「誰でもよいから友だち数を増やすこと」ではなく、
「すでにある関心と来店接点を、店から直接届けられる関係へ変えること」です。

図1 2026年7月30日時点の主要KPI

証拠画像 100・300・500人到達通知


証拠画像 2026年7月16日15:05の1,000人到達通知

配信頻度だけは、開始前に「毎週○曜日」「月○回」と固定しませんでした。僕自身の感覚で大切にしたのは、僕の言葉で言えば「ギリギリうざくならないこと」です。

この記事で手に入るもの

有料部分では、SUGiTORAが実際に行った施策を、他店でも使える形へ分解しています。

  1. 公式LINEを始める前に決める7項目

  2. 「サポーター制度」を前面に出すのをやめた理由

  3. 100円引き案から5%OFFへ変更した判断

  4. あいさつメッセージから447件の使用につながった導線

  5. 100・300・500・1,000人までの完全時系列

  6. 5%OFFとクッキープレゼント券のファネル比較

  7. クーポン一覧からは動かなかったという失敗

  8. 店頭スタッフが迷わない運用ルール

  9. AIに任せた仕事、人間が決めた仕事

  10. 小規模店がそのまま使える30日実装プラン

  11. プロフィール、あいさつ、告知、クーポン、スタッフ共有のテンプレート

  12. 売上・利益まで測るためのPOSデータ設計

  13. 読者特典「LINE30日KPI管理テンプレート」

  14. 実際に使用した原文、配信履歴、原文スクリーンショット

このnoteが向いている人

  •  InstagramやXにはフォロワーがいるが、来店につながっているか分からない店

  •  LINE公式アカウントを作ったものの、何を配信すればよいか分からない人

  •  値引きだけに頼らず、限定情報や先行案内で再来店を作りたい小規模店

  •  制作会社へ丸投げせず、AIを使いながら自分で仕組みを作りたい経営者

  •  クーポンを「配った枚数」ではなく、獲得率・使用率まで分析したい人

反対に、次のような人には向きません。

  •  フォロワーも来店客もゼロの状態から、短期間で1,000人を集める裏技を探している人

  •  自動で売上が増える魔法のテンプレートを求めている人

  •  店頭スタッフへの共有や利用条件の設計をせず、配信だけで成果を出したい人

なぜInstagramだけでは足りなかったのか

InstagramやXは、店を知ってもらうためには非常に強い媒体です。SUGiTORAも、その恩恵を大きく受けています。

一方で、フォロワー全員に毎回投稿が届くわけではありません。新商品の発売、売り切れ、予約開始、限定企画など、「今、知ってほしい情報」が確実に届くとは限らない。

さらに、フォロワー数が増えても、

  •  どの人が実際に来店したか

  •  どの企画で動いたか

  •  何回目の来店か

  •  配信後に何人がクーポンを使ったか

までは分かりにくい。

そこで僕は、Instagramをやめるのではなく、SNS・LINE・店頭の役割を分けることにしました。

Instagram・X|発見、世界観、拡散、新規接触
公式LINE|先行案内、限定特典、来店、再来店、反応計測
店頭|登録、クーポン使用、スタンプ付与、関係の継続

実際の入口は一つではありませんでした。

  •  SNSで興味を持つ → LINEへ登録する → 来店・予約・ECへ進む

  •  店頭で商品を購入する → LINEへ登録する → 次の来店や先行案内につなげる

この二つを一本の関係として設計することが、今回の出発点でした。したがって、本noteの1,000人を「Instagramだけで集めた1,000人」とは表現しません。

最初の案は「サポーター制度」だった

開始前、僕が最初に打ち出そうとしたのは「SUGiTORAサポーター制度」です。

クーポン、来店スタンプ、先行案内、将来のアンバサダー制度。店とお客様が一緒にブランドを育てていく構想としては、間違っていません。

ただ、初めて見るお客様の立場に立つと、一つ問題がありました。

「サポーターになる」と言われても、何をすればよいのか、何が得られるのかが、一瞬では分からないのです。

制度名は店側の言葉です。お客様が最初に知りたいのは、「登録すると何が起きるのか」でした。

そこで、打ち出す順番を変えました。

制度を説明する → 登録してもらう

ではなく、

特典が分かる → 登録する → 結果として応援者になる

という順番です。

告知の主役を「サポーター募集中」から「公式LINEを始めました」「登録で限定クーポン配布中」へ変え、サポーターという言葉は小さく扱いました。

この変更は、今回の30日間で最も重要な判断の一つです。


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