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ソーシャルアパートメント退去!濁流のその先で、私は何を得たのか。

2026年1月31日、2年という人生で最も長く住んだソーシャルアパートメント(SA)を退去した。

あまりにも呆気なく退去してしまったので、私がSAに入って約3ヶ月後に書いたシークレットライター*を基にSA生活を振り返ってみようと思う。

シークレットライターが貼り出されていた様子(アルバムから拝借させて頂きました🙇)

※シークレットライター:enshinoさんよって実施されていた、ネイバーズ東十条のイベントの1つ。毎回異なるテーマが出され、住民がそのテーマに沿った文章を寄稿。貼り出された文章を「一体誰が書いたんだろう?」「こんなこと思っている人いるのか…」という思いで読み、感想を送ると初めて作者が分かる、という仕組み。

私が約2年前、「あそぶこと・くらすこと」というテーマで書いた文章がこちら。


濁流のその先。

ホームズのCMいわく、人が人生で引っ越しをする回数は平均4回らしい。「人を変えるのは環境。引っ越しこそが一番手っ取り早い環境の変化」と信じてやまなかった経験厨の私は、この10年間で平均の3倍である12回の引っ越しを行った。

この12回の引っ越しを通して、一人暮らし、ホームステイ、ルームシェア、シェアハウス、同棲と今ある居住形態を全て経験したと言っても過言ではない。

その中でも一番のお気に入りは、やっぱりこのネイバーズ東十条。部屋に水回りがついている上、人との距離感が丁度よく、最も楽しくて暮らしやすいと思っている。

しかし、最近はちょっと心情が変わってきた。私は良くも悪くも流されてしまっていると思う。自分のスケジュール通りに事を進められていない。

誰かに強制されているわけではないので、自分自身の問題でしかないのだが、まるで川の濁流にいるかのように、激しい波にのみ込まれ、どんどん自分の目的地から遠ざかっている気がする。

そんな中、さっきまでみんなと混ざって楽しんでいたかと思いきや、ふと目を向けるとワーキングスペースで仕事をしている人や、「もう寝るね」とあっさり去って行く人を見ると、ヒーローのように眩しい。

あぁ、私は何のために毎晩アルコールを摂取して感覚を鈍らせているのだろうか。失恋の痛み?出産までのタイムリミット?なりたい自分像との乖離?

それになんだろう、わかりやすい共通の話題がそれしかないからなのか、最近は人の話ばっかりしている気がする。

「◯◯ちゃんが今度こういうイベントやるらしいよ」
「◯◯くんがこの前どこどこ行ったらしいよ」

本当は自分のことを話したいし、相手のことももっと知りたいのに。

ダメじゃん、ダメじゃん。孤独こそが人の成長を促すんだぞ、小さな欲に打ち勝ってこそ、大きな欲を叶えられるんだぞ。そんなことを思い、SAに対してネガティブな気持ちを抱き始めていた。

そんな時、「おかえり〜」と、たまたま1階で出くわした方が挨拶をしてくれ、急に心がホッとした。誰かに「おかえり」と言ってもらえるってなんて素敵なことなんだろう。

そのままワーキングスペースに足を運ぶと、人との会話の中から本業をしながら通信制の大学に通っている人、趣味でダンスを習っている人、自分が知らない難しいボキャブラリーを駆使して会話をしている人など、様々な人がいることを改めて実感した。

ただ自分が知ろうとしていないだけで、みんな何かしら素晴らしい趣味や、野望を持って生きているのだ。

一人暮らしだったら自分の時間はたくさんあったとしても、固定された人と交流するだけで、自分の新しい一面や、知らない世界を知ることは少なかったかもしれない。

濁流の中にいるからこそ、過去の自分なら参加することのなかったランニングや、音楽祭、そして一人では続けるのが難しい朝活をも行うことができたのだと思う。

みんなと一緒だから行ける場所もある。
どちらに舵を切るかは自分次第。

きっと、このSAを”卒業”する頃には、一人の時よりもさらに遠い目的地に辿り着いている。


この文章を書いた背景は、「みんな自分が本当にやりたいことを誤魔化して、遊びすぎじゃね??」「そういう私も流されちゃってね??」という負の感情でいたところ、それは自分が住民のみんなのことを知ろうとしていなかっただけで、実はみんな知らないところで色々頑張っていることを知った、という。

そこからSA生活が半年も過ぎると、「みんなすごいな。私ってなんて平凡なんだろ」という、自己嫌悪に陥るまでがセットなんだけど。(主に学歴ィ)

ここで企画者のenshinoさんが最後に謝辞として、寄稿した一人ひとりに書いてくれた感想を見てみる。

・・・・SA卒業して、私は一人の時よりも遠い目的地に辿り着けたのか?

enshinoさんは、恐らく私が「SAでパートナーを見つけた」という点においてその通りになったと言ってくれているんだろうな。最後に「お幸せに」って書いてくれてるし。

ステータスが彼氏なし→彼氏ありになったという意味では、確かに一歩前進ではある。(社会人になってから最長3ヶ月しか人と付き合えたことなかったから、これは本当にSAパワー。ありがてえ…)

が、それ以外の面に関してはどうなんだろうと思っている。

もちろん、SAに住んだおかげで楽しく過ごせた〜!というのも超大事だけど、大切なのはそういうインプットじゃなくてアウトプットだろ??って。(吐血)

自分の記憶とChatGPT先生に会話履歴を出してもらいながら、私がSAに住んでいた2年間、何をしていたのか挙げてみる。

01. フリーランスとして、中国人向けマーケティングの仕事を確立

SAに引っ越した当初は脱サラ1ヶ月目。「中国企業で働いた経験を活かして、どう生きていくか?」を模索した2年だった。

結果として、下記3つを軸に脱サラ時に目標としていた年商は達成。

・日本企業のREDアカウント3社運用
・KOL、KOC企画の立案
・越境店舗の管理

02. 剪映*を使って動画を150本以上作成

※剪映:CapCutの元である中国語版の動画編集ソフト

自ら撮影して最後まで編集に携わるものもあれば、ある程度出来上がった動画の最後の調整だけするものもあったけど、2年間で150本以上は作成したよ…!アカウントを公に出来ないのが残念。

03. HSKK*高級に合格

※中国語のリスニングとスピーキングテスト
とはいえ、ギリギリ合格だったので来月また受け直す予定。(涙)

04. SAイベントのクリエイティブを作成

謎の高熱に襲われながら必死に作った記憶。

夏のイベントで作成したもの

05. 服作りプロジェクトに参加

2024年で一番楽しくも、一番つらかったSAの思い出かな〜。

チラシ、PPT、Instaのコンテンツも作成した

06. Podcastに出演

07. SA住民とPodcast開始

08. X開始

主に中国語について投稿。といっても、最近はあんまり更新してないな。

09. 前職からデザインの仕事を受注

スポットではあるものの、「また一緒に仕事したい」そう思ってもらえるのが一番嬉しいっすね…。


こんな感じで、「会社に属せずとも生きられるようになりたーい!」という目標を、悩みつつも住民のみんなに助けられながら実現できた2年だった。

一緒の期間を過ごしてくれた住民のみんな、本当にありがとう。

SA退去して、最初の2週間は寂しすぎて死にそうだったけど、今は不思議と自分の時間が増えたことに心地よさを感じているよ。(愛猫のれんげちんとまた暮らせていることもあり)

SAにいる時はよくも悪くも、その場の楽しさに流されてしまったのに対し、今は毎朝5時に起きて充実した1日を過ごし、「1ヶ月後に死ぬとして、後悔することって何かな?」と、”自分の本当にやりたいこと”について、考える時間があるからかなぁ。

次は「中華圏だけででなく、英語圏でも仕事できる人になりたーい!」
「一人じゃなくて誰かと同じ経営陣という立場で仕事したーい!」

って相変わらず堅苦しく書いてしまったけど、せっかく広いベランダの家に引っ越してきたので、ベランダ菜園を始め、愛猫、パートナーと楽しく過ごせたらいいなと思っている。

引き続き、頑張ります。またご飯行こうね!

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